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フランス 『トゥテタヌー』(NPA機関紙)創刊号より  かけはし2009.4.20号

3・19闘争を受けてゼネストへ
アンティール諸島の闘いに続け

サンドラ・デマルク/ミリアム・デュボーズ



解題
新党(NPA)が週刊新聞『トゥテタヌー』(すべてをわれらに)を創刊

 反資本主義新党(NPA)の週刊新聞が創刊された。A3判で毎号十二頁で発行される(価格は1・2ユーロ)。
 創刊号の内容を紹介してみよう。第一面は、その時点での情勢の中心的問題を提起する巻頭言と写真、各号の主要記事のリード部分の紹介である。創刊号では、当然にも三月十九日の三百万人を超えるデモの写真とともに、この闘いの意義と次への展望が巻頭言として掲載されている。二面は、論説とフランスの「海外県」レユニオン島の闘いの記事である。論説は、この新しい新聞が目指すものを明らかにしている。レユニオン島の記事は、この島の労働組合指導者で、NPAの党員でもあるエリック・ソレへのインタビューである。創刊号には、さらに五面にアンティール諸島のグァドループとマルチニックのゼネストの報告が掲載されており、この新聞が今なおフランスの植民地支配下におかれている人々に対する連帯に大きなウェイトをおいていることを示している。三面は、三月十九日の闘争を取り上げていて、当日の闘いのより詳しい分析と闘争を発展させるために何が課題になっているのかが論じられている。四面と五面では、人員整理禁止要求、教育部門で続いている闘いの報告、アンティール諸島の闘いが紹介されている。
 六、七面の見開きは、NATO問題特集となっている。周知のように、サルコジ政権のもとでフランスはNATO創設六十周年を機に、一九六六年のド・ゴール政権下でのNATO脱退以来、再びNATOに復帰した。この特集は、NATOが帝国主義の軍事機構であり、現局面ではとりわけアフガニスタンへの軍事介入の支柱となっていることを明らかにし、NATOに反対する四月二日のストラスブールでのデモを呼びかけている。反帝国主義のNPAの政治的基調のひとつである。それに続いて八面は、ロンドンでのG20サミットに反対する論文が掲載されており、九、十面は文化欄であり、書評、映画、音楽などの紹介、論評が掲載されている。十一面は、党の活動に関する面であり、創刊号では、新党の指導機関である全国政治委員会(CPN)の第一回会議の報告が掲載されている。そして、最後の十二面は、新聞への支援や定期購読の呼びかけ、緊急の闘いの報告となっている。
 以上の創刊号の中から、三月十九日のデモとストライキを論じた巻頭言、新聞の目的を論じた論説、CPN第一回会議の三記事を紹介しよう。(本紙編集部)

 三月十九日のストライキとデモの行動日は、一月二十九日よりもさらに大きな成功をおさめた。今や、政府を屈服させるためには、アンティール諸島(カリブ海)の闘いのように、「みんながともに」闘う準備をしなければならない。

ゼネストに連帯し
300万人がデモ

 三月十九日は、より多くの民間部門の労働者が参加したが、同時に、青年、教員・研究者、病院労働者も多く参加して、デモ隊列と参加者の数は一月二十九日をさらに上回る規模になった。このストライキ行動日の成功は、最富裕層に利益を与え、労働者の一番の関心事に何ら応えようとしない政府とサルコジの政策に対する労働界の不満を示すものである。新しいストライキ行動日の成功は、サルコジを沈黙させた。行動日の晩に、三百万人のデモ参加者があったことは分かっていると説明しなければならなかったのは、フランソワ・フィヨンであった。それでも、彼は、今日の恐慌に責任のある者たちのためには数百億ユーロを提供する一方で、労働者に対しては雇用や賃金が必要になっているのに国庫が空っぽであると言い張り、そのような政策の方向を堅持すると宣言したのだ。
 このような大衆的規模の結集の成功とそれに反応した政府の挑発に比べると、五月一日のメーデーの要求のための労働組合指導者の三月三十日の新たな会合という主要組合指導部の側の対応はお粗末だ。コンチネンタル、フルメン、グッドイヤー、ソニー、その他の企業の労働者の要求を満たし、教育、医療、郵便、公共サービスの部門の闘いを勝利させるためには、社会運動団体、労働組合、政治勢力の左翼がともに結集して、労働者と青年の統一した全体的大衆動員に向かう方向を提示しなければならない。

労働者と青年の
統一した動員を

 二十四時間のストとデモだけでは、政府と経営者を屈服させるには十分ではない。人員整理を禁止し、賃金を引き上げ、物価を引き下げるための長期のゼネストによって、われわれの要求を達成することができるだろう。
 アンティール諸島のグァドループとマルチニックの労働者と民衆は、それぞれ四十四日、三十八日間のゼネストの後、自分たちの要求の基本的部分を勝ち取ることによって、政府とフランス経団連を屈服させることができるばかりでなく、二百ユーロの賃上げのような重要な要求を満足させることもできるということを示した。アンティール諸島での勝利は、われわれが進むべき道を示している。労働界全体を統一する要求を定めるために大衆動員委員会を統一的な形で結成し、次の大衆動員の段階を準備しよう。今やそのときである。(『トゥテタヌー』創刊号、09年3月26日)

NPA
第一回全国政治評議会を開催
アンティール諸島のゼネストと欧州議会選挙について決議
アガト・ボンフィス/ミリアム・デュボーズ

 二月の創立大会で選出されたNPAの指導機関である全国政治評議会(CPN)がラ・プレーヌ・サン・ドニで三月七日と八日に開かれた。
 全国政治評議会が、アンティール諸島のゼネスト、研究者・教員など、さまざまな部門での大衆動員、三月十九日の行動日に向けた職種横断的、組合横断的な運動の準備に見られるような特別な政治的・社会的情勢の中で自分の位置を定めることが不可欠であったが、同時に、評議会には、新聞の体制、財政的手段、執行委員会(CE)、作業委員会を整備する必要があった。
 山のような活動と時間的制約のために、CPNの機能ならびに執行委員会やさまざまな委員会とCPNの結びつきについての討論が妨げられてきた。多くのCPNメンバーは、情報が前もってうまく流れていないと嘆いている。これは改善しなければならない問題である。大会が決定したように、われわれの報道とコミュニケーションの体制は、日常活動を活性化させる手段としてのインターネットのサイトおよび広範な人びと向けの週刊新聞ならびに活動家やより近い支持者のための雑誌から成り立っている。各評議会メンバーがコメントを加え、名前を選択することができるようにするために、週刊新聞のテスト版としてのゼロ号がCPN会議で配布された。「トゥテタヌー」(すべてをわれらに)が週刊新聞のタイトルとなった。
 NPAの財政については、集まった同志たちは、創立大会時になされた提案を修正し、最終的な財政案を採択した。CPNの会期中に設けられた委員会の作業のおかげで、執行委員会が選出された。執行委員会は、CPNの大会の路線と決定を実行する任務を引き受ける。それは、CPNや地区委員会や新党の委員会と連携して活動する。執行委員会は、各週ごとにあるいは時期によっては十五日ごとに会議を開き、当面の社会と政治の情勢に対応し、地区委員会が必要とする媒体を作成し、統一集会に参加する。
 来るべき戦略を定めるために、二つの決議が起草され、採択された。危機がよりいっそう進む一方、闘争の全般的拡大が生まれつつあるアンティール諸島の民衆のすばらしい大衆動員が発展している。政治・社会決議はこのような特徴を示す現在の情勢についてのものである。欧州議会選挙に関する決議は、創立大会時に採択されたわれわれの立場を再確認し、共産党、左翼党(PG)、フェデラシオン、レ・アルテルナティフとの統一集会についての総括を行った。決議は、社会的、民主的、エコロジー的ヨーロッパ、女性の権利と反軍国主義と反帝国主義のヨーロッパという基軸でわれわれの選挙戦の内容と概要を提起している。
 欧州議会選挙のキャンペーンは、それぞれの大選挙区の同志たちによって開始されている。暫定執行部によってなされた提案を出発点にした候補者名簿リストの中の筆頭者の指名、名簿構成基準の選択、キャンペーンの組織化(活動チーム、会合、集会)が始まっている。各メンバーが、「エコロジー」、「インターナショナル」、「青年」、「職場への介入」、「夏季大学」、「庶民地区」という形で集まるテーマ別作業部会に自ら参画することもできる。
 この第一回CPNは、われわれの全国組織の基礎を築く役割を果たした。今後積み重ねられていくCPNの会合によって、われわれが必要としている抵抗と闘争と組織化のこの政治的手段をともに引き続き建設していくことを目指して、すべてのメンバーがNPAの組織を引き受け、任務全体を担当することが可能になるだろう。


差別と抑圧に反対し、数多くの闘いに連帯する週刊新聞
フランソワ・クスタル


 反資本主義新党(NPA)結成大会から二カ月も経たないうちに、今ここに諸君は週刊新聞、『トゥテタヌー』を手にしている。この新聞は、NPAのコミュニケーションの三つの柱のうちのひとつである。後の二つ柱は、インターネットのサイトと月刊誌(『トゥテタヌー! レビュー』、第1号は4月末に発刊予定)である。
 この新聞の招待状は? それは、反資本主義で、急進的で、国際主義的で、フェミニスト的で、エコロジスト的な招待状である。要するに、ひと言で言うと、差別と抑圧に反対して展開されている数多くの闘いに連帯する新聞だ。
 その目的は? それは、金持ちと強い者たちの軽視と傲慢に反対したいと望むすべての人に役立つことであり、そうした人々に対してその論拠を提供し、人々の闘いを報告することである。
 何を切望するか? それは、利潤の独裁に反対する大衆動員を促進し、もうひとつの社会に向けた論争を刺激することである。われわれが希望してきたこの新聞のタイトルは、古い世界に対する怒りの声であり、挑戦である。そうだ、すべてをわれらにだ(「トゥテタヌー」)。すべてを、富を独り占めにしている特権的少数者にではなくて、富を実際に作り出しているわれわれにだ。そうだ、水、大気、大地、天然資源のすべてを商品に変えてしまい、地球の未来を脅かしているスエズ、ヴェオリア、トタルのような強欲な巨大資本ではなくて、これらすべての天然資源をわれわれにだ。そうだ、われわれの生活、われわれの教育、われわれの医療をはじめとするすべてをわれわれにだ。われわれのものに手を出すな! さもないと大変なことになるのだ。
 諸君は知っているように、『トゥテタヌー』は、ありとあらゆる抵抗に加わる戦闘的新聞として、産業と金融の大グループからのいかなる援助にも依存せず、いかなる広告収入も受け取ることはないだろう。それは諸君の支持だけに依拠することができる新聞となるだろう。この支持は、NPAの活動家から、あるいは主要な新聞販売店から定期的にこの新聞を買うことによって容易に示すことができる。だが、それよりももっとよいのは、定期購読することである。十二頁の紙面の中にさまざまないくつかの様式が可能である。そして、しかもこれは面白い新聞なのだ。


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