| 非正規の仲間と共に郵政労働運動の新局面を作り出そう |
全国に広がる
「伝送便」読者
郵政労働者の運動情報誌として一九七八年に発刊された『伝送便』が今年三十周年を迎え、これを節目として『伝送便』編集委員会主催で三十周年記念レセプションが十月十三日、秋葉原UDXビル・東京フードシアターで開催され、会場には七十人が参加した。
開会のあいさつは総合司会の松田さんが行い、引き続いて『伝送便』編集長の池田実さんが次のように伝送便の役割について語った。
「郵政民営化から一年が経過した。民営会社になって会社間の壁が労働者を分断し、さらに正規・非正規労働者の溝が深さを増している情況にある。とりわけ非正規労働者への会社の不当労働行為を含めた横暴さは数えあげたらきりがない程だが、大労組が無力化している状況下ではこれらは放置されたままだ」。
「今、『伝送便』は発刊当時の部数の五倍に読者が拡大した。しかも読者層は全国に拡大し、労働組合や正規・非正規労働者の枠を超えて読まれている。労働の現場から問題点を取り上げ、経営をチェックし批判する『伝送便』の存在は今後もますます重要となる。闘う労働者をつなぐ運動情報誌としてさらに飛躍していきたい。また企業内にとどまらず、地域そして世界にもアンテナを広げていきたい。『伝送便』の発展に向け、今後も皆さんの力を貸して下さい」。
そして、池田さんは自らの闘争―郵政4・28裁判で二十八年ぶりの職場復帰を果たした―を交えながら『伝送便』の充実と拡大に向けた決意を述べた。
この後、三十周年記念のメインであるトークライブが雨宮処凛さん(作家)と郵政非正規労働者・田辺さんを招き、郵政民営化監視ネットとATAACジャパンの稲垣さんの司会で行われた。
非正規テーマに
トークライブ
司会の稲垣さんは、小泉首相による郵政民営化に対して、郵政労働者ユニオンの皆さんと共に民営化反対闘争をATTACジャパンと市民監視ネットで取り組んできたことを述べ、郵政労働運動が今後どう向かっていけばいいのか、その方向性が出ればいいと思っているとしたうえで「今、青年はどのような苦しみを抱いているのか。『労働情報』に雨宮さんの著作本が紹介されているが、フリーター派遣労働者の労働現場と生きづらさについて」、雨宮さんと田辺さんに労働現場での取り組みを踏まえて尋ねた。
雨宮さんは次のように述べた。
「いま、難民・貧困をテーマにフリーター全般労組の労働現場を取材しているところだ。九〇年には高校を出ても正社員雇用が少なく正社員になれない。就職自体、厳しいうえに風邪など病気で休んで首だ。非正規労働者の平均年収は百万円、若いうちはかけ持ちでやれるが、三十歳を超えるとそうはいかない。派遣労働者が会社の都合で首になり、家賃が払えず、ネットカフェで所持金がなく逮捕ということがあったが、個室使用料を払えないのだ。二十四歳以下の多くの若者たちが日雇い労働者になっている。親を頼れなくなったこうした若者たちがホームレスになっていく」。
「つまり、製造業派遣からホームレス、そして日雇い派遣という図式の拡大が若者たちの生活や精神を蝕んでおり、秋葉原事件は派遣労働や不安定雇用を拡大しているこの社会のシステムのあり方を問うている。韓国でも労働者の二分の一が非正規労働者だ。大学を出ても正社員になれない。資本のグローバル化で同様の事態が社会問題となっている。世界の人たちと連帯して取り組んでいきたい」と述べた。
田辺さんは郵政事業会社赤羽支店で働く非正規労働者。赤羽郵便局(民営化前の呼称)入局時は六時間雇用だったが、民営化に伴い正規社員と同じ八時間雇用に。業務も一般郵便物の配達は正規社員と同じなのだ。しかし正規社員、管理者からの差別や恣意的な人事評価などで職場の先輩や労組に相談したが真剣に対応してくれなかったと言う。
「郵便局の前で『職場に戻せ』というビラを配布していた池田実さんに相談を持ちかけたら、郵政労働者ユニオンを紹介してくれた。郵政ユニオンに加入してからは支店との交渉やビラ入れなどユニオンの迅速な対応で問題点のいくつかは改善される成果をあげた。少し前には仲間と共に非正規社員だけで赤羽分会をつくった。これからは組合掲示板や組合事務室の設置を求め、正規社員との待遇の同一を求めて取り組んでいく」と発言し、大きな拍手でトークライブが終了した。
市民運動との
連携が必要だ
ここで、ウォーターソウルのバンド演奏が開かれた後、『伝送便』初代編集長の吉野信次さんから「私が担ったのは発刊から百号まで。池田君にバトンタッチしてから誌面が大きく変わり、徐々に部数も拡大していった。産別の情報誌がほとんどなくなっている状況で継続しているのは大変ありがたい。今後、雇用・生活保護・高齢化・医療など各分野における市民運動と連帯して考えていかねばならない状況に置かれている。よりよい誌面を」と飛躍に期待する助言の後、乾杯のあいさつを頂き、なごやかな歓談となった。
祝賀パーティの最後に、『労働情報』の浅井編集長が十月四日の協同センター・労働情報十三回総会で組織改革で継続した発行体制が確立したことを報告し、「前田代表、小泉事務局長体制でスタートした。編集委員会を確立、継続発行し、購読者獲得に向けて全力で取り組んでいく」との固い決意を述べられた。この後、NTT職業病解雇撤回闘争を闘う木下さん、鉄建公団訴訟原告団事務局長の佐久間誠さんから闘いの決意と共に祝辞が述べられた。
レセプションの締めくくりとして、郵政労働者ユニオン・内田委員長が「個人読者が増えてきている『伝送便』を見るとき、これは逆に職場で労働者の悩みや困難を真面目に相談にのり、対応していく労組がなくなってきていることにつながっているのではないか。郵政ユニオンは今後もさらに非正規労働者と共に闘いを切り拓いていく。『伝送便』の拡大を期待する」と結び、『伝送便』発刊三十周年記念レセプションは閉会した。
(中村)
抗12.7三里塚東峰現地行動へ
平行滑走路の延長、発着数の増加に反対! 東峰住民の追い出し攻撃をやめろ! 一坪共有地を堅持しよう!
主催 三里塚・暫定滑走路に反対する連絡会
政権の本音である
中山発言糾弾!
成田国際空港会社は2010年3月、暫定滑走路を2500メートルに延伸して供用することを目指し東峰地区での新誘導路建設、国道のトンネル工事を連日進めている。東峰住民は地域の環境破壊や様々な政治的圧力にも屈せず農業と生活を守り抜いている。40年にわたる三里塚闘争は、国家権力の横暴と資本の利益追及に抗し、土地と生活、民主主義を守ってきた。
麻生新首相に任命された中山国土交通相は9月25日、成田空港の問題に触れ、「ごね得というか、戦後教育が悪かったと思いますが、公共の精神というか公のためにはある程度は自分を犠牲にしてでも捨ててもというのが無くてなかなか空港拡張もできなかった」と農民に責任を転嫁する発言を行った。歴史的経過の無知というにはあまりにお粗末な発言だが、このような政治家を国交相に任命する麻生政権の本質が露呈した発言だ。単なる失言というより政権の本音に他ならない(中山は9月28日に辞任した)。
STOP!環
境・生活破壊
延伸される平行滑走路は当初計画の2500メートルで当面は運用されることになるが、空港会社はさらに南側に延長して3500メートル級の滑走路を目指すと明言している。このことは南側で生活する東峰住民を完全に追い出すことが前提である。用地内住民の追い出し攻撃は、今後一層強まることは明らかだ。
空港会社は、昨年末、現在年間20万回の発着回数を30万回に増やす考えを明らかにした。暫定滑走路の北側延伸後、22万回の飛行を地元と合意したが、それをさらに大きく上回る増加計画だ。北側延伸によって騒音が広がる騒音地域住民は、さらなる不安を抱いている。深刻な環境・生活破壊を広げようとしている。
住民犠牲の発着増
計画を許さない
成田空港会社と推進派は、羽田空港の国際路線増加という止め難い流れに危機感を持っている。「成田は国際、羽田は国内」という原則は今や完全に崩れようとしている。成田は内陸空港ゆえに深夜の離着陸ができず、都心との距離など利便性にも問題があり、羽田の国際路線増加の要求は非常に強いものがある。これに対抗するために発着数を増やそうというのが、成田空港会社や深く利害が関わる千葉県の目論見だ。住民の犠牲の上に利益を求めるやり方を許すことはできない。
空港会社の策動を全
国の力ではね返そう
横風滑走路予定地の横堀地区では、A滑走路とB(平行)滑走路を結ぶD誘導路を完成させるために横堀団結小屋や鉄塔を金網で囲い、4月初めに通路をつけ替えてトンネル化し、9月に供用を開始した。
さらに空港会社は用地内の未買収地である一坪共有地を強奪しようと、一坪共有者宛に権利を売り渡しを求める手紙を発送することを明らかにした。当初は6月中に発送すると言っていたが、現時点ではまだ発送されていない。これに対して反対同盟は、柳川秀夫代表世話人が一坪共有地の堅持を訴えるアピールを発し、大地共有委員会は再度一坪共有運動の意義と現在の三里塚の状況を伝えるレターニュースを共有者に送って空港会社の策動に反撃した。
空港の軍事利用に抗議し、
反派兵・反戦闘争の強化を
成田空港の軍事利用に反対する闘いは、三里塚闘争の重要な課題の一つである。すでに航空自衛隊のイラク派兵や、PKOゴラン高原派兵など、自衛隊の派兵が成田から繰り返し行われている。海外派兵の常態化、成田の派兵拠点化を阻止しよう。
三里塚│東峰農民と連帯し、平行滑走路の延長、発着数の増加に反対しよう。12・7東峰現地行動に結集し、共に闘おう。
b日時 12月7日(日)
b集会/午後1時30分、東峰共同出荷場 デモは開拓道路のコース(予定)
(京成東成田駅地上午後12:40〜12:50に迎えの車が待機。下記時刻表参照)
b主催 三里塚・暫定滑走路に反対する連絡会/連絡先 東京都千代田区三崎町2-2-13-502 じゃがいもの会気付け/三里塚現地連絡先 〒289-1601 千葉県山武郡芝山町香山新田131-4 山崎方電話&FAX0479│78│0039
b集会場への行き方 京成線上野発(特急)〜成田駅乗り換え東成田駅への時刻表
上野発10:43 成田駅11:50着 11:54発の芝山千代田駅行に乗り換え 東成田駅12:00着
上野発11:03 成田駅12:08着 12:35発の芝山千代田駅行に乗り換え 東成田駅12:40着
b京成東成田駅に12:40〜12:50に迎えの車が待機しています。事前に現地連絡先に連絡ください。
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