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    かけはし2021年4月26日号

3・19あいち総がかり行動



コロナ禍の現場から怒り

自公、菅政権は退陣を


 【愛知】3月19日夕方、名古屋市の久屋大通公園光の広場で「菅さん、私たちの苦しさ見えてますか 命と暮らしを守れ!軍事費削れ!3・19集会・デモ」が「憲法をくらしと政治に活かす 改憲NO!あいち総がかり行動」の主催で行われ300人の労働者、市民が参加した。
 この間コロナ感染が終息しない中、「自粛要請」以外の対策をおこなわず、休業補償や医療対策もまともに行おうとしない菅自公政権に対する労働者民衆の怒りは限りなく深いものになっている。こうした民衆の怒りを行動に解き放ち、憲法を守ることを通して要求闘争へと高めていくべく、あいち総がかり行動の最初の集会とデモとして勝ち取られた。またこのほか、愛知県下9カ所で集会やデモ、スタンディング、街宣行動などが行われた。

飲食店と医療
現場から怒り


集会の始まる前、フォークシンガーの神戸郁夫さんの歌が披露された。午後6時半、司会者の水谷優子さん(弁護士)の元気いっぱいのあいさつで集会が始まった。水谷さんはコロナ禍の中、様々な形で民衆に犠牲が表れていることに触れ、これらの人々に思いを寄せて今日の集会を行おうと呼びかけた。
最初の発言では名古屋市中区で飲食店を経営している方が、自粛だけを呼びかけ補償がない状態における窮乏ぶりを訴えた。飲食店を経営する現場からの生の声に参加者は注目した。
続いて医療現場からの報告として港医療生協の佐藤佳保理さんが発言した。佐藤さんは医療現場の現状が人手不足で医療体制がひっ迫している状態であることを切々と訴え、その中でボーナスをカットしたり、病院の統廃合を進めることは絶対に許されないと怒りを込めて発言した。
最後に総がかり行動の共同代表の中谷雄二さんが発言した。中谷さんはコロナ感染が収まらない中であるにもかかわらず軍事費の増大を止めようとしない菅政権を厳しく批判し、声を上げることによって民主主義を守ろうと訴えた。

あいち総がかり
行動の組織拡大を


発言が終わり、参加者は栄の街を縦断するデモ行進に出発した。この日もデモのコールは控えめであったが色とりどりの横断幕やノボリ旗が沿道の人々からの注目を集めた。
宣伝カーからは「いのちと暮らしに税金つかえ」「武器はいらない保障に回せ」「病院つぶすないのちを支えろ」「不正リコール責任とってよ河村さん」「打つ手がないなら総辞職」など労働者民衆の切実な要求の声をコールし、多くの労働者市民から注目された。
あいち総がかり行動は個人でも団体でも加入できる大衆組織だ。総がかり行動の組織拡大を実現し労働者民衆の怒りを解き放つ闘いに全力で取り組もう。 なお、次回は4月19日に18時から愛知県下15カ所で統一の街頭宣伝行動が行われ、5月3日には愛知憲法会議が主催する憲法集会参加者にも呼びかけて集会後の「5・3憲法記念日・デモ」が行われる。共に成功させよう。 (越中)




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