3.25
JOCに抗議のデモ
オリンピックはさっさと中止しろ
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3月25日、東電が地元住民に「寄付」したという福島県楢葉町のJビレッジを起点に、東京五輪の「聖火リレー」が始まった。原発事故を起こした張本人の東電がらみの施設を出発点にした「聖火リレー」は、二重・三重にも福島県民の痛み、苦しみを「復興五輪」という看板で愚弄するものに他ならない。
この日、午後7時、東京のJR新橋駅前広場から「『聖火リレー』スタートに抗議 『聖火』をとめろ!五輪は中止デモ」が行われた。集会には「東京五輪おことわリンク」の仲間たちを中心に約60人が参加して、新橋駅前から日本オリンピック委員会(JOC)関係の諸機能が入っている晴海のトリトン・スクエアまでのデモを行った。そしてJOC関係者に対して東京五輪の開催を断念するよう求めた。しかし、JOC側は、警察の力を借りて「五輪中止」の申し入れそのものを拒否したのである。
国家主義のイベ
ントいらない
コロナ禍で「1年延期」となった「東京五輪」は、海外からの「観客」をゼロにしても強行するという姿勢を崩してはいない。世論調査でも、1年遅れの「東京五輪」強行への批判は日増しに高まっている。
こうした中で、3月20日に行われた政府、東京都、大会組織委員会、国際オリンピック委員会(JOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)の5者代表者会議では、海外在住の一般観客の受け入れを断念することで合意した。「海外の観客受け入れ拒否」は近代五輪史上始めてのことであり、それだけでも「五輪開催」の形式的体裁もなしてはいないことが明らかだ。
「海外観光客」の受け入れ拒否の理由は、言うまでもなく新型コロナウィルスの感染収束の見通しが立たない、ということだ。しかしそうであるなら、海外からの選手や、日本に住む人びとの感染や健康への悪影響についてはどうなのか。「感染収束の見通し」が立たないことが見込まれる以上、結論は、「海外観光客」の受け入れ断念だけではなく、海外や日本の選手の競技、そして日本に住む人びとの「観客」としての参加そのものを断念する以外の結論は出てこない。
オリンピックは中止だ、中止! そして中止を契機に近代五輪そのものの「国家主義」的政治理念の根本的見直しを行うべきなのだ。 (K)
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