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    かけはし2021年1月1日号

最初のあいち総がかり行動


12.19 「学術会議問題」「コロナ対策」「敵基地攻撃論」を徹底批判

菅自民党政権を倒そう!


 【愛知】12月19日、名古屋市の久屋大通り公園光の広場で「あいち総がかり行動12・19市民大集会」が行われた。主催は11月23日に結成された「憲法をくらしと政治にいかす、改憲NO!あいち総がかり行動」で最初の集会とデモ行進になった。コロナ感染が拡大する中ではあったが300人以上の参加者があり、労働組合の旗も多く上がり、意気揚々と集会は行われた。

軍事費削減らして
医療費にまわせ


オープニングでは地元、名古屋で活動するフォークシンガーの板谷信彦さんの菅政権を痛烈に批判する歌のライブで始まった。開会のあいさつを塚田聡子さんが行った。塚田さんは共同代表で発言予定だった中谷雄二さんが風邪で欠席していることを報告し、PCR検査では陰性で心配されているコロナには感染していないことを報告した。そして今日の集会を「総がかり行動」結成から栄えある第1回目の行動として成功させよう述べた。
各界からの発言では、最初に学術会議問題について田原裕之さん(自由法曹団愛知支部長)が発言した。田原さんは6人の任命拒否をした政府答弁を厳しく批判し、10月12日に自由法曹団愛知支部から任命を求める声明を出したことを報告した。コロナ禍については、矢野彩子さん(愛知県医労連書記次長)が医療現場の過酷な状況を報告し、最もコロナと闘っている医療労働者の賃金やボーナスをカットすることを怒りこめて糾弾し、この状況下でブルーインパルスを飛ばすとは何事か! 軍事費を削減して医療に回すべきだと語気を強めて発言した。敵基地攻撃論については小島俊樹さん(愛知県平和委員会)は「ミサイル防衛」で他国を攻撃するのは憲法違反だと批判した。

1・19に3カ所
同時情宣を予定

 最後に事務局長の山本みはぎさんから次の行動提起が行われた。結成前から行われていた毎週土曜日の街頭宣伝を引き続き行っていくこと。次の19日行動は1月19日に金山駅南口、栄ラシック東、名古屋駅東口の3カ所同時一斉街宣を行うことを提起した。
集会が終わり、参加者はデモ行進に出発した。コロナ感染拡大のため、この日のデモ行進もサイレントデモ(宣伝カーからのコールのみでデモ参加者のシュプレヒコールはなし)の形で行われた。沿道の市民はいつもの土曜日よりは少なかったが、菅政権の批判とコロナ禍の中で何を要求し声を上げるべきなのかを労働者、市民に訴える最初の行動として成功した。(越中)

朝鮮半島通信

▲韓国国会は12月13日の本会議で、国家情報院の北朝鮮のスパイ活動などに対する捜査権限を警察に移管する国家情報院法改正案を可決した。
▲朝鮮総連のウェブサイトにコンピューターウイルスを仕込み、閲覧者のデータを不正に入手しようとしたとして警視庁公安部は12月15日、不正指令電磁的記録供用未遂の疑いで韓国籍の20代の男を東京地検に書類送検した。
▲尹錫悦検事総長への懲戒処分を審議してきた韓国法務省の懲戒委員会は12月16日、尹氏を停職2カ月とする処分を決定した。
▲金正日総書記死去から9年を迎えた12月17日、金正恩朝鮮労働党委員長は金正日氏の遺体が安置されている錦繍山太陽宮殿を訪問した。金正恩党委員長の宮殿訪問には、金与正党第1副部長らが同行した。
▲韓国警察当局は12月18日、支援施設「ナヌムの家」を巡る詐欺、業務上横領容疑で安信権・前所長らを書類送検した。



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