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    かけはし2019年12月16日号

改憲・戦争国家への道を断ち切れ


全国各地から安倍軍拡NO!の声を

日米共同の軍事体制を止めよう

生活と密着した戦争国家化に強まる批判


秋田

県民の平和への意思結集へ

新屋へのイージス配備反対

10万人署名を実現しよう


 【秋田】一〇月二七日、地上イージス・ミサイル基地の新屋配備計画に反対する団体・個人が「署名準備会」を結成し、秋田市役所内で「署名スタートの会」が開催され県内から一五〇人が結集した。
 これには七月参院選で自民党現職に二万票余りの差をつけて勝利した寺田静氏、寺田学衆院議員、社民、共産、立憲民主、無所属の県議・市議が参加、さらには新屋演習場周辺町内会で構成される新屋勝平地区振興会をはじめとして川口境東部、保戸野金砂町東部、新屋関町後町の各町内会代表も参加し、町内会代表として佐々木新屋勝平地区振興会長があいさつし、七月の参院選後県内一一市町村議会で反対の請願・陳情が採択されたこと、秋田市内六振興会・町内会が反対表明を行い、反対の動きが大きく拡大していることをふまえ「駄目なものは駄目と政府に要求しなければならない。皆さんにも切にお願いしたい」と訴えた。
 寺田静参院議員も「再調査結果がどうであろうと配備予定地が住民密集地であることに変わりがない。一人でも多くの人に賛同を呼びかけたい」と一〇万人署名達成に向けた呼びかけがなされた。
 「署名準備会」による署名運動は、新屋演習場が住宅密集地に隣接しているにもかかわらず政府・防衛省が「新屋ありき」で強引に計画を推進しようとしていること、県議会・市議会も四度にわたって請願を継続審議とし住民の意志に反した決定を続けている現状をふまえて、七月参院選以降のイージス反対の広がりを具体的な形で運動として集約していこうとするものである。
 「署名準備会」は今後来年一月末までに県民による一〇万人署名を集約し請願として二月市議会・県議会に突きつけていくことを目指している。「準備会」が作製した署名簿は、新屋への陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」配備計画に反対を求める請願署名となっている。これは『新屋』への配備に反対する一点でより多くの人が一致できるようにという主旨で呼びかけられたという性格を持っているものである。そして署名の推進母体を「県民署名スタートの会」とすることが決定された。

政府・防衛省は
新屋配備断念を
こうして一〇万人「県民署名スタートの会」が発足する中で一一月二二日の地元紙である「秋田さきがけ」の報道によると二〇日菅官房長官は佐竹秋田県知事との面談で「再調査では住宅地との距離も考慮して評価するよう、防衛省に指示した」と伝えた。二一日の会見でも配備先として「適地」とされた陸上自衛隊新屋演習場が住宅密集地に近いことをふまえ「ゼロベースで検討していく」と強調した。報道陣にこの受けとめを問われた佐竹知事は「新屋以外になるのが自然な流れ」との認識を示しつつ「最終結果(来年三月二〇日まで再調査を終えて来年度以降に県と市に結果が説明される見通し)が出るまでは安心出来ない」と話した。
秋田市の穂積市長は定例記者会見で「非常に重い発言だ」とし「常識で考えると新屋演習場は除外されるのが普通ではないか」と指摘した。
さらに地元自民党の鶴田会長は「新屋が適地かどうかについては会派として結論が出ていないが住宅地との距離を考慮することは非常に大事だ」と話した。同党の中には「既に他の候補地の検討に入った」と推測する声もある。と報道された。
政府・県内自民党関係者からこうした発言を引き出したことは、七月参院選挙における寺田氏の勝利に引き続き、八月に入っての地元選出の現職である富樫自民党衆院議員の「位置環境からも新屋には賛成出来ないと防衛省に伝達している」発言、六月能代市に続く九月定例議会における一〇市町村議会における反対決議の採択、そして秋田市内町内会で当初地元である新屋勝平地区振興会のみの反対表明だったものが他地区六町内会へと拡大という情勢の発展を反映したものであり、イージス反対運動の一歩前進を体現しているといえるだろう。

10万人署名を
実現しよう!
しかし防衛省の調査報告書の「改ざん」と誤記、六月地元説明会における居眠りという失態を受けて行われた県と市への八月再調査説明に際し、山形・青森両県での調査は「予備的な位置づけ」との説明がなされ、その後の会見で岩屋防衛相が最も適切だという考えに変わりがない」と強弁した。これに対し「新屋ありき」「ゼロベースでない」と強い批判の声が上がったのである。
こうした政府・防衛省当局の強権的姿勢を考慮すると一〇月二〇日の菅官房長官の発言を手放しで喜ぶことはできない。これまで四度にわたる県・市議会での反対決議の継続審議という引き延ばし策動を許さず二月定例議会において反対決議を勝ちとるためにも来年一月末までの県内一〇万人署名に全力を上げなければならない。寒い冬の陣を闘い抜き三〜四月春の防衛省による再々調査の『新屋不適』決定を闘い取らねばならない。

追記 この記事を書き終えた二五日午後七時前のNHK秋田のニュースが流れ、佐竹秋田県知事が定例記者会見で「『新屋』ではなく他の県内住宅の密集地以外の候補地となった場合は県としても一定の見解表明が必要だろう」と語ったと報じられた。
この佐竹知事の含みを持たせた重大発言に今後大きな注目を払っていかなければならない。    (H)

11.30

滋賀

オスプレイ飛ばすな!

日米合同軍事演習反対

あいば野現地集会

 【大阪】オスプレイ飛ばすな・日米合同軍事演習反対!をスローガンに、演習反対のあいば野集会が一一月三〇日、滋賀県高島市の今津住吉公園で開かれた。
 主催者あいさつを仁尾和彦さん(「平和フォーラム関西ブロック」事務局長)と野坂昭生さん(「2019あいば野に平和を!近畿ネットワーク」代表)が行った。

ウソつき首相
はすぐやめろ
「桜を見る会でも首相は本当のことを言わずにウソをつく、モリカケ問題からずーっとそうだ。官僚も誰のために働いているのか。戦前の体質と変わらない。あいば野の演習場では、二〇一五年に砲弾が民家の屋根を貫通する事故、昨年一一月に迫撃砲弾が市街地の路上に着弾し乗用車に当たる事故、今年に入っても照明弾破片が市街に落下するという事故、四年間で三度も事故を起こした。それでも住民の安全・安心を優先せずに、軍事演習を強行する。明日から行われる軍事演習に断固反対する。安倍政権打倒のための闘いを強めていきたい」(仁尾さん)。

オスプレイ長
距離訓練反対
「日米合同軍事演習は一九八六年が第一回目。以降一六回行われ、今回が一七回目。今までは二年に一度行われていたが、今年は一年間に二度も。こんなことは初めてだ。経費は我々の税金だ。一二月三日と五日にオスプレイが四機飛んでくる。あいば野・香川県の自衛隊基地・岡山県日本原・三重県の姫野の四カ所を使いながら長距離の演習をし、自衛隊ヘリコプターにオスプレイからの給油訓練もやる。実戦そのものに向けた訓練だ。あいば野は一八八六年陸軍の演習地としてつくられた。途中米軍に接収されたが、年間三五〇人の自衛隊が演習している。年間一五〇日は実弾演習。実弾演習で市街地に被害を及ぼしていながら、なぜ一年に二度もやるのか。あいば野には、市街地対ゲリラ訓練施設もある。学校あり、銀行あり、レストランありのセットがある。年間六〇〇〇人ぐらいが訓練している。年間三〇日ぐらい徒歩訓練を行っている。二〇〇七年には夜中に徒歩訓練をして、自動車にひかれて死んだ自衛隊員もいる。これが、安倍の戦争する国づくり・戦争できる自衛隊につくりかえていく具体的な現れだ。断じて認められない」(野坂さん)。

米軍に「安全」
を委せられぬ
まず、近藤賢さん(「フォ
ーラム平和・人権・環境」事務局次長)から連帯のあいさつがあった。
「歴代政権の専守防衛を無視し、攻撃型兵器を爆買いし、海自の潜水艦が南シナ海で日米軍事演習する、インド洋まで出張って軍事演習している実態がある。これはおかしくないか。南西諸島石垣・宮古に自衛隊のミサイル基地をつくる。対中国を意識した米国のアジア戦略に自衛隊が組み込まれた現実がある。オスプレイの飛行訓練については、平和フォーラムが防衛省と交渉しているが、米軍の低空飛行や飛行ルート下の住民の安全については完全に米国任せだ。海兵隊のオスプレイ事故率が非常に高いのに、単なる指標のひとつに過ぎないというのが防衛省の姿勢だ。一体どこの国の防衛省なのか。日本の飛行機以上に自由に日本の領空を飛行できる米軍機の飛行については、法的根拠が全くない。最低限でも、飛行の規制を求めて行きたい」(近藤さん)。

日米の戦争体制
にSTOPを!
続いて、永井友昭さん(「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」事務局長)から連帯のあいさつがあった。
「経ヶ岬の米軍基地と隣接する自衛隊基地が合同訓練を自衛隊法八一条二に基づいて行っている。テロから米軍基地・自衛隊基地を守るというもの。福知山駐屯地から自衛隊員二〇〇人が車両四〇台でやってきた。米軍二〇人ぐらいが合体して訓練が行われた。昨年一〇月に同じ規模であった時は、自衛隊側が米軍基地に入って、外から来る敵を迎撃する訓練だった。今年は、米軍が外の自衛隊側に入っていって、一日は体育館の中で図上訓練?二日目は自衛隊側を警護する体勢をつくり、そこに敵側役の二人が入っていった。今年は、新兵三二人がよく行軍訓練をしていた。そこに自衛隊の攻撃用ヘリUH60がやってきて、タッチアンドゴーの訓練をやっていた。閑静な宇川で、バンバンやっている。きな臭さがプンプンする。日本と米国で何かをやろうとしている。宇川が最新と言われていたが、今は種子島にも、馬毛島にもできる。世界の米軍基地は減っているのに、日本の米軍基地は増えている。声を上げ安倍政権を追い詰めよう」(永井さん)。
また、山城博治さん(沖縄平和運動センター)と嘉田由紀子さん(参議院議員)からの連帯メッセージが紹介された。
決意表明を、木戸進次さん(「戦争させない1000人委員会・しが」事務局長)と坂田冬樹さん(連帯ユニオン関生支部)が行った。
最後に、佐賀春樹さん(「滋賀県民平和・人権運動センター」事務局次長)の合図で団結ガンバローを唱和し集会は終了。続いて市街地をデモ行進した。(T・T)


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