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    かけはし2019年9月23日号

被災者と共に政府・東電の責任追及


福島原発惨事から8年

9.16さようなら原発全国集会

福島を忘れない 再稼働阻止

8000人で原発ゼロを誓う




 九月一六日一二時半から、東京・代々木公園で、「9・16さようなら原発全国集会」が主催:「さようなら原発」一千万署名市民の会、協力:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会で開かれ、八〇〇〇人が集まった。司会を木内みどりさん(俳優)が行った。第一部歌。あべじゅんさん(シンガーソングライター)、ジンタらムータの「さようなら原発ライブ」が行われた。

原発事故は今も
現在進行形だ!
第二部。落合恵子さん(作家・呼びかけ人)が「原発事故は現在も進行形であり、コントロールできていない」と八年経った現状を紹介し、さらに「政府・東電は二〇二〇年の春から賠償・廃炉費用を電気料金に上乗せして取ることにしていて、責任を取っていない」と批判し、「復興・オリンピックの名でフクシマを使うな」という福島の女性からの手紙を紹介した。落合さんは「イージス・アショアに莫大なおカネを使うより、防災におカネを使え」と主催あいさつを締めくくった。参加できなかった澤地久枝さん(作家・呼びかけ人)の「原発ゼロをめざそう」というメッセージを紹介した。次に、参加した福島の人々からの発言が行われた。 
地脇美和さん(福島原発事故刑事告訴支援団)は刑事告訴に至る過程と裁判の争点を明らかにした。「東電がM8の地震が起きれば一五・七mの津波が押し寄せるのを知っていたのにもかかわらず、その対策をたてず放置した」と東電経営者の刑事責任を問うた。そして、東電社員、自衛隊員、双葉病院関係者の裁判での「1号機の爆発で命の危機にあったこと、線量が高くもう限界だと言って、撤退した話、患者を連れて逃げる途中で亡くなる人も出る壮絶な姿」を紹介した。「無責任体制を許さない忖度のない判決を九月一九日には求める」と訴えた。

避難者追い出す
暴挙を許すな!
熊本美彌子さん(避難の協同センター)が「東京に避難した国家公務員宿舎に居住している人に対して、三月末までに出ていけ、出なかったら家賃・駐車場代の二倍を払えと県は追い出しにかかっている。そもそも都営住宅の三〇〇戸に入る予定だったが所得などの制限が厳しく一四〇人しか入れなかった。それで住むところがなく、すぐにでも入居したいということで、二年間の期限付きや国家公務員と同じ家賃を払え、とする契約などほとんど知らずに入ってしまった。今出ていけというのは契約段階で瑕疵があった」とし、「区域外の避難者は賠償を受けていない。東京で低い非正規の仕事しかない。他の公営住宅はほとんど当たらない。四月分を六三世帯中七世帯だけが払った。九月福島県議会で、契約していない五世帯に対して、六〇〇万円の家賃を払えとする裁判を起こすという議案が提案されている。そのうちの二世帯は無職であり、病気を持ったり、母子世帯だったりと困難を抱えているにもかかわらずだ。闘わざるをえない状況に追いやられている。一〇月二六日文京区民センターの集会に参加してほしい」と訴えた。
ともさん(飯舘村焼却場被曝労働裁判原告)は「飯舘村の焼却場で派遣労働者として一年四カ月働いていた。派遣先は日揮。焼却灰を自動でフレコンバッグに入れ管理する仕事。機械でやるので灰を触ることはないと説明を受けていた。ところが機械の故障で灰に触った。通常はタイベックの服と全面マスク、放射能管理者の立ち合いのもとで仕事をすることになっていた。バレないようにやれということで半面マスク、立ち合いなしの闇作業だった。フィルターが壊れても修理しなかった。頭から灰を被ることもあった。弁護士に相談し日揮に通知を送ったが『何の問題もない』という日揮の回答。退職し、労働審判を求めたが、現在は本裁判になっている。一〇月八日第三回の審理が予定されている。自分個人の問題だけでなく、被曝労働者の環境改善、労働者の健康管理を求める」と報告した。

東海第2再稼働
を絶対阻止する
次に東海村から第二原発再稼働問題について。木本さゆりさん(常総生協・東海第二原発運転差止訴訟原告団事務局)が「三・一一の時、松戸などでも放射能が検出された。空間線量、給食の問題など子どもたちの健康調査を国に求めたが、福島以外はやらないと拒否されたので市民によって六年間で一万人の調査をした。それもあり、東海第二原発で事故が起きたら大きな被害が出るとして差し止めを求める裁判を二〇一二年に起こした。二六回の公判が行われ、二〇二一年には判決が出そうだ。フクシマの問題は皆の問題だ」と報告した。
原発ゼロ基本法案について。山崎誠さん(事務局・衆議院議員)は「昨年三月法案を提出したが審議せず、棚ざらしになっている。運動で問題にさせる以外に議会は動かない」と運動の重要性を訴えた。
連帯あいさつ。核廃絶を求める高校生一万人署名活動の高校生が「二〇〇一年から活動を開始し、これまで二〇〇万筆の署名を国連に提出した。小さい活動だが無力ではないと、本気で核を廃絶しよう」と訴えた。木村辰彦さん(「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会)は沖縄の闘いの現状を紹介し、大浦湾の軟弱地盤の問題があり、埋め立てはうまくいかない、屈せず闘う」と話した。   福山真劫さん(戦争させない・9 条壊すな ! 総がかり行動実行委員会)は「第四次安倍内閣の閣僚は極右団体の日本会議に二〇人中一六人が入っている極右、原発推進・フクシマ切り捨て、基地建設推進だ」と批判し、植民地支配と差別を自己批判する対応の中から、共和国への制裁の中止、韓国との正常化を求めた。
鎌田慧さん(ルポライター・呼びかけ人)は「原発とは共存できないことは科学論争の問題ではない。人間として許せない、なくなるのは当たり前だ。香港、韓国、台湾のように自分たちで民主主義を作っている。日本はこれができなかった。市民一人一人が立ち上がって原発をなくそう」と閉会のあいさつをした。原宿コースと渋谷コースに分かれて、デモ行進を行った。 (M)


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