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    かけはし2019年8月5日号

差別・分断・排除の五輪は国際的な災いしか生み出さない


パンフレット紹介  頒価500円/「おことわり連絡会」編

『2020年東京五輪に反対する18の理由』

反東京オリンピック・ガイドBOOK



おことわり連絡
会の活動成果
 2020年東京オリンピックまで、あと1年。すでに「オリンピック災害おことわり連絡会」(おことわり連絡会)が結成され、活発な活動が展開されている。「おことわり連絡会」の活動の特徴は、オリンピック開催を口実にした野宿者排除や、福島原発災害を忘れさせようとする「復興宣伝」に反対する行動的キャンペーン、そして国際的な反オリンピック運動から学び、連携しようとする意識的活動を貫いている点だ。
 「オリンピック」という国家的・国際的プロジェクトは、ストレートに資本主義システムの現実的な機能という問題を、私たちに突き付ける。

18項目に分けて
ていねいな説明
その「おことわり連絡会」から「2020年東京五輪に反対する18の理由」と銘打った「反東京オリンピック ガイドBOOK」が刊行された。1部500円の「お手頃」価格で、なぜ「2020年東京五輪に反対するのか」を一八の項目に分けて説明してくれる。一項目が二ページでまとめられている。
@「どんどん膨れ上がる五輪開催の費用」
A「都市計画の変更なしにスタジアム建設はできなかった」
B「巨大イベントは利権の巣」
C「オリンピック招致で多額のワイロ」
D「ボランティア搾取の闇」
E「野宿者・生活者が排除される」
F「オリンピックのための『テロ対策』」
G「『復興五輪』は棄民政策」
H「アジアの森林を破壊するオリンピック」
I「五輪建設現場の現実」
J「動員される子どもたち」
K「天皇・日の丸・君が代」
L「聖火リレーってなんだ?」
M「パラリンピックと優性思想」
N「女性アスリートとオリンピック」
O「クーベルタンとオリンピズム」
P「戦争とオリンピックはつきものだ」
Q「世界各都市で反オリンピック運動」

クーベルタンは
何者だったか?
そう。この40ページのパンフは、読みやすい上に、充実した内容満載であり、私たちが「二〇二〇年東京五輪」の国家主義と差別と排除のありかたに異議をつらぬく上で、必要・不可欠な視点を提供している。
最近の、各種パンフレットの中でも、その良く練り上げられた完成度において出色の出来だと思う。私としては、「近代五輪の父」と言われるクーベルタンの女性差別主義、軍事主義の言説の露骨さに、あらためて驚きを感じた。
ぜひ、このパンフレットを読んでください。おすすめです。      (K)

7.19

参院選投票日直前19日行動

改憲勢力「3分の2」許すな

「総がかり行動」実行委員会

 参院選挙最終盤の七月一九日、今回で四六回目となる毎月の「一九日行動」が、この日も午後六時半から国会前で行われた。「総がかり行動」実行委員会と安倍9条改憲NO!全国市民アクションが共催するこの日の行動には、雨もようの中で一五〇〇人が参加した。
 司会の菱山南帆子さんの「参院選に勝利し、みんなの力で政治を変えよう」との呼びかけに呼応して、主催者あいさつに立った福山真劫さんは、参院で安倍改憲に反対する勢力を三分の一以上獲得し、改憲暴走にストップをかけよう、と訴える。さらに「来週にはアメリカのボルトン大統領補佐官が来日する。イランへの侵略戦争の企てを止めよう。沖縄では辺野古新基地建設強行に対し、県は国を提訴すると決めた。この秋、日比谷を埋め尽くす大集会を」と訴えた。
 福山さんは、さらに「徴用工・慰安婦」問題で、一方的に韓国への経済制裁を進める安倍政権を糾弾し、九月一七日に「日朝国交回復」大集会を行うと呼び掛けた。そしてとりわけイージス・アショア問題に揺れる秋田、原発事故をなかったことにしようとしている福島、そして沖縄で、なんとしても野党の勝利を!と呼びかけた。

野党共通政策
前進は成果だ
次に各党からのあいさつ。共産党参院議員の山添拓さんと、立憲民主党参院議員の大河原雅子さんが忙しい選挙スケジュールの合間をぬって発言し、野党の共通政策が三年前に比べてずっと進んだことを強調した。
次に市民連合からは広渡清吾さん(東大名誉教授)が発言。「われわれは愚弄されている。安倍首相は改憲四項目を前面に出して選挙をやっている。ここで反撃しなければダメ」、と檄を飛ばした。千葉五区(市川・浦安)の市民連合から発言した徳武さんは、「年金生活者からのアピール」として、「公的年金制度は真に高齢者の生活を支えるものでなければならない。減らない年金、最低生活保障年金を」と訴えた。
最後に、高良てつみ候補の当選のために沖縄への選挙応援に女性四人で行ってきた土井登美恵さん(許すな!憲法改悪・市民連絡会)があいさつ。選挙後の辺野古新基地建設攻撃のエスカレートをはね返そう、と呼びかけた。投票日直前の「一九日行動」は、「参院選に絶対勝つぞ」という意欲あふれる集まりとなった。          (K)

7.21

できない!つくらせない

辺野古新基地とめろ

新宿アクションに150人
 
 
 七月二一日、辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会が「できない!つくらせない!辺野古新基地 7・21新宿アクション」をよびかけ、一五〇人が参加した。
 集会は主催者あいさつから始められた。
 「今日は参院選挙の投票日だ。ぜひ投票に行ってほしい。この選挙で沖縄での辺野古新基地建設が争点の一つになっている。沖縄では基地反対の候補が衆院選補選や県知事選で勝利し、辺野古の基地建設を問う県民投票でも七〇%以上の人が基地反対を表明した。沖縄の民意ははっきりしている」。
 「玉城知事は辺野古埋立の違法な工事をやめろと裁判所に提訴した。沖縄県が認めていない赤土の土砂を投入している。軟弱地盤の大浦湾を埋め立てる工法が確立していない。土砂埋め立てのコンサルタント会社三社に防衛省の職員七人が天下りしていることが発覚した。官製談合がやられ、大手ゼネコンがもうけている。こんなことは許せない」。
 次に歌手の川口真由美さんが飛び入り参加し、「今こそ立ち上がれ」を熱唱した。沖縄から山城博治さんが「参院選で沖縄も安倍を倒すために頑張っている。これは沖縄基地建設反対運動への支援にもなる。安和で塩川で辺野古で闘いを持続している。与那国、石垣、宮古などへの自衛隊基地建設反対の運動を続けていく。がんばろう」と電話でアピールした。
 沖縄の闘いと連帯する東京東部集会実行委は、六月七日から一〇日まで三七人で沖縄に行ってきたこと、チビチリガマなどを知花昌一さんに案内されて、親が子に手を掛けるといった「天皇制軍国主義教育の強制」が悲劇を作り出したことなどを話し、「軍隊は市民を守らない。教育が大事」だという知花さんの言葉を紹介した。
 辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会/首都圏グループが「これから奄美大島、徳之島、五島列島、門司、小豆島などから埋め立て土砂を運びこもうしている。沖縄県へ土砂持ち込み規制を強化し、違反者には罰則を科すように条例の改正を求める要請をしている。大浦湾の軟弱地盤を埋め立てるのに、海砂を杭として使うことになる。この海砂はどこでも採れるものではない。玄界灘、長崎県、佐賀県の三カ所に限られている。ここが今後主戦場になる。これを許せば、われわれが加害者の立場になってしまう。絶対に止めよう」と訴えた。
          (M)
コラム

米国本土防衛!日本「巨大イージス艦」に

 確か二年前の夏。枕もとの携帯からけたたましい警報音。Jアラート(全国瞬時警報システム)。「北朝鮮からミサイル発射。頑丈な建物、地下に避難せよ」と。用水路の土管に避難したお年寄りの写真がマスコミで流れ、机の下に隠れる子どもたちの姿が映り、鉄道が止まり、休校する学校も現れ、てんやわんやの大騒ぎ。遥かかなたの海上に落下後の話だ。
 「武力攻撃から、テロから身を守るために」と「国民保護ポータルサイト」の指針。建物の中、地下避難、物陰に隠れる、地面に伏せ頭部を守る、窓から離れる、窓のない部屋へ移動する等。〈ミサイルが近くに落下〉(屋外時)口と鼻をハンカチで覆い、現場から直ちに離れ密閉性の高い屋内・屋上に避難する。(屋内時)換気扇を止め、窓を閉め目張りして室内を密閉???ミサイル攻撃時の対処の全てだ!
 ご丁寧にも「ミサイル落下時には、こちらから政府の対応状況をご覧になれます」と。降ってわいたような「ミサイル攻撃」に対する「実践訓練」。明日にでも攻撃されるかのように国民の「恐怖」「危機感」を今も煽る。
 いま、「イージス・アショア」(陸上配備型迎撃ミサイルシステム)配備の動きに配備先と言われる秋田、山口両県で地元住民の反対の声が拡がっている。軍事評論家の分析や、政府発言でも、「グアム攻撃ルート線上」の山口県と「ハワイ攻撃ルート線上」の秋田県とを配備地と決めたのが真相だ。「調査報告書」は、配備「適地」の「結論」に合わせデーターを都合よく「改竄」したものだ。「防衛」は国の専権事項であり例え住民の反対如きで撤回などしないという姿勢を貫く。
 報告書は、「秋田・山口の配備によって24時間365日、日本全域を守り続けることができる」と言うが本当なのか?「バイ・アメリカ」を要求するトランプと安倍の約束である「米国製武器の追加購入」がデンと控え、防衛省はミサイル防衛計画に既に一兆八千億円を投じている。安倍は国会答弁で悪びれることなく「結果として米国の経済、雇用に貢献する」と「武器の爆買い」を説明した。
 住民の強い不安と反対の声に「金目」とばかり「交付金」の話が浮上。普天間移設への協力や原発立地等、政治のごり押し・地元懐柔策として、地域社会を分断し破壊してきた代物だ。
 国会の壇上から「安倍政権に感謝こそすれ、問責決議案を提出するなど、全くの常識外れ、愚か者の所業とのそしりは免れない。恥を知りなさい!」と自民議員が吠えた! 不都合な議論は避け、相手を蔑む言葉を並べ攻撃し、身内の支持者・「忖度」議員のヨイショ!に微笑む安倍独裁政権が放つ反対者への容赦ない攻撃姿勢が覗く。そこからは国民の幸せ、国民の権利、国民の利益は窺い知れない。
 〈陸上配備型〉。「日本」と言う「国」が「米国本土防衛のイージス艦」に生まれ変わると言う事だ。
 土管の中に避難した老人の記憶に蘇ったのは「戦争の悪夢」。子どもたちに与えたのは「えも知れぬ恐怖」。海を隔てた米国で、権力にすがる大統領が差別を煽り恐怖と憎悪が社会を分断する。「ノーベル平和賞」の推薦人安倍首相は、政治信条に共鳴し、「尊敬の念」を示し下僕としての道を歩む。「兵器の爆買い」は、恥も外聞もない「忖度」そのものだ。国民の不安を増幅させ、うやうやしく「みかじめ料」を支払うとは「言語同断」の所業!「はじを知れ!」……この言葉をそっくり返しておく。
        (朝田)

 






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