6.28
人権弾圧・搾取・環境破壊のG20にNO
大阪で民衆連帯の意思示す
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世界を変える
のは私たちだ
六月二八日、二九日の両日、インテックス大阪で主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が開催された。
全国から三万人の警官を動員し、市内のいたるところに警察車両が配置され、高速道路は閉鎖、駅のごみ箱もすべて封鎖または撤去という異様な雰囲気と、「大阪で世界最大の政治イベントが開催され、日本政府がリーダーシップを発揮する」という執拗な宣伝である種の「高揚感」さえ煽られている状況の中、同二八日にサミット会場の対岸に近い天保山公園で午後一時から「G20大阪NO!」デモの前段集会が開催された。海外からの参加者や全国各地からの参加者を含む約二〇〇人(主催者発表)が参加した。
司会の「梅田解放区」の園良太さんの開会宣言と、歌とコールの練習に続いて、実行委員会呼びかけ人の一人である斎藤日出治さん(大阪産業大元教授)の基調的な発言。斎藤さんは「世界の貿易・投資・GDPのいずれも八〇%以上を占めるG20の経済成長は、私たちの生活とはまったく無縁だ。すべてはグローバル資本の利益のためだ。今やグローバルなリスクが拡大し、地球温暖化をはじめとした矛盾になんら対応できてはいない。私たちは国家のあり方を変える必要がある。グローバル資本の競争力を高めるための政策が、リスクを引き起こしており、G20の首脳会議はこうした問題に何ら対応できない。私たちの暮らしのために世界を変えよう」と訴えた。
斉藤さんはさらに「ファシズムと二つの世界大戦は資本主義の行き詰まりを示すものだった。資本主義は歴史的使命を失ってしまった。私たちこそが世界を変えよう」とアピールし、大きな拍手を受けた。
韓国代表たちの
入国拒否に抗議
次に、韓国から参加を予定していたアジア共同行動の活動家と「平和オモニの会」のメンバー七人が空港で入国を拒否され、参加できなかったことが報告され、メッセージと実行委員会の抗議声明が読み上げられた(抗議声明は別掲)。
海外からの参加者のアピールは、同二五・二六日に大阪市内で開催されたG20市民サミットと開催期間中の会場内での提言活動のために来日したインドネシア環境フォーラムのサウンさん。「気候変動対策への支援がきちんと行われていない。日本政府はインドネシアで石炭火力発電所を建設しようとしているが、それは気候危機を引き起こす可能性がある。地元では漁民が生計の手段を失い、農民の土地が奪われようとしている。工事の現場では三五人もの子供たちが死ぬ大事故も発生した。私たちはG20が石炭産業への融資をやめるよう申し入れたい」と語った。
連帯挨拶としてFoE(地球の友)Japanの深草亜悠美さんが、インドネシアでの石炭火力発電の持つ危険性を指摘し「気候変動への責任のない人たちが大きな被害を被っている。クライメート・ジャスティスは人権を重視したつながりだ」と呼びかけた。深草さんたちは二七日にも神戸や大阪で人目を引くアクションを起こし、世界で広がっている若者たちの気候アクションに呼応した日本での動きを印象付けた。
香港の仲間たち
も元気に訴える
全日建連帯労組からは「不当な弾圧で権利を制限し、身動きできなくさせる弾圧が続いている。この間も新たな弾圧があり、子どもの保育園のために就労証明を雇い主に求めたことが強要にあたるという無茶苦茶な罪状で仲間が逮捕されている。連帯労組にかけられている弾圧をはね返し、無罪を勝ち取る」という力強いアピールがあった。
米軍Xバンドレーダー基地反対京都連絡会からは「トランプが使う乗用車を積んだ軍用機が着いた」という情報が紹介された。
リレートークでは、実行委員会参加団体や飛び入りの参加者の三分間アピール。香港からG20への支援要請活動のために来日した若者たちの一団がリレートークの最後に登壇し、習近平への抗議をこめ「反送中」(中国政府に身柄を引き渡すな)のプラカードを掲げて闘いの決意を表明した。
三時からのデモは天保山公園からサミット会場の対岸の中央突堤へ向かって進み、元気なシュプレヒコールとドラムで注目を浴びた。終了後、中央突堤でサミット会場を睨みながら抗議の声を上げた。香港からの参加者の一人が海に飛び込むパフォーマンスで香港の闘いへの注目を訴えた。(K)
声明
G20反対デモ参加を理由にした入
国拒否と、空港での非人道的拘束
に怒りを込めて抗議します
サミット警備に名を借りて、空港入管当局による信じられない人権侵害が繰り返されています。
昨日(26日)朝、韓国平和オモニの会のメンバー7人が関西国際空港に到着しましたが、入国審査で別室に拘束され、入国を待っていた友人に「不当に拘束されている」という連絡がありました。
韓国オモニの会のメンバーは28日の私たちのデモにも参加する予定でしたが、入国審査では観光目的であることを説明しました。
観光目的で来日し、そのスケジュールの中でデモに参加することは通常であれば何の問題もなく、私たちが海外へ旅行する場合でも、特に問題になるようなことではありません。
ところが空港入管当局は執拗に観光の詳細な予定を尋問し、デモに参加するかどうかを威圧的な態度で詰問しました。そもそもデモ参加を妨害する目的以外では必要のない尋問であり、あらかじめ収集した公安情報に基づいてマークしていたと思わざるを得ません。
したがって私たちは、空港入管の措置が私たちのデモに対する悪質な妨害であり、同時に韓国の運動に対する敵対でもあると考え、強く抗議します。あらかじめ大阪府警の警備当局に許可を申請し、取得したデモであるにもかかわらず、このデモに参加することが重大な犯罪であるかのような扱いは入管当局の越権行為であり、民主主義的権利への無理解・無頓着を自ら暴露するものです。
しかも、あらかじめマークし、入国不許可の判断を持っていたにもかかわらず、わざわざ長時間にわたって拘束し、行動の自由を奪い、USJに行くことを楽しみにして来日した中学生2人を含む7人の心身に耐え難い苦痛を与えた非人道的な扱いや、私たちの側からの問い合わせや食料等の便宜提供の申入れにも一切応じなかった不誠実で傲慢な対応には心からの憤りを感じずにはいられません。入国不許可が通告されたのは午後9時前であり、出国の便が手配できず空港内で不安で不自由な夜を過ごさせることを意図していたとしか思えない仕打ちです。
ヨーロッパやアメリカからの旅行者がこのような仕打ちにあうことはあまり考えられません。入管当局の担当官たちの態度に韓国や他のアジア諸国の人たちに対する差別意識が見られることは多くの人たちが指摘しています。
私たちは6月21日に韓国の活動家であるイ・キョンジャさんが福岡空港で入国を拒否されたことに抗議の声明を発表したばかりです。
サミット警備に名を借りたこのような入管当局の暴走が闇の中で、特に東アジアの人々を狙って繰り返され、当たり前のように見過ごされることに私たちは深い危機意識を共有しています。
私たちはデモ参加のためにはるばるやってきた平和オモニの会のみなさんに感謝と熱い連帯を表明し、28日のデモを成功させることで応えたいと考えます。
2019年6月27日
G20大阪NO! アクション・ウィーク実行委員会
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