九宜(クイ)駅、惨事3周忌に寄せて
キム·ミスク(故キム·ヨンギュンの母)
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前途有望な青年労働者の命が、企業の利潤のために落葉のように散っています。安全ではない職場で1年で2400人が死んでいっています。大型惨事です。建設業、造船所だけでなく、韓国社会のあちこちで死ぬしかない職場が多すぎます。利潤のためなら人の生命なんかは平気で奪います。
資本家たちが殺し、それに協力した政治家が殺し、それを知りながら傍観した政府機関が殺しました。
息子のヨンギュンが死ぬ前はこんなことを知らなかったです。横も後ろも振り返れずに前だけを見て息を切らすように走ってきたんです。そうやって走って立ち上がれないほどひどく転んでしまいました。
企業のために人を殺すのが当然視され、安全でないために死んだ人々をその個人の過ちに追い込むと、ある瞬間から無感覚になりました。私のことではないからとただ眺めてばかりいました。ところがある日、ふと寝て起きたらその青天の霹靂が私にまっていました。信じたくないことが起こり、凄惨な現実が私の目の前に広がりました。
息子の葬儀を行うまで2カ月がかかりました。その時間、多くのことを知り、現実を直視できるようになりました。韓国は過労死、労災の死亡がOECD国家の中で圧倒的1位です。
ヨンギユンが働いていた泰安火力に行った時、70年代の炭鉱でもできない現実に胸が崩れました。そこで働いていた仲間たちに、今すぐこの職場から出て行きなさいと言いました。これ以上はやめてはいけないと思い走って来た時間です。まだしばらく行く道が遠いです。
この5月13日には忠清南道公州の郵便局で働いていた青年が死亡したという話を聞きました。すぐ走って行きました。私と同じ辛さを経験した母がいるでしょうから。誰かの死が私にはもう当たり前ではないからです。
前日夜10時まで働き戻ってきた息子が次の日に起きなかったと言いました。息子が働いた場で母が絶叫されました。この痛みを誰に、どう説明できますか。郵便局で過労死するのは初めてではありませんでした。2010年から今まで330人が死んだと言います。胸が苦しくなりました。どう受け止めるべきか胸がつまり、残念でなりませんでした。
労働強度があまりにも高くて最近、2カ月間だけでも5人が過労死したそうです。でも人手不足にはならないそうです。これからもずっと死ぬということです。郵政事業本部は資本主義の論理だけで、ただ利益のために労働者の安全と人間に対する基本的な尊重も無視して踏み潰しています。
当然、責任を負うべきことに責任を取らず、過労死による死の行列が続いているが、この人たちはどうするつもりですか。彼らを殺した企業主が責任を取らなければならないんじゃないですか。
九宜駅のスクリーンドアにはまって命を失った金君、私の息子ヨンギュン、京畿道の建設現場で落ちて死んだ金テギュ、郵便局で過労で死んだどなたかの息子…。この子供たちは皆「夢」を成すことができずに死にました。ヨンギュンの部屋には就職準備の本があり、携帯電話のメモ帳には正社員になるために努力した痕跡が残っています。公州郵便局で死んだ青年の机にも正社員志願書が置かれていたそうです。
しかし、その子供たちの現実はカップラーメンだったようです。ヨンギュンがカバンにも、九宜駅の金君のかばんにもカップラーメンが入っていました。この3周忌追悼祭、誰か九宜駅9―4スクリーンドアの前にサンドイッチとともに「もうこれからはゆっくり食べて」と残してきたんです。涙が出ました。
文在寅(ムン·ジェイン)大統領は私に、「安全な職場、差別のない職場のために努力する」と約束しました。生命と安全を公共機関評価で第1の基準に作りたいと話しました。この約束を今の現実でどのように責任を持っていらっしゃるか尋ねたいです。
これ以上死なないように、英国のように重大災害企業処罰法を作って、企業が間違えれば罰を受けさせる必要があります。これ以上企業が安全問題を無視できないようにしなければなりません。
二度と誰かが仕事をして死なない世の中、二度と私の痛みを他人が経験しない世の中、そして二度と、この青年たちの人生が消えない世の中に生きたいです。
「美しいと言う言葉も惜しいほど輝かしかったある瞬間に生きていた彼らに、働き続けて死ぬしかなかった彼らに話したいです」。
「みんな、あなたのせいじゃないよ。私たちが間違って防げなかった。本当に申し訳ない」。
(社会変革労働者党「変革政治87号」より)
朝鮮半島通信
▲2009年に死去した金大中元大統領夫人の李姫鎬氏が6月10日、ソウル市内の病院で死去した。96歳だった。金正恩朝鮮労働党委員長の妹の与正氏は6月12日、板門店を訪れ、李姫鎬氏への金正恩氏の弔辞を韓国大統領府の鄭義溶国家安保室長に伝えた。
▲韓国国会の文喜相議長は6月13日、韓国を訪問した鳩山由紀夫元首相と会談し、慰安婦問題に関連して今年2月当時の天皇に謝罪を求めた自身の発言について、謝罪の意を伝えた。
▲朝鮮の漁船が6月15日、江原道三陟港の防波堤近くの埠頭に接岸していたところを韓国住民に最初に発見された。同船は8日に朝鮮当局から出港指令書を受けて翌日に咸鏡北道鏡城郡の漁村港を出航。12日に北方限界線(NLL)を越えて南下していた。
▲韓国の金錬鉄統一相は6月19日、国連世界食糧計画を通じて朝鮮にコメ5万トンを支援すると発表した。
▲朝鮮を6月20日に公式訪問した中国の習近平国家主席は同日、平壌で金正恩党委員長と会談した。習国家主席は21日、平壌を発って北京に到着した。
非正規でクビを切られた労働者を国会へ
労働者決起集会で
大椿ゆうこさんが熱い訴え
【大阪】参議院選挙全国比例区の立候補予定者(社民党公認)として、大椿ゆうこさんは連日、「労働者を使い捨てにするな!」「非正規でクビを切られた労働者を国会へ!」と訴えてきた。大椿さんは、この三月末まで大阪教育合同労働組合の委員長を務め、学校現場における非正規労働者の雇用・権利を守るため奮闘してきた。
3年9カ月の
解雇撤回闘争
障がい学生支援コーディネーターとして四年間働いた関西学院大学を雇い止め解雇され、教育合同労組に加入して三年九ヶ月に及ぶ解雇撤回を闘った経験を持つ大椿さんは、「非正規労働者の生の声を国会に届けたい」との思いから立候補を決意したのである。大椿さんを支援するとりくみは、出遅れた分を取り返そうと、労働組合、市民運動などで大きな広がりを見せつつある。
六月一九日、大椿さんを支援する労働組合を中心に、「労働者を使い捨てにするな!大椿ゆうこと一緒に声をあげよう!六・一九労働者決起集会」が開かれた。会場のエルおおさかには、支援する労働組合員や市民、友人など一五〇人が集まり、大きく盛り上がった集会となった。集会の前に最寄りの天満橋駅前で、大椿さんとともに街頭宣伝をおこなってきた労働組合員や市民も集会に参加した。
労働者の今を
映し出す候補
集会は、中尾さん(福祉・介護・医療労働者組合)の司会で始まり、まず社民党大阪府連合代表の服部さん(元衆議院議員)が演壇に立ち、来るべき参議院選挙の情勢と課題について述べた。
服部さんは、大椿さんを支えたいという友人、地域労組、社民党の地方議員から声がかかり、一緒に全国を飛び回ってきた経験を語りながら、「非正規を渡り歩いているロスジェネ世代は、日本の姿を映し出す存在だ。この世代の代表として、何としても国会に行って欲しい。非正規の声、過労死直前で頑張っている人の声を国会に届けて欲しい。オリンピック前に改憲したいという安倍さんの野望を何としても打ち砕きたい。大椿さんを国会への思いがますます強くなっている」と訴えた。
続いて大椿さんを支援する各労組からのアピールに移り、最初に出身組合である大阪教育合同労働組合の増田俊道委員長が、「教育合同は、学校現場に非常勤の方がたくさんいる中、誰でも入れる、みんなで作る組合として結成三〇年を迎えた。大椿さんは、委員長として、組合員の生活がかかっている、組合員の闘う気持ちを支えたいという思いで、負ける気のしない交渉をずっとやってきた。教育合同の委員長ではもったいない人だと思っていた。組合としてできる限りの応援・支援をしたい」と大椿さんにエールを送った。
さらに、福祉・介護・医療労働者組合、L.I.A労組、郵政産業労働者ユニオン、全港湾大阪支部、全日建連帯労組関西生コン支部、大椿さんの友人から、連帯と支援のアピールが続いた。
政治と労働運動
は切り離せない
そして、大椿ゆうこさんがマイクを握って、自らの選挙にかける思いを語った。
「自分は、労働運動として選挙をやりたいと思っている。政治と労働運動に境目はない。労働時間などいろんなことが政治の場で決められている。政治と労働運動を切り離すことはナンセンスではないか。自分たちの置かれている状況は政治と密接な関係にある。労働組合に入っているか、入っていないかのレベルではなく、今声をあげなかったら殺されるのを待つだけ、殺されるのが嫌だったら声を上げなければならないというレベルに来ている。働くことを切り口にして、選挙を闘いたい。みんなに考えてもらえるような言葉を発したいと思う。そのため、自分の当事者性を前面に出して闘っている。社民党なんか知らないという人たちに声を届けたいと思う。」
「自分の職場から社会を変えていくということを(労働組合の)皆さんはやってきた。社会の不条理と闘うために、基礎体力をつける場が労働運動だと思う。最初は団交に行くのも怖かったが、鍛えられた十年間だった。皆さんと、一緒にやってよかった、またやりたいという時間を作り出したい。多くの人たちが社会を変えようと立ち上がってもらえるようなアジテーションをするのが私の役割だ。社民党が置かれている状況を考えると、非常に厳しい闘いになる。(社民党比例区陸攻予定者の)三人のうち、知名度もなく、スタートも遅かった。しかし、非正規で首を切られた労働者が国会に行くことで、当事者の声を届けてみたい。労働者のために一議席を取りに行く意地を見せたい」。
1人1人が主体
となる支援行動
大椿さんのほとばしる思いを言葉にしたあいさつに、会場からは大きな拍手が送られた。事務局の福田さん(大阪全労協)から、思いを形にするための行動提起として、「ポスターの掲示」「SNSなどによる拡散」「社会新報号外の配布」「推薦ハガキ」「カンパ」のとりくみが訴えられた。
最後に労組選対代表の山元さんが閉会のあいさつをおこない、大椿さん自らの音頭で「団結ガンバロー」をおこない、集会を終えた。(O)
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