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    かけはし2018年12月17日号

辺野古の海を守れ!


12.6

沖縄の民意を踏みにじるな!

辺野古新基地建設許さない

首都圏集会に600人


 一二月六日午後六時から、東京・神保町の日本教育会館で「沖縄の民意を踏みにじるな! 辺野古新基地建設強行を許さない首都圏集会」が主催:基地の県内移設に反対する県民会議/戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委/「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委で開かれ、六〇〇人が集まった。
 オープニングに、豊岡マッシーさん(三線と二胡で奏でる宮古島出身の歌者)が翁長さん追悼の歌と玉城デ二ーさん応援歌を会場と一体となり披露した。集会は野平晋作さん(「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委)の主催者あいさつから始まった。
 「安倍政権は沖縄の民意に寄り添わない。法律を無視して、基地建設を進めている。土砂投入のために民間の桟橋を書類の提出なしに使用している。これは違法だ。政府は憲法を守れ、法律を守れ」。
 国会から、野党五党・二会派の国会議員が連帯のあいさつを行った。赤嶺正賢さん(共産党)、本多平直さん(立憲民主党)、日吉雄太さん(自由党)、福島みずほさん(社民党)、藤田幸久さん(国民民主党)、伊波洋一さん(沖縄の風)、柚木道義さん(無所属の会)。「ベルトコンベアーは石材しか運べないのに、土砂を運んでいる。名護市安和にある琉球セメント桟橋の許可は得ていない。政府は居直り、こちらのあきらめを待っている。絶対に負けられない。土砂投入を強行する安倍政権を許さない」。

行政不服審査法
の違法な乱用だ
沖縄から山城博治さん(基地の県内移設に反対する県民会議共同代表)が駆けつけ、辺野古の現状と闘いへの結集を呼びかけた(別掲)。次に白藤博行さん(専修大教授)が埋め立て承認を沖縄県が撤回したことに対して、防衛省沖縄防衛局が国民の権利救済を目的とした行政不服審査法を乱用して、承認撤回の審査請求執行停止を申し立て、国交相が執行停止決定をしたことについて、その違法性を批判した。一〇月二六日に発表した行政法研究者有志の声明の賛同は一一〇人にのぼった。
白藤さんは「この問題から逃げるな。沖縄県民に敬意を払え。地方自治・人間の尊厳を壊すな。誇りある闘いをしなければならない。いっしょに闘いたい」と締めくくった。
続いて、毛利孝雄さん(辺野古土砂搬出反対全国協議会首都圏グループ)が報告した。
「本土から土砂の八割を持っていく。特定外来種生物の防止が決められているが防衛省から具体的な対策が示されていない。西日本は温帯で、沖縄は亜熱帯だ。沖縄に外来種生物が持ち込まれれば、環境破壊を作り出す。沖縄県が県条例を厳しくし、特定外来生物を入れないようにするように、支援を強化する。土砂投入なんてとんでもない」。

官邸前座り込み
で抗議の意思を
最後に、総がかり行動の藤本泰成さんが行動提起を行った。
「六日午前中に室戸沖でFA18戦闘攻撃機とKC130空中給油機が空中衝突し墜落した。一一月一二日にもFA18が墜落した。米軍機の事故が相次いでいる。住民の安全を脅かし、毎日戦争をしている状態にある。玉城デ二ー知事は『辺野古が唯一』という政府に対して、世界に『基地はいらない』と発信して、共感を得ている。世界に繋がることによって沖縄の未来を見つめている。あきらめずがんばろう。一二月一三日午後六時半から、防衛省抗議行動に参加を」。
山城さん、白藤さんの闘う歌も出て、会場と一体となって熱気あふれる集会であった。防衛相は一二月一四日から土砂投入を行うと表明している。現地での闘い、一二月一二日から一四日まで、官邸前座り込みも予定されている。全国各地で「土砂投入するな」の行動を起こそう。(M)
安倍政治には品格がない。手前勝手で口先だけでやる。どこが法治なのか。政府のやっていることは「闇の世界」と同じだ。国交大臣の沖縄県の行った埋め立て承認撤回の執行停止決定は自作自演だ。本当に怒りでいっぱいだ。安倍を許さない。怒りを形にする。反撃していく。
翁長さんの死亡は無念だ。悲しみと苦しみの中にあるがめげない。基地を作り、戦争の準備をする安倍政権とわれわれは現地で闘いぬく。沖縄は憲法の番外地、戦争の導火線。東京でもこれを変えていく闘いを行ってほしい。
三点言いたい。第一に琉球セメント。港はセメントの出荷のためのものなのに埋め立て用の土砂を搬出する。目的外の使用をしている。琉球セメントは稲嶺元県知事の関連会社だ。政府が圧力をかけまくったのだろう。普通の民間企業ではやらない。赤土条例に違反しているのでは?という疑問に対して、山からの土ではないから問題ないなどとしている。安和工場を閉鎖させろ。県民は許さない。搬出を阻止する。
現地ではカヌーチームが午前中、桟橋の運行を止めた。四〜五時間がんばった。二〇〇〇トンの運搬船に七〇〇トンの土砂が積まれた。辺野古ゲート前、那覇から三時間かけて百数十人が安和に駆けつけ反対行動を行っている。機動隊の暴力が炸裂する、機動隊の暴走を止めたい。負けるわけにはいかない。
第二に、技術者の北上田毅さんが情報公開で資料を提出させ分析し、敵の弱点を暴き出してきた。反対運動の理論的支柱になっている。今回も琉球セメントに迫っている。全国の皆さんの中に、こうした技術者がいるだろう。ぜひとも支援してほしい。
第三に、暮らしはことごとく踏みにじられている。来年度予算は一〇〇兆円を超えた。防衛費は五兆二〇〇〇億円。それにプラスして五兆円の借金が残っている。つまり一〇兆円ということだ。安倍は憲法を変えるという。いま反対の声を上げなければいつあげるのか。共に闘いぬきたい。(発言要旨、文責編集部)

12.3

辺野古実が防衛省前行動

連続行動で埋め立て止める

大軍拡予算に抗議の声を


 一二月三日午後六時半から、防衛省に対して「辺野古新基地建設のための土砂投入をやめろ」と抗議・申し入れ行動を、辺野古への基地建設を許さない実行委員会の呼びかけで行った。
 一二月三日、岩屋毅防衛相は辺野古新基地建設のために、土砂投入を一四日から行うと沖縄県民の圧倒的な「基地ノー」の声を無視して発表した。沖縄防衛局は本部港岸壁が台風で破損し、使えなくなっているので、名護市安和にある琉球セメント所有の桟橋を埋め立て土砂の搬出に使うとし、桟橋から大型船に土砂の積み込みなどの作業を開始した。仲間たちは現場におもむき、抗議行動を行った。こうした緊急の事態を受けて、防衛省に対する抗議・申し入れ行動が行われた。

遺骨持ち去り
事件も追及を
最初に、現地報告が行われた。「土砂投入に向けて、土砂が大型船にベルトコンベアーで運ばれた。キャンプ・シュワブゲート前からもたくさんのダンプが入っている。抗議行動を行っているが圧倒的に人数が少ない。沖縄に駆けつけられる人は抗議行動に参加しよう」と呼びかけた。参加した仲間たちが「土砂投入をするな」と防衛省に向けて抗議した。アピールの後、「座り込めここに」などの抵抗歌を日音協の音頭で歌った。
練馬アクションの池田五律さんが「一二月一八日、新防衛大綱が作成され、大軍拡予算が組まれようとしている。自衛隊が空母を持ち、先島諸島へ自衛隊基地を建設し、ミサイル部隊を配置する。大軍拡予算に反対する学習会を一二月一五日午後六時から、文京区民センターで行う。沖縄の反基地闘争とつなぐためにも参加してほしい」と話した。
埋めるな連、東京地域ネットワークの仲間が街頭でプロジェクターを使い、辺野古基地建設の現状、反対行動の様子などを映し出し、訴える行動を防衛省前でも実施して、各地域で宣伝用に使ってほしいと語った。
次に、今後の行動予定が話され、参加を呼びかけた。一二月六日、一ツ橋の教育会館での辺野古基地埋め立て反対の大集会、一二月八日、宮古島自衛隊基地建設反対集会、渋谷勤労福祉会館、一二月一六日午後五時から、JR新宿駅東南口、映像による宣伝。二〇一九年一月七日午後六時半、防衛省行動。
「明治一五〇年」企画の一環として次のような企画も紹介された。一九二九年に、京大の教授らが許可なく、沖縄の墓をあばき、遺骨を持ち去った。それが現在も京大に保管されているにもかかわらず、謝罪と遺骨の返還を拒否している京大に対して、沖縄の子孫と学者たちが訴訟を起こした。この問題の集会が一二月一五日午後六時半、文京シビックセンター。
「辺野古新基地建設断念を求める抗議・申し入れ」を沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック、「オスプレイを飛ばすな!撤去せよ!日本の空にオスプレイはいらない」を、うちなんちゅの怒りととともに!三多摩市民の会が防衛省に行った。
一二月三日、玉城沖縄県知事は土砂投入を断固許さないと態度を明確にした。琉球セメント所有の桟橋からの土砂搬出について、桟橋設置の工事完了届けが出されないまま作業を実施したのは違法として、沖縄県が同社に作業の停止と立ち入り検査を求めた。一二月四日、搬出作業がストップした。沖縄・本土をつらぬく闘いで工事を止めよう。(M)

フランス

「黄色いベスト」運動について

生活費高騰に抗議の決起

2018年12月1日 反資本主義新党(NPA)全国執行委員会


 日本のメディアでも大きく報じられているが、フランスで大規模な民衆的決起が続き、マクロン政権が追い詰められている。以下は、この運動の推進を共にめざすとの、フランス反資本主義新党(NPA)のアピール。この運動の全体像をたどりつつ、何が求められているかを一一月末時点で論じたNPAの同志による論考は新年号に紹介する。(「かけはし」編集部)
 数万、おそらくは数十万人の民衆が本日、生活費高騰および政府に反対して、「マクロン辞めろ!」の叫びを含めてフランス中でデモに立ち上がった。
 警察の抑圧を前にしても、また悪天候をもものともしないこの決起の幅広さは、この国を貫く労働者階級の決意を示している。それは、ISF(富裕税)が廃止され、有産者たちがその傲慢さを倍化し続けている一方での、CGS(社会保障拠出)や諸々の税の引き上げで焚きつけられたものだ。
 これまでに起きた衝突は、催涙ガスや放水銃や警棒を使って、デモ参加者がシャンゼリゼに近づくことを妨げようと試みた政府の責任だ。暴力に満ちたこれらの国家の行為は、民衆の諸要求に答えることを拒絶しているマクロンの頑迷さ、「何ヵ月かの会談」……を約束しながら、燃料税や電力料金の引き上げを変えたくないと思っている政府、これらを例証するものだ。
 マクロンと彼の前任者たちがやり続けてきた政策は今、次のようなものだとして大衆的に拒絶されている。つまりそれは、労働者階級の所得と職を犠牲にして、カルロス・ゴーンのような「列の先頭にいる者」、最富裕層、を利する一つの階級的政策なのだ。そして、今晩デモ参加者に応じる責任を負う者が内相のカスタネール(訳注)でしかないという事実は、多くのことを語っている……。
 NPAは、この決起に連帯する。そして、この運動が自らそれ独自の組織を形作りながら、あらゆる間接税に反対し、富裕税の復帰を求め、俸給と年金の引き上げを求め、公共サービスの防衛を求めて決起し、これからも続くことを期待している。われわれは、この国中での民主的な封鎖と民衆的な論争集会を支持する。
 この脈絡において、諸労組、政治諸組織およびキャンペーン諸組織は、諸々の呼びかけと行動を集中させることを軸にすでに多くの都市に存在しているように、特に経済を止める諸々のストライキを通して、極右を孤立させることにもなる大衆的な決起を構築するために、あらゆる分断を拒絶することでそれらの責任を引き受けなければならない。
 決起は、この数ヵ月間潜んできた政治的危機があらわになりつつある兆候だ。われわれが今経験しつつあるものは潜在的に、この何年かにわたって労働者階級が味わってきた資本主義の荒廃に対決する社会的爆発だ。悲惨の種をまく者たちが怒りの報いを受けている!

(訳注)社会党出身の前内相コロンが今秋辞任したことを受け就任。マクロン大統領選の選挙参謀を務め、マクロン与党「共和国前進」代表に就いたマクロンの腹心。マクロンはコロン辞任後政権基盤を広げるため他潮流からの起用を狙ったが、結局身内に頼るしかなかった。(「インターナショナルビューポイント」二〇一八年一二月号)


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