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    かけはし2015.年5月25日号

労働者の力で改憲阻止


戦争法案も原発もいらない

5.1郡山でメーデー集会

安倍政権は決して強くない

共同の運動をさらに多様・広範に

 【福島】働く者の権利を守る第八六回メーデー集会は、五月一日夕、郡山市総合福祉センターで開かれ一五〇人が参加した。前田文子事務局長(県教組郡山支部書記長)の司会で進められ、石川宏実行委員長(県教組郡山支部長)の主催者あいさつに続き、郡山地方労平和フォーラム志賀議長、郡山地方労連河崎議長、共産党神山県議、社民党飛田市議、虹とみどりの会蛇石市議、郡山の未来をつくる会駒崎市議が連帯のあいさつに立ち、品川郡山市長からのメッセージが紹介された。

高田健さんが
メインの講演
今年のメインは、戦争法、改憲と最先頭で闘う「許すな!憲法改悪・市民連絡会」高田健さんの「安倍政権の戦争法案を止めるために〜戦争法案、私たちの課題と展望」と題した講演。安倍政権が強行しようとしている戦争法案の成立をどのようにして止めるのか。高田さんは次のように語った。
まず、強そうに見える安倍政権だが、大きな四つの弱点を持っている。改憲、戦争法案、原発、辺野古基地などの重要な課題で世論調査では反対の方が多いことがたびたび示されていること。七〇年談話を巡る安倍首相の姿勢に韓国、中国に加えてアメリカやドイツからも批判の声があがっていること。アベノミクスが、多くの国民に果実をもたらしていると実感させ得ていないこと、そして連立政権であり、自民党単独で決めることができないという状態にあること。
国会内では、衆議院で改憲発議が可能なほどの議席をもっているが、私たちの広範な共同行動が改憲反対のリベラル勢力の行動と呼応しあったとき安倍の企てを阻止することが可能となる。今年の5・3憲法集会ではこれまでにない広範な勢力が集まり、沖縄で実現したような闘いが本土でも始められる可能性がある、と訴え、「歩く人が多くなれば、それが道になる」と魯迅を引用して講演を結んだ。

安心して暮ら
せる社会を!
各組合・職場・市民団体からの報告には五つの団体代表が立った。教組からは、国家統制と競争への動員・多忙化・超過実態、学校司書の組織化と図書費増額・労働条件改善の闘いが報告された。ふくしま連帯ユニオンからは、慢性的な人員不足と低賃金にあえぐ介護労働者の現状、国労からは郡山駅業務の外注化の実情、放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会からは過大な処理量想定に基づく巨大な仮設焼却施設建設に対する闘いが広がっていることが報告された。最後に、自治労郡山市職労から、公契約条例制定の市議会請願が昨秋可決され郡山市として条例制定に向けた取り組みが進められる中で、労働者市民の声を条例に反映させていく運動への協力が訴えられた。
そして、「平和といのちと人権を!」「戦争・原発・貧困・差別を許さない!」「放射能から命と生活を守ろう!」の三つのスローガンと「今こそ労働者や市民が団結し『ノー!』の声を上げ、当たり前の人間らしい生活、安心して暮らせる平和な社会を取り戻しましょう」というメーデー宣言を教組郡山支部松下青年部長が提案、全体の拍手で採択し、国労郡工支部橋本委員長の力強い「団結がんばろう」で閉会した。終了後も高田さんを囲んでの交流会がもたれ三〇数人が参加した。

6・ に超党派
の取り組み準備
今メーデー集会を準備してきた実行委員会において、戦争法案の国会上程、改憲の動きの激化と闘うために超党派の取り組みが必要、という声が上がった、これを受け、県教組郡山支部長の呼びかけで五月一一日に集会実行委員会準備会がもたれ、各地の平和フォーラム、地方労連・共同センター、各労組、共産党、社民党、虹とみどりの会などが参加した。そこで六月二一日に「県中・県南集会」を広範な勢力の結集で成功させる取り組みを開始することが決定された。(世田)

5.12総がかり行動・第1波の集会へ

風雨ついて二八〇〇人がデモ

人々の思いを掘り起こし戦争法案NO!


 五月一二日、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会は、東京の日比谷野外音楽堂で「許すな戦争法案! 戦争させない・9条壊すな! 5・12集会」を開催した。五月から七月までを射程に入れた、戦争国家法案阻止連続行動の皮切りになる集会だ。この日は、夜には暴風雨の予報も出ている不安定な雲行きの中で、二八〇〇人の労働者・学生・市民が参加した。
 本集会の始まる前に、リレートーク。沖縄の辺野古新基地反対闘争に連帯する五月二四日の国会ヒューマンチェーン・アクションへの参加を呼びかけた野平晋作さん(ピースボート)、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの木村辰彦さん、女性たちのレッドアクションを呼びかけた埼玉の女性、介護サービスの引き下げに反対するケア・マネージャーの仲間、多摩市議に新人として当選したいぢちきょうこさん(社民党)、秘密保護法を廃止へ!実行委の角田さん、戦争法案に反対する学生、宗教者平和ネットなどから次々と戦争法案反対の思いが語られた。さらに俵義文さんは帝国憲法を礼賛し、戦後憲法をおとしめる育鵬社版中学公民教科書に示される、教科書検定・採択の現状に警鐘を鳴らした。

一人ひとりが
反対の根拠を
集会では、最初に鎌田慧さんが、米国議会の上下両院総会で、米国議員に「戦争法案」を約束した安倍首相の演説を鋭く批判、「あの時がんばっておけばよかった」ということのないように全力で行動しよう、と訴えた。
続いて国会議員から、民主党幹事長代理の近藤昭一衆院議員、共産党の小池晃副委員長(参院議員)、社民党の吉田忠智党首(参院議員)、生活の党と山本太郎となかまたちの玉城デニー衆院議員、そして沖縄社会大衆党委員長の糸数慶子参院議員が、熱気に満ちて「法案絶対阻止」への決意を語った。
八七歳になった埼玉大名誉教授の暉峻淑子(てるおかいつこ)さんがゲスト発言。暉峻さんは「一人ひとりが安倍政権に反対する強い根拠を持つ必要がある」と強調し、「戦争・原発・地球温暖化を次の世代に残してはならない」と訴えた。また日弁連憲法問題対策本部長代行の山岸良太さん、憲法学者の清水雅彦日体大教授も発言した。
デモ出発の時点で、予報通り雨と風が強くなった。多くのデモ参加者もずぶぬれになりながら、「戦争法案反対!」「安倍政権を倒せ」のコールを繰り返し、東京駅近くまでデモを行った。        (K)

5.14戦争国家法案閣議決定に抗議

早朝から官邸前に500人

ここで「戦後」を終わらせるな! 


 五月一四日、「戦争国家法案」の閣議決定が行われるこの日、午前八時から、この憲法破壊の暴挙に対する抗議行動が五〇〇人の結集で行われた。主催は「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」。
解釈で憲法9条を壊すな!実行委の高田健さんが、「本当は閣議は火曜日と金曜日なのだが、今日についてはまず最初に国家安全保障会議で法案を決め、その後、臨時閣議を開いて決定し、夕方安倍首相の記者会見が行われる。そして定例日とは関係なく開催できる特別委員会で審議して、成立に持ち込み『戦後七〇年』を終わらせようというのだ」と安倍政権の目論見を批判した。
官邸前集会では、民主党、共産党、社民党の国会議員の発言につづき、日本山妙法寺、出版労連、キリスト者平和ネット、戦争をさせない1000人委員会の内田雅敏弁護士、南部1000人委員会の奈須りえさん(大田区議)、浦和・生活と健康を守る会などの仲間が次々にアピールし、首相官邸に向けて「戦争法案反対」のシュプレヒコールを繰り返した。  (K)


5.5野宿者・失業者・持たざる者のメーデー

排除をやめろ!渋谷区に抗議

宮下公園ナイキ化は違法だ!

 五月五日、2015野宿者・失業者・持たざる者のメーデーが行われた。九五年に新宿で行われた野宿者メーデー以来二〇回目。
 デモ出発地点の神宮通り公園では集会に先立ち、渋谷の仲間を中心に、共同炊事が行われ、参加者の作業で作られた豆腐、なす、春雨入りのスペシャル麻婆丼をみんなで堪能した。
 三時のデモ出発に先立って行われた集会ではまず、この間、激しい野宿者排除攻撃にさらされている渋谷の仲間たちが発言した。のじれんの仲間は、今回の選挙で、現職の桑原区長が引退し、その後継区長に宮下公園のナイキ化を推進した長谷部区議が当選したことについて報告し、注意を喚起した。宮下公園には新たな再開発計画の存在が明らかになっており、三井不動産に三〇年間貸し出し、三階建ての商業施設とホテルを建設し、公園はその屋上に作るというもの。
 続いて、神宮通り公園夜間施錠よなよな阻止行動の仲間が発言。当日デモの出発点となった神宮通り公園では昨年九月にフェンスが作られ、一〇月より夜間施錠をするということになり、その場で野宿していた仲間が追い出された。それ以来、夜一〇時に施錠に来るガードマンを説得するという、夜間施錠阻止行動は毎日続けられているが、この間は毎回警官が来るようになっているとのこと。

国賠訴訟で勝利
判決かちとった
次に宮下公園のナイキ化に対する国家賠償請求訴訟の原告の仲間。四年間の裁判闘争を経て、三月一三日に勝利判決を勝ち取ったことを報告した。判決が違法としたのは以下の四点、公園の改造計画が議会の承認を経ていないこと(議決が必要な地方自治法96条の「負担付き贈与」に該当)、競争入札をしていないこと(地方自治法234条)、公園生活者を相当でない態様の有形力の行使をして排除したこと、行政代執行に至る手続きで弁明の機会の付与を行わなかったこと。公園で生活していた人を暴力的に強制排除したことのみならず、ナイキ化計画のプロセスそのものが違法であると判断したことの意味は大きい。先の三井不動産による再開発計画が新聞紙上で明らかになったのが三月一二日であったが、翌日の
判決を受けて、新たな再開発計画も頓挫した形となっている。
続いて各参加団体の発言。山谷労働者福祉会館、竪川弾圧救援会、山谷争議団、三多摩自由労組、夜回り三鷹、府中緊急派遣村、立川サンキューハウス、静岡パトロール、自由と生存のメーデー実行委員会、APFS労働組合、争議団連絡会議の各団体が発言。約一二〇人の参加者は渋谷を一周するデモに出発、途中、のじれんの毎週土曜日の炊き出し拠点となっていた美竹公園(現在封鎖中)や、渋谷区役所前では「野宿者排除をやめろ!」とシュプレヒコールをあげた。
デモの解散地も神宮通り公園。解散地でも被ばく労働を考えるネットワーク、反五輪の会、相模原パトロールの仲間の発言を受け、シュプレヒコールをあげて解散した。   (板)




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