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    かけはし2015.年3月9日号

辺野古「埋め立て工事」中止せよ


2.22 沖縄現地と結ぶ同時行動

山城博治さんらの逮捕糾弾

休日の新宿をデモ行進


 二月二二日午後一時から、東京・新宿柏木公園で、「仮設」はウソ?実は巨大な突堤― 安倍政権は事実上の埋め立て工事”をやめろ! 辺野古と結ぶ 2・22 東京行動が、辺野古への基地建設を許さない実行委員会の呼びかけで行われた。沖縄で同日、辺野古現地で海上デモと集会が行われるのに連帯する行動であった。

ゲート前テント
の撤去をやめろ
「安倍政権は基地建設に反対する沖縄の民意を踏みにじり、 今まさに力づくで沖縄・辺野古への基地建設を進めています。
沖縄防衛局は年明けから工事を再開。埋め立て申請書や工事計画にもなかった、二〇トンから四〇トンという巨大なコンクリートブロックを、フロートやブイを固定するアンカーと称して辺野古の海にいくつも投入し、貴重な珊瑚を破壊しています。そして、ボーリング調査のための「仮 設桟橋(岸壁)」と称して長さ三〇〇メートルに及ぶ本格的な突堤を建設しようとしています。
これは、『仮設』工事などではなく、事実上の埋め立て工事にほかなりません。翁長知事は、仲井真前知事の埋め立て承認手続きを検証する第三者委員会の結論が出るまで、工事の中止を要請しましたが、工事は強行され、海保の暴力行為がいまも繰り返されています。
私たちも、同じ日、沖縄と連帯し、沖縄の意志を踏みにじる安倍政権への抗議を行動で示しましょう」。(呼びかけビラより)
また、防衛省・国は沖縄基地前抗議行動に対して、新たな弾圧を開始した。米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設に抗議し、米軍キャンプ・シュワブ新ゲート前で座り込む市民らが歩道に設置しているテントなどについて、沖縄防衛局と沖縄総合事務局北部国道事務所は二月一九日、撤去を求める文書を現地に持参し、市民らに伝えた。撤去期限は二六日としている。

沖縄現地行動
参加者の発言
司会の下地さん(沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)が「午前一〇時に辺野古沖で海上デモを行い、午後一時からキャンプ・シュワブゲート前で、辺野古埋め立てをやめさせる集会が行われる。本日午前九時ころ、ゲート前で山城博治さん(沖縄平和センター議長)ら二人が米軍に拘束された」ことを報告し、厳しく糾弾した。
最初に、辺野古の闘いの状況を二つの団体が報告した。
辺野古リレーの仲間。「海では重りを下ろす工事を止めようとカヌー隊ががんばっている。海保はそのカヌーを沖合いまで持っていって離す(沖合いに流されたら、命の危険にさらされる)、また、カヌーのかいを奪うなどの暴挙を行っている。キャンプ・シュワブ前では警官が突進して救急車が来ることもあるが、和やかな時間もあり、『辺野古総合大学』と称する学習の場もつくられている」。
一週間辺野古に行っていた仲間。「逮捕者が出た。その時は一日中抗議行動を行った。その人は翌日には釈放された。闘いが奪い返した。民衆が後ろについていることを実感した。これを伝え、運動に生かしていきたい」。
戦争に協力NO葛飾ネット。「二月一四〜一七日、五人で行ってきた。二月一六日、翁長知事が防衛局に工事の停止を指示したが、一七日に工事用のトレーラーがゲートに入った。そして工事用車両が二〇台待機しているという情報があり、ゲート前でもみあいとなった。山城さんに対して、『確保』と言う声がかかり、連れていかれた。顔を殴られたり、メガネを壊された人もいた。泣いている人もいた。本当に悔しかった」。
次にストップ埋め立てキャンペーンが大成建設に対する抗議行動の報告をした。ゆんたく高江の仲間は「N4地区で一昨日、テントが何者かによって持ち去られた。ヘリパッドが完成すれば年間一二六〇回もオスプレイが訓練飛行をするという。許せない」と訴えた。

安倍政権に迫る
闘いを「本土」で
与那国島で自衛隊基地建設を問う住民投票が本日行われていることについて、大仲尊さん(沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)が報告した。
「政府は中国包囲の一環として国境の島に自衛隊を配備しようとしている。二〇〇人の自衛隊が来れば島はうるおうと煽っている。住民投票は拘束力がないから勝っても負けても関係なく基地建設を進めると政府は語っている。名護でかつて行われた基地移設についての住民投票以来のことであり、辺野古基地反対の闘いに続くものである。自衛隊はいらないという意思を示すものだ。勝利するようにがんばりたい」。
最後に安倍政権にノー東京地域ネットワークの発言を受けた後、新宿を一周するデモで「辺野古基地建設を許さない」とアピールした。なお、二二日の与那国島での住民投票は賛成が六三二票で、反対の四四五票であり、残念な結果であった。
また、キャンプ・シュワブ前抗議集会には二八〇〇人が参加した。山城さんらの身柄は米軍から名護警察に引き渡され、日米刑特法違反で逮捕・拘留された。名護署へ五〇〇人の仲間たちが即時釈放を求めて抗議行動を行った。二月二三日、那覇地検は山城さんらを釈放した。そして、那覇市議会は二三日の本会議で、「米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた新基地建設と、海上保安庁と県警の過剰警備をそれぞれやめるよう求める意見書」を賛成多数で採択した。  (M)

2.22 大阪で沖縄の行動に連帯

シュワブゲート前集会に呼応

12団体が呼びかけ共同の取り組み

 【大阪】二月二二日、辺野古新基地建設に反対する沖縄県民集会が、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で開かれた。同日、この集会に連帯する同時アクションが大阪中之島水上ステージで開かれ、二五〇人が参加した。
 辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動、沖縄とともに基地撤去をめざす関西連絡会、「しないさせない!戦争協力」関西ネットワーク、沖縄意見広告運動・関西事務所、ジュゴン保護キャンペーンセンター、日本キリスト教団大阪教区沖縄交流・連帯委員会、日本キリスト教団大阪教区社会委員会、沖縄の高江・辺野古につながる奈良の会、関大交友連絡会、九条改憲阻止共同行動、釜ヶ崎日雇労働組合、辺野古の海に基地をつくらせない神戸行動の一二団体の呼びかけで開かれたものである。

弾圧は抵抗を
さらに広げる
初めに、最近辺野古の闘争に参加した三人の仲間から、ゲート前の闘い・辺野古の海での闘いについて現地闘争の報告があった。また、ジュゴン保護キャンペーンセンターの仲間から、二二日の現地集会で、山城博治さん(沖縄平和運動センター議長)ら二人が米軍により基地内に引きずり込まれたという衝撃的な報告があった。報告者の見方によると、前途多難な辺野古新基地建設に焦った海兵隊が、警察に替わって前面に出てきたとのことだ。
この件については、現地集会に参加している服部良一さん(元衆議院議員)が、電話で報告した。その音声はマイクにより集会参加の全員に届けられた。現地集会は、ゲート前で三〇〇〇人近くの人々が集まり、立錐の余地もないほどだった。山城さんは名護市の警察署に移され、そこで事情聴取を受けるようなので、集会参加の国会議員たちも名護署の方に移動するとのことだった。
水上ステージの集会参加者には事情がよく分からなかった。米軍にはそのような権限はないはずだが、翌日の新聞によると、沖縄県警に日米地位協定に伴う刑事特別法違反容疑で逮捕されたとのことだ。全くよく分からない。集会の司会者が言ったように、弾圧は抵抗を呼び、抵抗は友を呼ぶということだろう。集会後、辺野新古基地建設反対を訴え西梅田公園までデモが敢行された。   (T・T)

2.4 フクシマ原発労働者センター発足

原発労働者の健康と権利を

東電の責任を追及し続ける

 【いわき】いわき市内で、福島原発の収束作業・廃炉作業・除染作業などに従事する被ばく労働者の雇用や労働条件・職場環境・安全衛生・健康・生活環境などの相談を受つけ、ともに問題の解決を図る新たな運動団体が起ち上がった。
 社民党いわき総支部を中心とした各運動団体と、全国一般労働組合全国協議会傘下の労働組合の有志による八カ月間の準備討論によって「フクシマ原発労働者相談センター(充足・廃炉・除染)」が結成され、二月六日いわき市労働福祉会館で一二〇人の参加で結成総会を行った。

過酷きわまる
被ばく労働
総会では、長沢啓行さん(若狭ネット資料室長)が「原発事故の現状と労働現場の実態」を報告する記念講演を行った。
長沢さんは、「福島原発では労働災害が三倍に急増している。東電は作業員急増のためとしているが、放射性粉じん・液体で汚染された環境での高線量・大量被ばく作業で、熟練工がパンクし被ばく可能な技術者が不足している。そのため、被ばく要員による単純作業のつぎはぎで熟練作業を代替えし、通常の保守・点検作業とは異なる想定外・マニュアル外の作業をしている。元々事故処理作業の特質から未経験の技術・作業を要求されるが、工程・作業計画の立案の困難性と管理の困難性、下請け多重構造による賃金ピンハネと放射線被ばく等のズサン管理、終わりなき達成感なき作業、労働意欲の喪失などが労災事故を多発させている」と労働環境の劣悪さを告発した。
さらに長沢さんは被ばく労働に対する今後の健康障害について「国は東電救済のため、より被ばくの少ない事故処理・汚染水対策を選択できない。原子力規制委員会の田中委員長は、放射線被ばく規制基準をあげて高線量・大量被ばくを強要する方針を打ち出し、一〇〇mSv/五年かつ五〇mSv/年の線量限度を緊急時に限って二五〇mSvに引き上げようとしている。広島・長崎の原爆被ばく被害者は一〇人に一人の割合でガン・白血病が生じる。第一原発では事故後、総被ばく線量は通常の五〜一〇倍、平均線量は三〜六倍に急増している。福島第一原発事故処理作業でガン・白血病死が増えることが予想されるが、その労災認定の門は狭い」と警鐘を鳴らした。

多重下請け構造
暴力的労務管理
総会では、福島原発で働く被ばく労働者からも発言があり、「東電は全く反省していない。 多重下請け構造が三・一一以前と変わっていない。東電は収束作業を丸投げし、下請けでは暴力による労務管理もある。また、事故が起きると思う。より少ない人数でより早くという圧力がある。現場では上から言われるだけ逆らうことはできない。軍隊と同じ奴隷状態だ。そんな職場環境が四〇年〜五〇年も続くのか。被ばく労働者には福島の地を何とかしたいと思って働いている人も少なくない。しかし、住民との溝があり分断が進んでいる。グチは言うが本当に言う場はない。今日、相談センターができ、内部から声をあげるきっかけになり、地元との交流ができればと思う。働きやすい職場にできるようにしていきたい」と決意表明をした。
総会は、結成の趣旨・基本方針・具体的取組・規約・役員体制などを確認した。
総会には、東京労働安全センター、原子力資料室、被ばく労働を考えるネットワーク、ヒバク反対キャンペーン、全国一般全国協議会の仲間も駆けつけ支援と共同の確認をした。(TK)

資料

フクシマ原発労働者相談センター(充足・廃炉・除染)

結成の趣旨

 三・一一原発事故は、未曾有の甚大な被害をもたらし、三年余りを経た現在でも一二万六〇〇〇人が避難生活を余儀なくされ、また、放射能汚染の下での恐怖に晒されながらの暮らしを強いられています。特に原発事故は、溶け落ちた溶融塊(デブリ)の処理には程遠く、汚染水処理の対応に追われて四苦八苦の状態です。
東京電力は地下水対策・アルプス処理・凍土壁対策に活路を見出そうと躍起で
すが、トラブル続きでとても事故収束の認識には至りません。
事故収束そして三〇〜四〇年とも言われる廃炉作業に携わる労働者の総体労働力は、八〇万人を動員したチェルノブイリ原発事故を遥かに凌ぐとも言われており、労働者の枯渇と被ばく労働による健康被害が深刻化することは明白です。また、その労働は過酷なものであり、たびたび報道され社会問題になっていますが、問題となっても改善は一過性のものであり、法令違反・雇用形態や労働条件・被ばく対策・健康管理・賠償問題など、諸問題の抜本的な改善が必要不可欠と言われています。しかし、東京電力と国の姿勢には全くその改善がみられません。
収束・廃炉・除染作業に従事する労働者の過酷な状態は、―どうせ我々はスペアだ―と唾棄し、人として扱われない理不尽な事実を緘口令や解雇の脅しのなかでも告発してやみません。
周りの関心が薄くなるにつれ、解雇や不利益を恐れてどこにも相談できずに悶々としている労働者が、真に労働者に寄り添う、東京電力や公的機関に代わる「かけこみ寺」を必要とし渇望しています。その受け皿づくりを創設する意義がまさに問われている所以です。

基本方針
(相談窓口)収束・廃炉・除染に携わる労働者の相談窓口を設け、雇用と労働条件、
職場環境、労働安全・衛生対策、健康、労働者被ばく問題、生活環境問題などの相談を受け付けます。
(交渉・要請行動)相談内容を整理し、労働者と共に東電・事業所への交渉や、行政・県・国への要請・政策提言を行い、労働条件・健康・生活向上の改善をはかります。
(地域行動・連帯)地域住民との交流・連携を深め、労働者の社会的向上をはかります。
(調査・学習・宣伝)調査・学習・宣伝活動をとおして、人間の尊厳や生命、労働者の権利、労働条件などを広く社会問題化します。
(廃炉・脱原発)完全な収束・廃炉作業と第二原発の廃炉を求め、脱原発を目指します。
ホームページ/www13.plala.or.jp/iwakisyamin
相談連絡場所を2カ所に設置します。
◆ 社民党いわき総支部 /いわき市内郷御厩町4―2 いわき総支部内
TEL 0246―27―8700 平日のみ受け付け 受付時間9時〜16時/Fax 0246―27―0448
◆ 全国一般いわき自由労働組合 /いわき市小名浜大原字堀米44―7 /TEL 0246―73―8188/平日のみ受け付け 受付時間9時〜16時/Fax 0246―54―1789




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