1.11三里塚反対同盟15年旗開き
新しい社会をめざす闘いだ
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住民追い出し
を許さないぞ
一月一一日、三里塚芝山連合空港反対同盟(代表世話人:柳川秀夫)は、「第三滑走路計画」粉砕を掲げて、横堀農業研修センターで二〇一五年旗開きを行い、今年も闘う決意を示した。参加者は三二人。
国土交通省「首都圏空港機能強化技術検討小委員会」は、安全軽視の過密運航・環境破壊の「第三滑走路」計画を打ち出し、二〇三〇年度をメドに完成させ五〇万回発着を目指すというのだ。こんな財政根拠なし、住民追い出しを前提とした無謀な計画を、金儲け優先で成田商工会や経済界が一体となってキャンペーンを強化している。
成田空港振興協議会の講演会(二〇一四年一一月一九日)で黒野匡彦(元成田国際空港社長)が「国が言い出す前に第三滑走路建設を地元が言いだすべき」と煽り、内陸空港の致命的な欠陥である飛行制限時間(夜間飛行制限を午後一一時から午前〇時までに延長)の緩和にむけて圧力をかけるほどだ。小泉一成成田市長も市長選挙後(一二月一四日)、「第三滑走路建設は選択肢の一つ」と強調し、連携プレーの強化を指し示した。
さらに「成田第三滑走路を実現する会」臨時総会(一二月二八日)では早期実現署名(目標三〇万人)が目標署名に届いていないにもかかわらず予算国会に間に合わせるために一三万七〇〇〇人分をあわてて一五年一月に国交相に提出することを決めた。
夏目誠空港会社社長は、「年始の訓示」で「第三滑走路」計画キャンペーンを横で見ながらアジア・ハブ空港競争の敗北、羽田空港との増便競争の劣勢をなんとか挽回するためにLCC(格安航空)増便と新ターミナル・「第三旅客ターミナル」の供用、誘導路整備などの空港拡張を「なんとしても成功させなければいけない」と叫ぶしかなかった。とりわけ必死な延命のために成田空港圏自治体連絡協議会に対して人権破壊に満ちた飛行時間制限緩和要求の拡大、闘う農民に対する追い出しと三里塚闘争拠点破壊攻撃などを強めざるをえないのだ。
沖縄の教訓を
生かすこと
旗開きは、山崎宏さん(横堀地区)の開会あいさつで始まった。
山崎さんは、「安倍政権の下でとんでもない社会が作られようとしている。三里塚でも過去の歴史を一切無視して第三滑走路計画、LCC導入と制限時間の撤廃策動が強まっている。敵権力に屈することなく勝利をかちとっていこう」と訴えた。
柳川秀夫さん(反対同盟代表世話人)は、「空港会社は現闘本部破壊にむけて裁判に提訴し、撤去準備を進めている。裁判の結果なんて、いいことがあったためしがない。むこうは三本目の滑走路を作ろうとしている。周辺住民に対して請願署名を取り組んでいる。自民党が選挙で圧勝し、景気対策ということで空港拡張しようということだ。腹一杯飯を食っていくことが発展だと言っている。こんな価値観に抗してわれわれの価値観を作り出していかなければならない。国と空港会社が空港を作ろうとすることに対して対応していくこと以上に、五〇年を闘ってきた三里塚闘争は、空港問題にかぎらず、世の中のあり方を問い、新しい社会を作り出すことをめざしていきたい。皆さんとともに確認したい。まさに革命だ。三里塚は、そこに使命がある。百姓をやってて天候不順など環境危機を感じる。地球の危機、人間の存亡に関わる事態まで引き起こしている。物質文明にひた走るのではなく、新しい社会を模索するしか生き残れない。なにが問題なのかはっきりさせていきたい。今年も頑張っていきましょう」と発言した。
加瀬勉さん(大地共有委員会U代表)は、農村コミュニティーの危機、介護問題などを語りながら社会が抱える諸課題を浮き彫りにし、「深刻な状態だから取り組まなければならない課題ははっきりしているが、主体が間に合っていない。しかし沖縄の衆院選挙は勝った。闘っている主体がちゃんとしていれば統一戦線ができるということだ。敵に分裂を強いることもできた。これは三里塚闘争の原則だった。沖縄の教訓を身につける必要がある」と述べた。
さらに「昨年末、空港会社と行政の非公開の陰謀会があった。会社は二四時間飛行させてくれと要求した。資本の論理からすれば必然だ。革命的警戒心を強めなければならない」と強調した。
映画「三里塚に
生きる」上映会
石井紀子さん(成田市川上)は、「東峰から川上に移って静かになると思ったが、深夜になると空港騒音がひどく感じる。第三滑走路問題が上がってえらいことになっている。行政に説明しろと要求したりしたが、まだ具体的なことは言えないという態度だ。川上は古い農村だが、暮らしにくくなっきている。農村潰しでしかない。空港会社は、エコ空港とか言っているが農業を潰している。へこたれない野菜を作り、たくさんの人に食べてもらい、立派な野菜ができるところだと訴え続けていく。映画『三里塚に生きる』が公開され、若い人たちにも勧めた。どんどん広げていこう」と発言した。
平野靖識さん(東峰地区らっきょう工場)は、「第三滑走路計画用地内に三里塚物産第二工場が存在している。空港会社にとっては残念でした。こんどのデモの途中でぜひ立ち寄ってください。一九六六年に三里塚闘争が始まった。来年、五〇年だ。沖縄の選挙勝利は、うれしかった。昔、沖縄・水俣・三里塚は、反権力の砦として闘った。今も続いている。五〇年闘われた三里塚は、国際的にも注目されてきた。来年は三里塚闘争は五〇年だ。元気で闘っていこう」。
「暮れに空港会社が来たので『第三滑走路はリアリティーがあるのか』と問いただしたら、『あれは国のほうの技術検討会で増やそうとすればどうなるのかということを言っているだけだ』と言っていた。問題は、地域力が落ちているなかで、空港建設のおこぼれにすがるような態勢に入っていることだ。周辺はゴルフ場、産業廃棄物処理場、公園墓地が多いことに現れている。空港が来ると栄えるというのは真っ赤なウソだ。いかにその地域で根付いて暮らしていけるかが課題だ」と批判した。
たじまよしおさんのメッセージ紹介後、支援の発言が続いた。
関西・三里塚闘争に連帯する会から昨年の反空港全国連絡会の取り組み、京都・米軍Xバンドレーダー基地反対闘争の報告が行われた。
横堀団結小屋維持会から「三里塚に生きる」・東京自主上映会(二月二二日(日)/午後一時半/日本キリスト教会館6F〈早稲田〉)を予告編を上映し、紹介しながら参加をよびかけた。 (Y)
1.6 新年初の「ロックアクション」
秘密保護法を廃止するまで
私たちは絶対あきらめない
【大阪】大阪中之島の水上ステージで一月六日、新年初めてのロックアクション行動が行われ、二五〇人の市民が参加した。心配された雨は止み、元気に行動が行われた。
権力が情報を
独占する危険
共同代表の山下慶喜さん(茨木市会議員)は、「昨年一二月一〇日、秘密保護法は施行されたが、廃止されるまでわたしたちは決してあきらめない、そのような気持ちでガンバロウ。昨年の総選挙結果は、自民党単独で三〇〇議席を超えるという最悪の結果だけは避けられた。沖縄の小選挙区では四つすべてで勝利できた。沖縄の経験を本土のわたしたちも学びながら、自民党をやっつけていけたらと思う。選挙開票の三日後、朝日新聞によると首相とNHKや大新聞等のマスコミ関係者が寿司屋で二時間半にわたって会合をした。何を話したのだろう。選挙が終わって、自民党にとっては黄金の四年間が始まろうとしている。武器輸出がどんどん進められようとしている。選挙期間中は武器の武の字も言わなかったのに、ひょっとしたら武器産業を日本の成長産業にしようとしているのではないか。日本が平和国家から戦争国家に転換していく、その有様を見るようだ。もうひとつは、東京新聞がトップで掲げていたように、警察権力が肥大化し、GPSを捜査対象者の車に取り付けて常時監視をする。超法規的に権力の方が何でも市民の動向を捉えていくという動きがますます強まっていく。情報が権力に集中していき、わたしたちの知る権利が奪われていくのではと危惧する、一九四四年の一二月七日東南海地震の被害状況は権力によって報道規制されたように。安倍政権が黄金の四年間に、戦争国家づくりをすすめていく、予算審議が終わった後、とんでもない法案が次々と出てくる、そういうときにこのロックアクションの集まりを基本にして、さらに運動を広げていくことを実行委員会で確認した。共にガンバロウ」、とあいさつした。
「思想統制」が
権力のねらい
太田健義さん(大阪弁護士会秘密保護法対策本部)は、「施行されたからといって廃止をあきらめたわけではない。大阪も、日弁連の秘密保護法対策本部と共に継続的に運動していく。秘密保護法弁護団が全国的に組織され、マニュアルづくりに取り組んでいる。マスコミも声を上げるのをあきらめてはいない。力を合わせこれからも取り組んでいきたい」、と述べた。日本弁護士会の作成した署名用紙で署名を集めようとの提起もあった。
矢野宏さん(新聞「うずみ火」編集者)は、「元海軍兵の滝本さんを一面で紹介した。ミッドウエー海戦に参加した人だ。大本営は空母飛竜ら四隻が沈没したのに大勝利と宣伝した。しかも、滝本さんのように九死に一生を得た兵士は、次々最前線に送っていった。最高の軍事機密を握っていたからだ。太平洋戦争が始まった時、七〇〇人近い反戦主義者が検挙された。特定秘密保護法はこれと同じことをやるだろう。今はすぐにはないが、わかったときはもう遅い。滝本さんはそう言っている。自衛隊は米軍の弾よけになるだろう。そのことを隠す法律だ、スパイ防止とか何とかではなく、国民一人一人を監視し、思想を統制することにねらいがある、と滝本さんは言っている」、と語った。
ロックアクション二〇一五テーマソング「あきらめない」が披露された。軽快なメロディにのせてみんなで歌ったあと、西梅田までのデモに出発した。 (T・T)
1.12 佐藤さん虐殺30年、山岡さん虐殺29年
日雇全協反失業総決起集会
差別と闘う団結をさらに強く
一月一二日、山谷で 佐藤さん虐殺三〇ヶ年、山岡さん虐殺二九ヶ年、弾劾・追悼、一・一二日雇全協反失業総決起集会が行われ、全国各地で越年闘争を闘い抜いた仲間が結集し、集会と山谷一周のデモを行った。
集会は、国粋会金町一家に刺殺された佐藤さん、銃殺された山岡さんへの黙祷から始まった。
発言の最初は経産省前テントひろば、テントひろば裁判が結審を控え、正念場を迎えていることを報告。次に沖縄一坪反戦地主会・関東ブロック、辺野古の情勢が前日より緊迫したものになっていることを報告し、一月二五日の国会ヒューマンチェーンへの結集を呼びかけた。
続いてたんぽぽ舎の仲間が原発再稼働阻止を訴え、川内原発再稼働を止めるために鹿児島から二月四日、五日に女性が上京し、福島の女性と合流して省庁行動を行うことを紹介した。
弾圧・排除に
抗して連帯へ
続いて争議団連絡会議、APFS労働組合のメッセージ代読、破防法・組対法に反対する連絡会議、被ばく労働を考えるネットワーク、立川サンキュウハウス、神奈川労働組合共闘会議、差別排外主義に反対する連絡会議、山谷労働者福祉会館、渋谷・のじれんがそれぞれ発言。
日雇全協各支部の発言では釜ヶ崎日雇労働組合、名古屋越冬実、寿日雇労働者組合、山谷争議団がそれぞれ越年闘争の報告を行った。シュプレヒコールを上げ、デモに出発。解散後は山谷労働福祉センター前で交流会を行った。 (板) |