篠田博之氏(月刊『創』編集長)は、述べる。
「 …… 最近驚いたのは、ワイセツ容疑で一度逮捕されたろくでなし子さんが再逮捕され、彼女が働いていた店の経営者でもある北原みのりさんまで逮捕されたことだ。ろくでなし子さんは、前回の逮捕の後、釈放されてからいろいろな場で激しい警察批判を行っていた。再逮捕は、明らかにそれに対する威嚇ないし見せしめだろう。彼女は、前回の逮捕劇の一部始終をマンガにして『週刊金曜日』で連載していた。その連載の最終回が発表されたちょうど、その週に再逮捕されたのだった。この警察のやり方はいくら何でもやりすぎだろう。彼女の表現や主張に対しては賛成反対いろいろな意見があると思うが、再逮捕についてはもっと批判がなされてしかるべきだ」(「週刊誌を読む」、『東京新聞』二〇一四年一二月七日・朝刊)。
私も篠田博之氏の意見に同感だ。ヘイト・スピーチは(ほとんど)規制せず、ろくでなし子さんの芸術は弾圧する。警察は、間違っている。性犯罪はとりしまるべきだが、芸術は自由であるべきだ。春画は良くて、ろくでなし子さんの作品は何でダメなのか。私は、疑問に感じる。
ろくでなし子さんのマンガは、「ワイセツって何ですか? 〜 「自称芸術家」と呼ばれた私 〜 」というタイトルで、第1回は(『週刊金曜日』の)一〇月一七日号(二〇一四年)に掲載されている。最終回は、(『週刊金曜日』の)一二月五日号(二〇一四年)に掲載されている。みんなで、ろくでなし子さんのマンガを読んで、ワイセツとは何か・警察はこれでいいのか・犯罪報道はこれでいいのか、考えよう。(二〇一四年一二月)
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