イスラエル
インティファーダなどなかったように
手あかのついたイメージ操作手段に
AIC
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一〇月後半以後イスラエルは、エルサレムをめぐって、入植地建設の強行やイスラム教の聖地であるハラム・アッシャリーフへの強行進入など、パレスチナの人びとを再び挑発し始めている。ガザ攻撃の破綻、それがもたらした国際的孤立化は、例えばスウェーデンのパレスチナ自治政府承認のように具体的にも見えるものになっている。現イスラエル政権にとっては容易ならない圧力であり、それが今回の挑発の背景になっていると思われる。極めて危険な動きであり、注視と共にパレスチナへの連帯ががさらに必要になっている。そこに資するものとして以下に、こうしたイスラエル政府の暴挙がどのようなものかを暴露しているイスラエルからの報告を紹介する。(「かけはし」編集部)
イスラエルの政治家たちと治安諸機関は、エルサレムのパレスチナ住民に対する制度的な暴力の増大がこの町にどれほど「静穏を取り戻す」ことになるか、という諸々の提案でしのぎを削っている。力では機能しないものでももっと大きな力では機能するという彼らの教義を見ると、それはまるで、二回のパレスチナ人のインティファーダなど起きたことがなかったかのようであり、政治的紛争は軍事的手段では決して解決されないということを、イスラエルが直接経験したことなど一度もなかったかのようだ。
テロとの闘い
にしつらえる
先のような諸言明は水曜(一〇月二二日)夜の事故の後に現れている。その事故では、東エルサレムのシルワン居住区から出かけたアブドル・ラーマ・シュラウディが、彼の運転する自動車を市電プラットホームに乗り上げさせ一人の死者と八人の負傷者を作り出した。そしてこのできごとをイスラエルの当局者はテロ行為と称し続けている。シュラウディの家族はそれは事故だったと強く訴えている。シュラウディ自身はその場で警官に撃ち殺され、目撃者が報告しているところでは、警官は彼が地面に倒れ動けなくなった後も銃撃し続けた。
翌日午後に行われた警察と諜報部首脳たちの会合の中でネタニヤフは、「イスラエルの主権」はエルサレムのあらゆる部分で行使されなければならない、と命じた。
つまりネタニヤフは「統一したエルサレムはイスラエルの不滅の首都であったし、今後もそうあり続ける」と報道に告げた。そして「その住民を害するどのような試みもあり得る最強の対応に出会うだろう――われわれはエルサレムに静穏と安全を取り戻すだろう。したがって私は、国境警察の追加的な一団、監視手段、情報工作手段、強制手段を含んで、諸部隊の強化を命じた。それらは、ここでは詳しく述べない追加的な諸手段と一体となって、この首都に静穏を戻すことを可能とし、実際そうなるだろう」と続けた。
ネタニヤフと外相のアヴィグドル・リーベルマン両者とも、エルサレムのこの事故をカナダの首都で起きた水曜日の攻撃に並べ、こうして、エルサレムのパレスチナ人に対するイスラエルの弾圧を、テロに対する全世界的戦闘の内部に位置づけようと試みた。ネタニヤフは政治的な対応として以下のように付け加えた。つまり、「エルサレムの攻撃はパレスチナ自治政府(PA)議長のアブ・マゼンによって支持されている――彼は殺人者たちを称賛しているだけではなく彼らが属している組織、ハマスをも抱擁している。そしてPA議長のこの行為に対決する点でわれわれは、国際的な弱さに直面している。彼らはアブ・マゼンを批判する二つの言葉を、あるいは一語さえ発するつもりがない。われわれの側には弱さなどまったくない。われわれは、わが首都を守る義務と権利に関し確固として立ち上がるだろう。われわれはそれを力をもって行うだろう――そしてわれわれは勝利するだろう」と。
東エルサレムの中でもシルワン、イッサウィア、ワディ・ジョズ、ジャバル・ムカベルの各居住区では木曜日を通じて散発的な衝突が続いた。そして報道は、一七人のパレスチナ人が逮捕されたと伝えている。
露骨なパレスチ
ナ自治政府攻撃
防衛相のモシェ・ヤロンは、ワシントンから発言する形でパレスチナ自治政府をさらに攻撃し、「エルサレムの攻撃は、若者の世代を、ユダヤ人を憎むよう、そしてユダヤ人を彼らの故国から投げ捨てるよう教育している者たちが引き起こしているはっきりした結果だ。パレスチナ自治政府には、平和の文化などまったくなく、また決してあったことはなく、ユダヤ人に対する扇動とジハードの文化があっただけだ。それは、国連段階でのイスラエルに反対するアブ・マゼンの嘘にまみれた諸言明から始まり、国際的システムの様々な段階でわれわれに対する非合法化を実行しようとするパレスチナ人の進行中の試みとして続き、パレスチナの教育システムの中での扇動で終わる。その中でこれらは理解が難しい密接な相互関係にある」と主張する。そして彼は「それゆえわれわれは、紛争の原因は領土的なものではなく、どのような国境であれユダヤ人国家として存在するわれわれの権利をパレスチナ人が認めるつもりがないという事実にある、と言う」と付け加える。
最新の世論調査の中ではイスラエルのもっとも人気ある政治家にあげられている経済相のナフタリ・ベネット(「ユダヤ人の故国」所属)は、次のように言明した。つまり、「主権国家はそのような現実を受け容れることはできない。われわれがテロを排すると真に決意している場合われわれは成功するだろう。第一にわれわれはわれわれの主権をエルサレムに適用しなければならない。長期にわたって神殿の丘(ユダヤ教呼称、イスラム教聖地としてのアラブ呼称はハラム・アッシャリーフ)に入るユダヤ人は攻撃されている。そしてアラブ人はこの匂いを充満させている。われわれは心の中のスイッチを切り替えなければならない。ここには全面的な安全保障が置かれるだろう。われわれは望むところすべてで建設するだろう。われわれは恐れることをやめるだろう、次いでわれわれの敵は静まるだろう」と。
緊張の高ま
りは不可避
運輸相のイスラエル・カッツは、つい今週投石対処のためにイスラエル軍がエルサレムに入ることを求めたばかりだが、水曜日の事故への対応として、「拡大エルサレムでの建設ペースは高められなければならない。(われわれがやるべきことは)アラブ人の居住区域に警察力の存在を高め、暴徒と彼らの支配者にもっと厳しい処罰を与え、鉄拳で対処するために、自由かつ当たり前のあり方として神殿の丘にユダヤ人が入ることを許すことだ」とフェイスブックに書き込んだ。
警察は、「エルサレム警察が強調することとしてこの機関は、すべての暴力事象に対して寛容ゼロをはっきり示し、町の秩序を乱す者たちすべてを見つけ出し捕まえ、法が規定する範囲を全面的に使って彼らを訴追するために行動するだろう」との声明を発した。
エルサレム市長のニル・バルカトは警察と諜報部隊を伴って木曜朝東エルサレムのフレンチヒル入植地を訪れ、イスラエル部隊との激しい衝突の現場であるイッサウィア村近くまで力づくで入り込んだ。バルカトは「騒ぎが起きているアラブ人居住区を戦略拠点にするために、そこには警察部隊が相当な数で持ち込まれなければならない。今日そのことはかつて以上にはっきりしている」と報道に語った。そして「暴徒に対処するよう設計された作戦行動計画が実行可能となるよう、首相は私の求めに応じて警察の増強を命じた。そこには、追加的な要員と特別部隊、技術的手段の活用、さらに情報工作の強化が含まれている」と付け加えた。
占領地である東エルサレムに対する増大一方の力の使用は疑いなく、多くの要求が沸騰点にある町に、むしろより大きな緊張をかき立てるだろう。(二〇一四年一〇月二四日)(「インターナショナルビューポイント」二〇一四年一〇月号)
訳注)AICはミシェル・ワルシャウスキーも創立者の一人であるオルタナティブ情報センター。
スペイン
ポデモス市民評議会の決定に関する声明
われわれはポデモス建設に
今後とも全力を捧げ続ける
反資本主義左翼
第四インターナショナルスペイン支部である反資本主義左翼(IA)による以下の声明は、ポデモスにおける内部的票決の後の二〇一四年一一月五日に発表された。この票決では、パブロ・イグレシアスが提起した政綱が圧倒的多数を勝ち取り、その一方、IAメンバー、特にEU議会議員のテレサ・ロドリゲスを含むグループが提出した政綱は一二%を得た。(IV編集部)
われわれは時が速度を増しながら動く時期に生きている。それは、政治的変革がもはや急進的な少数派の熱望にはとどまらず、七八年とトロイカの腐敗した体制の緊縮諸政策によってわれわれが運命付けられている悲惨に嫌気がさし成長した、はっきりした社会的多数派の直接的目標となっている時だ。
われわれがパブロ・イグレシアスや他の同志たちと共にポデモスをスタートさせた時、多くの人々はわれわれは「クレージー」だと語った。われわれは何ものも変えることはなく、選挙におけるもう一つの破綻に運命付けられている、と思われていた。現実はまったく異なった何ものかであることをはっきり示すことになった。実際ポデモスは、市民たちの憤激をそれを通して表現する乗り物であり、独裁体制から引き継いだ諸々の悲惨と、さらに新自由主義的資本主義と寡頭支配的な攻撃の四〇年と、根本的に断絶するための独特な機会だ。
われわれがポデモスを共同して創立してから多くのものごとが起きてきた。すべては変化を遂げ、われわれはまた、社会主義的民主主義の構築という展望の中で努力し続けなければならない。
それこそがわれわれが以下に示す二つの決定を行った理由だ。
A)われわれは、いわゆる「二重的活動」禁止に同意はしないとしても、それを守るつもりだ。われわれが信じることとしてそれは、ポデモス内部の多元主義に対し深刻な危険を作り出し、ポデモス内部への出世主義者進入という危険を防ぐ上では全面的に効果の薄い方法だ。これらの現象と闘う上で鍵となるものは、下からの、諸サークルからの統制であり、批判と論争における最大限の自由に加え、様々な空間による民衆的統一の建設だ。しかしながら、われわれは取られた方策への反対を維持しているが、大多数が行った決定を受け容れ、それに沿うものとして、反資本主義左翼の活動家は全員が、ポデモス国家市民評議会選挙には立候補しないだろう。
B)われわれは創立を主導した中心部分として、民主的かつ社会的な変革の道具としてのポデモス建設に、われわれの理念、取り組み方、また活動を捧げ続けるだろう。われわれが確信していることだが、ポデモス内部でわれわれは、諸々の人権を擁護し、公正な社会、民主的で平等な社会を求めるすべての人びとと行動を調和させることができる。しかしながら、変革が可能となるためには、発展や教育やイニシアチブの領域を維持する可能性に加えて、自己組織化が本質的となる。ポデモスがわれわれの構想でもあることに加えて、この組織が一つの政党、われわれの党になることを決定したことを前提に、われわれは、この市民評議会が決定した新しい枠組みに適応するために、一一月最後の週末にわれわれの大会の第一部を開催するつもりだ。
こうしてわれわれは、これまでわれわれが保ってきたと同じ忠誠をもって活動を続けるだろう。そして、われわれが政権を奪った際には、社会を改革し、何百万人という人びとがわれわれに置こうとしている希望をくじかないほどに十分な社会的支持と組織された強さを確保するよう、そして諸々の選挙を確実に勝ち取ることができるようわれわれの力の限りすべてを行い、下から民衆の権力を建設するだろう。
(二〇一四年一一月五日)
▼反資本主義左翼は第四インターナショナルスペイン支部。FIメンバーは二〇〇八年以前、スペインオルタナティブ内に組織されていた。
(「インターナショナルビューポイント」二〇一四年一一月号)
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