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    かけはし2014.年11月24日号

沖縄とつながる行動を全国で


11.8

あいちジュゴンまつりを開催

学生と安次富浩さんが語る

永田町に沖縄の未来を委ねない

 【愛知】一一月八日、名古屋市の繁華街、栄にある若宮大通公園で「辺野古の海を埋めないで!11・8あいちジュゴンまつり」が、あいち沖縄会議の主催で行われた。沖縄から辺野古基地建設阻止を最前線で闘う「ヘリポート基地反対協」の安次富浩さんと、若者を代表して沖縄キリスト教大学の学生の二人のゲストを迎え、約一〇〇人が参加して成功した。
 オープニングでは、名古屋経済大学の二人の学生による朱獅子エイサーの舞踊が力強く演じられ、参加者からは指笛を鳴らす人もあり、場を盛り上げた。

大学で「チーム
琉球」を結成
主催者あいさつで集会がはじまり、最初に沖縄キリスト教大学の学生、知念優幸さんがアピールを行った。
「僕は二〇一〇年に沖縄キリスト教大学に入学しました。この大学の建学の精神がピースメーカーを作るというものでした。しかし僕が真っ先に気づいたのは沖縄の基地問題について活動する学生グループがないということでした。なぜなのか? それは全国で統一教育をして、いろんな文化や言語を持っている地域であっても日本が定めた勝手な教育をしているからです。だから沖縄の子たちが自分たちの歴史や言語を知らない現実があります。ここに沖縄が抱えている問題に目を向けきれない理由があったわけです」。
「僕は二〇〇七年に県民大会に参加して初めて基地問題について考えるようになりました。学校で友人たちと話をしてもみな自分が生まれた沖縄の歴史を知らないわけです。みな沖縄人というより日本人としてのアイデンティティーを持っているのです。だからこそもっと歴史を知り、沖縄を知らければいけないと思うようになりました」。
「二〇一〇年には『チーム琉球』を結成し、歴史の学習や内地からの修学旅行生に基地の現実を説明したり戦跡をガイドしたり学生同士の交流の場をつくったりイベントを行ったりする活動をしています」。

「ナンクルナイ
サー」の意味は
「僕は三月から平和を訴えるための日本全国を回る旅をはじめ、一二四回、六〇〇〇人以上の人と出会い講演をしてきました。理由は修学旅行生たちが『ひめゆりの塔』に来ても笑いながら茶化したりして、現実の沖縄が知らされていない現実があるのだと思ったからです。これではいけないと思い、面と向かって話をしなければと思ったわけです」。
「そこで話す中で大事なのは『平和とは何か?』ということです。今は戦後六九年です。日本は戦争していないかもしれないし、それは日本にとって誇るべきことかもしれない。でも今までの六九年間が日本は平和であるというのであれば、その『平和の定義』の中に沖縄はありません。だから『平和』という言葉が抽象的な漠然とした意味で使われているのではないかと思います。平和というのであれば、沖縄や福島、在日の人たちも『平和』の中に入っていなければいけないと思います。平和って権力を持った人やお金持ちの人だけなのでしょうか?それは平和とは言わないと思います」。
「旅の中でニーメラー牧師の言葉は大切だと思いました。今の沖縄の基地の問題について声を上げなければ、次に自分たちの身にこの問題がおこったら誰も声を上げないということです。今、沖縄で行われているのは民主主義の破壊です。それを沖縄という場所だけで抗わなければならないということです。ひとりひとりが立ち上がることは大変なことですが、食い止めないと独裁政治はどんどん広がっていきます」。
「沖縄では『ナンクルナイサー』という言葉がありますがこれは順序を決めて、やれることをやれば何とかなるという意味です。なにもやらなくてもどうにかなるという意味ではありません。みんなでできる限りのことをやりましょう」。

海上保安庁の
暴力に抗して
知念さんのアピールに続き、上運天有二さんが三線をひきながら歌を披露し、参加者全員でカチャーシーを踊った。青い風船を手に持ち、沖縄との思いをひとつにして唄い楽しんだ。
アピールではさらに、弁護士で「新外交イニシアチブ」事務局長の猿田佐世さんとジュゴン訴訟に取り組む三石朱美さんがそれぞれ発言した。最後に沖縄から「ヘリ基地反対協共同代表」の安次富浩さんが報告した。
「私たちはあくまでも非暴力の抵抗運動で闘いました。辺野古での海上阻止行動で海上保安庁による暴力がありましたがすべて動画に記録しインターネットで配信しました。それを見た沖縄の人たちからの応援が日に日に大きくなってきたのです。差し入れも増え、道路上での座り込みに飲み物がケースで贈られ、カンパも車から投げ入れるということが起こっています。海保も最初は横柄な態度だったのが世論の力に押されて『ここから入るな』としていた場所がどんどん後退していきました。」
「七月から始まった兵舎の解体工事で仲間が求めた情報公開のなかで、アスベストが使われていることがわかりました。私たちは厳しく追及し、工事をストップに追い込みましたが問題は、防衛省が事実を県民に知らせずに工事を行おうとしたことです。ここに沖縄差別の現実が醜くも表れているのです。せめて法律にもとづいて住民に説明会をやれと要求していますが防衛相はナシのツブテです」。

翁長さん勝利へ
「オール沖縄」で
「私たちは翁長さんを保守ですが沖縄知事選挙に推しています。彼の公約の中に『米軍基地は沖縄の人が呼んだのではなく勝手に作られたものだ。それは沖縄経済にとって阻害物だ。沖縄の運動はイデオロギーではなくアイデンティティーで作られていくものだ』とあります。沖縄民衆の心にそった取り組みをしています」。
「一一月一六日が投票日です。建白書を作った仲間たちと新しい実行委員会を作り様々な取り組みを始めていますが、一一月一日にはセルラ球場で一万五〇〇〇人の結集で翁長候補の決起集会を行いました。そこに保守系の人も、革新系の人も参加し団結を固めました。沖縄の将来は沖縄に住む我々が決める。永田町や霞が関に私たちの将来を委ねるわけにはいかないんだ。そういう闘いをこの選挙戦で行っています。私たちは絶対に辺野古に基地は作らせません」。

沖縄と東海を
つなぐ闘いを
すべての発言が終わり、集会アピールを読み上げて全員の拍手で確認し、栄の街をデモ行進に出発した。
知念さん、安次富さんの発言にみられるように、沖縄基地問題は日本帝国主義政治権力の問題であり、それを支えている本土の民衆の問題であることをはっきりと突きつけている。愛知県では沖縄連帯闘争になると「秘密保護法」反対闘争や「集団的自衛権反対闘争」に比べて参加者は約一〇〇人程度と少なく、労組の動員も実現できていない現実があるが(時々、共産党系が動員することがある)、現在の限界を必ずや突破して、沖縄―東海―本土を貫く、反戦・反基地・反安保の強大な労働者、学生、市民の闘いを構築するために奮闘しなければならない。
(越中)

11・10

辺野古実が定例防衛省行動

基地建設断念させるまで闘う

波状的な行動の中で世論形成を



宗教者や地域
から行動報告
 一一月一〇日、辺野古への基地建設を許さない実行委員会が呼びかける毎月第一月曜日午後六時半からの辺野古への基地建設の中止を求める対防衛省行動が行われ、一二〇人を超える仲間が参加した。
 一一月一六日の沖縄知事選投票日を前に、一一月八日菅官房長官が沖縄入りし、仲井真知事へのテコ入れを行った。キャンプ・シュワブ前での座り込みそして、辺野古基地建設反対の翁長候補が闘っている。そうした沖縄での攻防と連帯する行動として闘われた。
 最初に、日本カトリック正義と平和協議会が「辺野古埋め立てのための測量と過剰警備に反対する署名一五〇〇筆を集めた。宗教者ネットは毎月官邸前で行動を行っている。基地がある限り戦争がある。辺野古に基地を作らせない」と報告した。沖縄文化講座は「一〇月一七日〜二〇日と沖縄現地に行ってきた。台風19号の後だったので、海上での動きはまったくなかった。シュワブゲート前で座り込みが行われていた。沖縄のいろんな人たちの闘いによって支えられている。例えば、モズクをとっている社長と社員がテントを訪れ、モズク流しをやってくれた。基地が新しく作られたら宜野座で漁ができなくなるので反対している。琉球大の学生たちがやってきて、座り込みをしている人たちへのインタビューをやっていた。次の世代に闘いが受け継がれている。神奈川では、先週の土日に一五〇人の講演会とデモを行った」と報告した。

若者たちを結ぶ
「辺野古リレー」
「辺野古リレー〜辺野古のたたかいを全国へ〜」は若者を辺野古に派遣しようと活動している。八月一四日以後、若者たちが辺野古に行き、戻ってきた人たちがつながって、毎週火曜日午後六時半から四ツ谷駅麹町口で街頭アピール、七時二〇分から、防衛省前抗議行動を行っている。
この活動に参加している学生は「沖縄防衛局は、米兵舎を解体撤去しようとしているが、その時出るアスベストについて、住民に説明をしていない。住民の不安を無視して工事を強行しようとしている。沖縄県の立ち合いを求めて実力で工事を阻止しようと行動しているのを見てきた。基地建設は阻止できると確信した」と語った。
全国一般全国協・東京労組の連帯のアピールの後、沖縄の闘いと連帯する東部集会実行委は「一〇月二三日、『標的の村』の上映の成功を受けて、一一人の仲間が沖縄現地行動に参加した。辺野古の座り込みに対して、手を振る人、黙って差し入れをしていく人がいた。和歌山の高校生二〇人程が来て、話を聞いていた。ウガンダや中国、韓国からも来ていた」と報告し、持続的な運動を継続していくと語った。
ふぇみん民主くらぶは11・11国会包囲行動への参加を訴えた。沖縄キャンプ・シュワブ座り込み現場から山城博治さん(沖縄平和センター議長)が「力強く、基地撤去闘争を前進させよう」と訴えを電話でアピールした。ただ残念なのは電話のつながりが悪く、踏み込んだ内容について聞けなかった。日本カトリック正義と平和協議会の署名の提出、辺野古実、オスプレイの配備に反対する首都圏ネットが申入れを行った。実行委が一一月二二日土曜日午後二時から、官邸前の行動への参加を呼びかけた。数人の右翼が中国などへの排外主義的ののしりと申入れ行動への妨害を大容量のマイクを使い行ったが、実行委は右翼よりも元気よく防衛省への行動を行った。次回は一二月一日(月曜日)午後六時半より、防衛省前申入れ行動。参加を。        (M)


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