10.8「安倍さん、橋下さん、もうゴメン」集会
草の根の闘いの合流で変革の炎
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【大阪】「日本を戦争する国にするな!」、「維新の大阪こわしは許せない」をスローガンに、おおさか社会フォーラム実行委員会事務局呼びかけによる一〇・八集会実行委員会主催の集会が、エルおおさか大ホールで八〇〇人の市民の参加で開かれた。
「夢」を語る
時が来た!
集会は五部構成で、第一部は「安倍さん・橋下さんもうゴメン!」と題した動画(その1)の上映。安倍首相・橋下市長の行動や発言をイラストを挿入し編集したもので、集会場からはしばしば笑いが起きた。
第二部は、二八人のリレートークで、これが集会のメイン。安倍政権の政策や橋下・維新の大阪こわしで大変な事態に直面し、反撃の闘いを続けている様々な団体からの映像を交えたアピールだった。これについては、簡単な要約を後述するが、現在の大阪はどのような状況になっているかがよくわかった。
第三部は、笑福亭竹林さん(落語家)の話。竹林さんは、お金儲けのための競争を教育に持ち込んだ橋下の考えを批判し、子どもを育てる大人の心得を、智弁和歌山高校の野球チーム(一学年の部員募集数は一一人)を例にあげておもしろく説得力ある話をした。
第四部は主催者のアピールで、寺本勉さんから来年チュニスで開かれる世界社会フォーラムへの参加の呼びかけ。梅田章二さんからは、二八人のアピールにあるように、運動は確実に橋下を追いつめているとのまとめ。さらに、「憲法九条を持つ日本国民がノーベル平和賞にノミネートされているが、たとえもらえなくても九条は世界に広まった。できうるなら集団的自衛権行使容認の閣議決定を撤回させてからもらおう」との訴えがあった。
第五部では、「安倍さん・橋下さんもうゴメン!」動画(その2)が上映された。これは、沖縄辺野古基地建設反対と集団的自衛権反対についての仲里利信さんのアピール。もうひとつは中嶋哲演さんの、若狭を犠牲にしてまで原発の電気はいらないという立場に立ってほしいという近畿都市圏の人々へのアピール。動画の中で何回か繰り返される“夢を語るときがきた”という言葉が印象的だった。
28人のリレー
トークから
生活・文化(コーディネーター:片方真佐子さん、大阪平和委員会)
?住吉市民病院を充実させる住之江区市民の会「病院民営化で公募したが申し出なし。公立のままで建て替えるべきだ」
?全大阪生活と健康を守る会連合会「生活保護基準引き下げに反対。橋下さんは憲法二五条を変えるべしと発言している。とんでもないこと」
?大阪市の地域福祉を守る会「維新市政は補助金五〇%カットで、地域振興会つぶしをしている。これでは社会的弱者は孤立する」
?赤バスの存続を求める市民連絡会「赤バスが廃止され、僻地の年寄りは病院、買い物にも行けない。交通弱者のために復活を!」
?非核の政府を求める大阪の会「ピースおおさかの加害展示が気に入らなくて、維新はこれをリニューアルする。来春オープン。模擬原爆の展示も要求している」
?大阪国際児童文学館現地存続・再生を求める会「三〇年前に府が開館した。七〇万冊の図書の七〇%は贈書。館は今倉庫になっている」
?明日の中之島図書館を考える会「一時、つぶして美術館にすると発言した橋下。昨年存続を松井知事が了承」
?咲洲高校を守る会・池田北高校を守る会「定員割れ二年で廃校処分にされそうだが、少人数だからこその利点もある。廃校絶対反対!」
都構想・政策(コーディネーター:藤永のぶよさん、大阪市民ネット)
?カジノ問題を考える大阪ネットワーク「カジノで財政再建なんてできるわけがない(橋下の主張をユーモアを交えてコントで批判)」
?大阪市営交通を守り発展させる会「大阪市営地下鉄は年三三三億円の黒字。なぜ民営化しなければならないのか。ここでの利益を港湾につぎ込んで大阪は発展してきた」
?府立公衆衛生研究所の存続と発展をめざす会「住民の安全を守るものを独立行政法人にしてしまった。国や他の地方都市はこんなことしていない。元に戻して!」
?大阪府立大学・大阪市立大学統合問題を考える会「拙速統一反対。反対の署名一万筆集めた。両大学とも統合前提の議論になっているが、橋下のイエスマンになれば、大学の自治や自由はなくなる」
?堺・シャープ住民訴訟の会「家電メーカーシャープに大阪市が二六二億円、堺市が二四五億円も補助している。しかも、いまシャープ工場は中国企業のものになっている」
?大阪WTC住民訴訟の会「回文(さきしまみたいなんかあかんないたみましきさ)などを披露。咲洲はWTCのある島、会場は笑いの渦」
?朝鮮高級学校の無償化を求める連絡会大阪「毎火曜日、大阪府庁前で集会を開いている。今週は一一九回目だ。在日コリアンの差別を撤廃するよう国連人権委員会の勧告が出たが、大阪府・市は補助金カットのみならず、人間としての誇りを奪っている。橋下・松井は最大のヘイトスピーカーだ」
?橋下市長の性暴力発言「慰安婦」発言を許さず辞任を求める会「暴言を吐いても糾弾することがないのがこの国の風潮。でも、私たちは許さない」
?ラッコランド京橋園死亡事故裁判を支援する会「四カ月の子どもを園で亡くした。裁判に訴えて四年。一審判決はSIDSだから仕方がないと敗訴。でもあきらめないで闘う」
?日本年金者組合大阪府本部「年金が二・五%切り下げられた。安倍政権はさらに、毎年一%下げていく制度をつくろうとしている。現在無年金の人が九〇万人もいる」
?中津リバーサイドコーポ環境守る会「大阪市住宅供給公社は淀川堤防沿いに高速道路建設計画をつくり、それを地下に変更したが、この地は地震による液状化が起きやすいところ」
自民・維新を
敗北させよう
職場支配・安倍との闘い(コーディネーター:大椿裕子さん、大阪教育合同労組)
?STOP原子力関電包囲行動「経済優先で何をめざすのか。私たち障がい者を殺したいのか、共に生きていこうとするのか。原発事故はまだ収束していない。命を大切にしない政治はいらない」
?放射能いらん!関西市民連絡会「がれき裁判をしている。滋賀県の放射性チップの不法投棄では広域低線量被曝を問題にしている。政府の全国放射能拡散政策には反対」
?JAL不当解雇撤回裁判原告団「解雇された年度の会社の利益は過去最高の黒字。そしてその後、二〇〇〇人の客室乗務員を雇用している。利益優先の経営が問題だ。私たちは闘い続ける」
?退職教員の会「学校の怪談と称して、君が代斉唱、学力テスト、学校選択制と担任の民間委託、公務員の政治活動規制条例などの問題を、紙芝居でアピール」
?グループZAZA(君が代斉唱不起立被処分者一二人でつくる)「処分の根拠は、国旗掲揚国歌斉唱起立条例と口元チェックの中原教育長の通達だ(イマジンを清志郎訳の歌詞で披露)」
?入れ墨調査拒否者の不当処分撤回を求める会「私(安田さん、元大阪市バス運転手、調査拒否で戒告処分、不当処分だとして裁判に訴えたら配転処分、さらに配転取り消しを求めて提訴)の裁判で、局長や管理職に一番怒ったのは裁判長だった。前代未聞の裁判で、私の闘いもかすむほどだ』」
?大阪市役所労働組合「組合事務所問題では完全勝利判決。市に対しては使用許可を出すこと・慰謝料を支払うことを命じている。橋下は税金を使って控訴。公務員弾圧は維新の会によってもたらされたのだから、来春の選挙結果によっては大きく解決する可能性がある」
高校生から(集団的自衛権について)「自分の問題でもあると思うようになった。戦争ではなく、学費を安くし、就職しやすいようにしてほしい」
ANTIFA(アンチファシズム)「私たちはファシズムに対するひとつの運動で、ツイッターでつながっている。今三四歳だが、三・一一が起きるまでは何もしてこなかった。気がついたら大変な社会になっている。今になって恥じている。日本を変えていこう」
以上のアピールを分野ごとにまとめをした中山徹さん(奈良女子大)は、次から次へと出てくる維新の強引なやり方は、事実が明らかになるとうまくいかなくなると述べた。またアピールの中には、四月の統一地方選で自民・維新が退潮することに大いに期待を寄せるものがあった。 (T・T)
10.6あきらめずに秘密保護法廃止を
運用基準の閣議決定反対
権利を破壊する政治を変える
【大阪】秘密保護法廃止!を求めて始まった大阪ロックアクションの集会が一〇月六日、大阪中之島女性像前で開かれ三五〇人の市民が参加した。
ロックアクションは今月で一〇回目を迎えた。あいさつにたった服部良一さん(ロックアクション世話人)は、次のように述べた。
「政府は今月の一〇日にも運用基準を閣議決定しようとしている。断じて許せない。この法律はあってはならない法律だ。全国に呼びかけ六〇ほどの市民運動が、さまざまな反対運動を展開している。もし閣議決定されたら、その日の夕方、自民党大阪府連前に集まり、抗議行動をやろう。絶対にあきらめずにがんばろう」。
「今年の七月、八月国連から日本政府に対して人権状況を改善しろという勧告が出ている(人種差別・秘密保護法・日本軍慰安婦問題・ヘイトスピーチ規制、・在日コリアンに対するあらゆる形態の差別などに関する勧告)。外務省の大阪分室に行き、政府として勧告に応じるように申し入れをしてきた。今日はこのようか勧告に関わる人々とともにロックアクション行動をやっていきたい」。
国連人権委勧告
を実施させよう
政府は、秘密保護法の運用基準案についてパブリックコメントを募集したが、肝腎な部分についてはすべて無視をして、一二月一〇日には法の施行を目論んでいる。
「日本軍慰安婦」問題・関西ネットワークの代表や、朝鮮学校の高校無償化法の適用除外や大阪府・市の補助金カットと闘っている在日の仲間、ヘイトスピーチに対し在特会に損害賠償を請求して訴訟を起こした在日フリージャーナリスト李信恵さんらがアピールをした。集会後、西梅田までデモを行った。 (T・T)
投稿
「花子とアン」を観て
こう考えた
川島 透
蓮子について。@ラジオ放送(戦争への協力)をめぐって花子と蓮子(花子の友人)が対立。疑問を持ちつつもラジオを通して戦争に協力する花子に対して、蓮子は「あなたのようにひきょうな生き方はしたくないわ」「私は華族の身分を捨てて駆け落ちした宮本蓮子よ」「私は時代に平伏したりしない」「これからも言いたいことを言い書きたいことを書くわ」ときっぱり(9月3日放送)。蓮子かっこいい。そう思った。NHK(ニュース)は、戦争中のメディアと同じだ。朝日新聞をたたいているメディアは、戦争中のメディアと同じだ。そう思う。A「時代の波にのみこまれたのは私も同じなの。『武運長久をいのります』といって純平(蓮子の息子)を戦争へおくりだしたの」。戦後、蓮子に謝罪する花子に、蓮子がそういっていた(9月23日放送)。B「命の続く限り平和を訴えつづけてまいります」。戦後、蓮子はラジオでそう訴えていた(9月24日放送)。 ―― NHKの「花子とアン」を見て、花子よりも蓮子(白蓮)に興味を持った。仲間由紀恵さんに賞をあげたいと思った。
関東大震災について。朝鮮人や社会主義者の虐殺についてふれていなかった。
植民地支配とアジア太平洋戦争について。日本による加害の事実についても天皇の責任についてもふれていなかった。従軍「慰安婦」にも南京大虐殺にもふれていなかった。日本軍が沖縄でやったことにもふれていなかった。広島・長崎で朝鮮人が被爆させられたことにもふれていなかった。
憲兵について。憲兵の植民地支配責任・戦争責任についてふれていなかった。
マスコミ人・作家・教師について。彼らの植民地支配責任・戦争責任についてふれていなかった。ただ、ラジオや学校で子どもたちを戦争にかりたてたことについて、朝市(花子の友人)が「つぐなっていくしかない」とだけいっていた(9月19日放送)。
(2014年10月)
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