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    かけはし2014.年7月7日号

川内原発再稼働阻止!住民と労働者の命と暮らしを守ろう


6.28 さようなら原発 首都大行動

原発も集団的自衛権もNO!

雨をついて5500人がNO NUKES



画期的な大飯原
発差し止め判決
 六月二八日、「6・28   NO NUKES DAY 川内原発を再稼働させるな! さようなら原発★首都大行進」が明治公園で首都圏反原発連合/さようなら原発一〇〇〇万人アクション/原発をなくす全国連絡会の主催、脱原発世界会議/経産省前テントひろば/再稼働阻止全国ネットワークの協力で行われ、五五〇〇人が参加した。
 司会は木内みどりさん(俳優)。
 呼びかけ団体あいさつが鎌田慧さん(さようなら原発一〇〇〇万人アクション)から行われ、「福島の皆さんが苦しんでいる今、絶対に集団的自衛権を認めない、再稼働をさせないという思いで集会とデモを行っていこう。大飯原発差止判決を出した裁判官は、経済よりも命だと明確に言っている。これは私たちが主張してきたことを裁判所が認めたということだ。私たちの運動によって勇気づけられて歴史的な判断をした。しかし、公明党はそういう勇気がない。ただ権力にしがみついてるだけだ。こういうことは許せない。未来を考える市民の力で運動を盛り上げていこう」と発言した。
 続いて伊東達也さん(原発をなくす全国連絡会)、ミサオ・レッドウルフさん(首都圏反原発連合)があいさつした。

世直しのため
労組は奮起を
呼びかけ人のスピーチ。 内橋克人さん(評論家)は、「来週、集団的自衛権について閣議決定する。戦争にルールはないし、先制攻撃でやられるから抑止力が必要だとなる。さらに核も保有すべきだとなるだろう。集団的自衛権の行使は、そのための第一歩だ。安倍政権は、国民の命・安全を何度も言うが嘘だ。原発を止めることは核武装を止めることだ。皆さんとともに闘っていきたい」と訴えた。
中山千夏さん(作家)は、「ひどい世の中になればなるほど労働組合が大切だ。組合運動がやられてきたから世の中がおかしくなっている。組合頑張れ、残業代ゼロなんてだめだ。臨時雇いなんてとんでもない。これまで女性解放、死刑制度廃止、原発反対を訴えてきた。これからも怒っていきたい。元気にやっていこう」と発言した。
「大飯原発の裁判から」について海渡雄一弁護士、小野有五さん(脱原発原告団全国連絡会共同代表)が活動報告した。
「川内原発現地報告」を行った野呂正和さん(川内原発増設反対鹿児島県共闘会議事務局長)は、「六月一三日に鹿児島県庁前で集会を行った。事前に県会議員に再稼働にあたって避難計画などの対策が十分に行われているのかなど公開質問状を送った。自民党、公明党は『わからない』をくり返してきた。実際にまともな対策をたてていない。ずさんな対策のまま再稼働を許してはならない」と強く抗議した。

被ばく強制こそ
福島差別だ!
「福島からの報告」を行った人見やよいさん(原発いらない福島の女たち)は、「福島は、復興の名のもとに風評被害、福島差別という言葉にすりかえられている。九〇人の子どもたちの甲状腺に悪性、疑いのガンが発症しても、放射能の影響は少ないとされている。実際に起きている被害を認めず、被曝を強いることこそ福島差別だ。健康被害は、これから確実に起こってくる問題だ。認めるべきは認めて、被害と保養に重点をおいてくたざい」。
「安倍政権に変わって原発再稼働になってしまった。しかし、大飯原発判決は、私たちに勇気を与えた。判決を読み返し、何度も涙を流した。この判決を理解できない人は、人の上に立ってはいけない。『金目でしょ』という大臣の発言は、安倍政権の本音だ。安倍政権は退陣だ。世直しをしていこう」と呼びかけた。
集会後、原宿に向けてデモを行い、沿道の人々に「川内原発再稼働反対!脱原発!安倍政権退陣!」を訴えた。       (Y)

6.21

やめてんか!原発再稼働 関西集会

川内・伊方・若狹から現地報告

現地の闘いと結び、大きなうねりを


 【大阪】脱原発政策実現全国ネットワーク関西・福井ブロック主催、「しないさせない!戦争協力」関西ネットワーク共催の集会が六月二一日、クレオ大阪東で開かれた。
池島芙紀子さん(ストップ・ザ・もんじゅ)が開会のあいさつをした後、原発立地の地元から参加した四人が報告をした。

いちき串木野市
全戸個別署名
川内原発・向原祥隆さん(反原発鹿児島ネット)
福島原発で最初に放出された放射能は気流に乗り東の海に流れていったのをテレビで知り、鹿児島県西部に位置する川内原発が事故を起こしたらどうなるだろうかと恐ろしくなった。川内原発1・2号機は一九八四年、八五年に建設されてから、ほぼ三〇年たっている。耐用年数四〇年としてもあと一〇年しかない。九電はもう十分儲けたのだから、もう廃炉にすべきだ。
川内原発で排水される膨大な温排水により、カメ・サメ・エイの死骸が海岸に打ち上げられ(磯焼き)、ワカメ・ヒジキ・テングサなどの海藻が全滅し、漁獲量も原発建設直後は伸びたがその後、クロダイ・マダイ・イトヨリ・ミズイカなどの価格の高い魚の漁獲が激減した。廃業した定置網業者もいる。九電は地球温暖化のせいだというが、薄めて排出される膨大な量の放射能のせいだと思う。県は、その原因を調べようともしない。県内の薩摩川内市の市民の医療費は国平均の二・五倍と高い。
地震調査研究本部が調べたところでは、九電のこれまでの活断層評価は非常に甘く、活断層は他にもいろいろある。原子力規制庁は、お手上げ状態で調べてもいない。日本火山学会によると、巨大噴火はきわめて頻度は低いが原発稼働中に発生すれば、手の打ちようがない状態が長期間続く。再稼働に向け大詰めを迎えた川内原発の審査では、火山リスクが焦点になっている。川内原発の周辺には桜島など活発な火山が多く、過去に巨大噴火を起こした痕跡(カルデラ)も複数ある。桜島の北の海底は巨大なカルデラだ。
薩摩川内市に隣接するいちき串木野市では、五月一〇日から市民を対象に全戸個別署名を展開し、市の人口の過半数(一万五〇〇〇人)をめざして現在進行中で、現在一万四〇〇〇人分ほど集まっている。原発三〇km県内九自治体は、九電と安全協定を結んでいるが、「市が九電に意見を言うことができ、九電は誠実に対応する」と明記されているのは、いちき串木野市と阿久根市だけだ。戸別訪問署名は、川内原発に大多数の住民が反対している事実を可視化できる唯一の取り組みだ。
鹿児島県知事が、一〇km圏内の住民の避難計画は無理だと開き直ると、原子力規制庁の片山審議官は、避難施設は事故が起きてから探せばいいと事実上知事の発言を認めている。
九月に鹿児島で再稼働反対の大集会をする予定だ、是非参加して欲しい。

事故が起きたら
逃げ場がない
伊方原発:大野恭子さん(原発さよなら四国ネットワーク)
伊方原発の問題点は、いろいろある。まず、伊方原発の六〜八km沖に中央構造線系活断層がある。もし動けばM八以上の地震になる。伊方原発は最大地震動五七〇ガルだが、それを大きく超える一〇〇〇ガルの振動が予想され、制御棒が入らなくなる可能性がある。四国電力は断層帯が北に傾斜しているというが、岡村眞特任教授(高知大)は、原発側である南に傾斜しているといっている。また、南海トラフ地震では、M九・一が予想されている。原発の運転には電力が不可欠だが、原発に電力を送る火力発電所は四国の東側にしかない。
また、原発は海抜一〇m地点に建設されているので、想定津波七・四mより高いから防潮堤は不要とされているが、一五九六年の慶長豊予地震の時は、伊方原発周辺で一〇〜一五mの津波があったとの記録がある。伊方三号炉はプルサーマル発電炉だ。
伊方町は、現在人口一万一〇〇〇人で超高齢化の町だ。日本一長い半島の付け根にあり、逃げ場がない。現実的で有効な避難計画はない。原発事故が起きれば、瀬戸内・九州一三府県が汚染され、西日本の食料庫である瀬戸内海は壊滅的な被害を受ける。福島県双葉町の前町長井戸川さんの話に共感し、「事故が起きた結果生じた全ての損害に対して賠償を請求する」という内容の『通知書』を内容証明付きで、政府、県、市町に通知する運動に取り組んでいる。

福井地裁判決
の画期的意味
高浜原発
初めに、中嶌哲演さん(原発反対福井県民会議代表幹事)が福井地裁判決について話した。
福井地裁は、大飯3・4号機の運転差し止めを命じる判決を言い渡した。世界一の原発密集地帯の地元裁判所が言い渡した判決の意義ははかりしれない。ほとんど失われかけていた司法への信頼に大光明を点じた。実はあまり知られていないが、一八九人の原告のうち一六六人が二五〇km圏内で、圏外の二三人の請求は棄却されたため、二三人は控訴をした。
原告のうち一一〇人ほどが福井県民で、そのうちの二〇人ほどが県南部若狭の市民であり、九〇人ほどは福井県北部の人だった。三・一一以前なら信じられないことだ。福井県には南北問題があり、八〇万県民のうち北部は六五万人、南部は一五万人の人口。北部が優先で、いつも南は後回しにされてきた。そのツケとして、一五機の原発という仕打ちを余儀なくされるという若狭の地方の事情があった。裁判では、北部の九〇人が南部の二〇人の原告を支え、自分たちは縁の下の役に徹してくれた。このことが本当にうれしかった。原告団のうち八人が意見陳述をした。そのうち県内は敦賀二人、小浜二人、高浜一人、福島二人、大阪一人。原告団は、裁判官のハートに訴えるように、特に福島の人々の叫びを伝えるように陳述した。弁護士も裁判官も比較的若く、新鮮で、根底にチェルノブイリ、フクシマのことがあったと思う。このことが今回の裁判の大きな要素であった。 
判決は、二五〇km圏内には原発稼働差し止めの権利があることを認めた。この圏内には関西圏も入る。関西圏は消費者であると同時に、再再稼働については当事者である。関西はフクシマ以後、福井県を犠牲にしてまで原発の電力は要らないという理由を掲げて反対してもらえないか、と思う。(拍手)原発が止まっていく中で、若狭湾もあっという間に元の生態系が返ってきている。

住民の関心が
高い避難問題
続いて、石地優さん(原発反対福井県民会議事務局次長、若狭町住民)が報告した。
「福井の原発運転年数は、もんじゅ・ふげんを除く一三機のうち、四〇年超が三機、三五年超が四機、三〇年超が一機、二五年超が三機、二〇年超が二機である。大飯3・4号は二一年、二二年で一番若手。高浜三・四号は二九年だ」。
「二番手といわれている高浜3・4号の審査状況について、津波・地震については規制委員会ではほぼ了承されたといわれている。基準地震動を見直した後の設置変更許可申請がが必要になってくる。いまは川内原発が審査にかかっているので、まだ出せるときではないとなっている。関電自身の問題として、見直した後の耐震評価に時間がかかり、耐震工事も必要になってくる。津波については、防潮堤を四mから六・五mにするとなったが、いつ工事が出来るか決まっていない。高浜3・4号はプルサーマルの対象炉で、燃料も運ばれているが、事故時の逃げ道は国道二七号線と平行した高速があるが、二七号線自身の混雑もひどく避難計画が立たない。必ずしも原発には反対でなくても、避難にはみんな関心がある。大飯原発の判決文はみんな読んでいる。戸別にチラシを持って行って話すと、話が出来る。将来のことをどう考えたらいいのかについて話が出来たらうれしい。対話によって問題を深めていきたい」。
京都・滋賀・大阪から取り組みの報告あり。若狭地域からの避難計画では、兵庫県や京都府の避難先の地域の放射線量が高くて避難できない可能性があることや、一〇km圏内の住民は三日間ぐらい自宅待機するなど信じられない計画もあるということが指摘された。また井戸川克隆さん(前双葉町長)のメッセージが紹介された。  (T・T)


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