4.22国会前で雨中の抗議行動
「お友だち」だけで決めるな!
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四月二二日、「安倍首相のお友だちだけで構成する『安保法制懇』の報告書は欺瞞だ!国会前行動」が、午後六時から衆院第二議員会館前の路上で行われた。主催は四月八日の日比谷集会を五〇〇〇人の参加で成功させた「解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会」。雨が降る中での行動だったが一五〇人が集まった。
「集団的自衛権」の行使容認を違憲としてきた日本政府の立場を一八〇度反対のものに「解釈」しなおそうとする安保法制懇(安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会)の報告書が、五月の連休明けにも提出されようとしており、それを受けて「違憲解釈」を一八〇度変えてしまうことを安倍首相はもくろんでいる。第一次安倍内閣の時も二〇〇七年に現在とまったく同じメンバーで安保法制懇が作られたが、幾つかの類型(米国に向かう弾道ミサイルの撃墜や、公海上で共同訓練中の米軍への攻撃に対する迎撃など)で「集団的自衛権」行使を承認した同安保懇の報告書が提出されたのは安倍首相が退任した後であり、それを受け取った当時の福田首相は、この報告書を「お蔵入り」にしてしまった。
「戦争国家」を
作らせないぞ
安保法制懇のメンバーは座長の柳井俊二(元駐米大使)、座長代理の北岡伸一(国際大学学長)をはじめ、他のメンバーすべて(岩間陽子・政策研究大学院大学教授、岡崎久彦・岡崎研究所所長、葛西敏之・JR東海会長、坂元一哉・大阪大学大学院教授、佐瀬昌盛・防衛大学校名誉教授、佐藤謙・元防衛事務次官、田中明彦・国際協力機構理事長、中西寛・京都大学大学院教授。西修・駒澤大学名誉教授、西元徹也・元統合幕僚会議議長、細谷雄一・慶応義塾大学教授、村瀬信也・上智大学教授)が、そろいもそろって安倍に近い改憲派のイデオローグだ。保守派であっても安倍に批判的なリベラル派の論客すら一人もいない。憲法の専門家と言えるのも札付きの改憲派である西修ひとりだけである。
安倍の「オトモダチ」だけで固めた法制懇が、相異なる意見を闘わせる場にならないことなどはなから分かりきった話だ。
集会では、共産党の井上哲士参院議員が五月一三日にも安保法制懇の報告書が五月一三日に提出されるという情報を紹介し、集団的自衛権の行使が容認されればアフガン戦争やベトナム戦争にも自衛隊は参戦することになる、と警鐘を乱打した。
続いて憲法を生かす会、許すな!憲法改悪・市民連絡会、市民憲法調査会、キリスト者平和ネット、日本山妙法寺、東京革新懇、安倍のつくる未来はいらない人々などが発言し、「戦争国家」と憲法破壊の道を突進する安倍内閣をやめさせようと訴えた。 (K)
4.20 安倍政権の教育破壊・改憲にNO!
「日の丸・君が代」強制ヤメロ
全国の仲間がリレートーク
四月二〇日、「許すな!『日の丸・君が代』強制 とめよう!安倍政権の改憲・教育破壊 4・20全国集会」(主催‥実行委)が日比谷図書館コンベンションホールで行われ、一五九人が参加した。
安倍政権は、グローバル派兵国家建設の一環として新自由主義と愛国心教育を軸にした教育再生実行会議路線を押し進めている。すでに「日の丸・君が代」の強制を通した教育の支配と統制が全国的に強化され、都教委は「君が代・不起立」を理由に四五七人の教職員を処分し、大阪では教職員が歌っているかどうかの「口元チェック」まで命じるほどだ。
教育破壊の全面化に抗して実行委は、「許すな!『日の丸・君が代』強制 とめよう!安倍政権の改憲・教育破壊 全国ネットワーク」(仮称・準備会)を呼びかけ、@全国各地で「日の丸・君が代」強制・処分や「再発防止研修」に反対する全国的な連帯と共同行動の追求A「日の丸・君が代」強制条例、起立強制通知と職務命令、不起立処分と再雇用拒否の撤回を要求する闘いの追求と支援・連帯の闘いB東京の「10・23通達」をはじめ「日の丸・君が代」を強制する「通達」「文書」の撤回、また大阪の「教育基本条例」「職員基本条例」など教職員に対する厳罰化の管理制度の撤回を要求する闘いC内心・思想・信条・信仰・表現の自由を侵害する「口元チェック」、「意向確認書」、「ビラまき禁止」などを許さない闘いと支援・連帯D東京・大阪や全国各地の被処分者の支援と共同行動、裁判・人事委などへの支援・連帯―を運動の柱に取り組んでいくことを確認した。集会は、全国状況を共有化し、ネットワーク結成にむけた準備会の論議を深めた。
天皇を戴く
国家いらない
集会講演として高橋哲哉さん(東京大学大学院教授)
が「安倍政権は憲法と教育をどう変えようとしているのか」というテーマで提起した。
高橋さんは、冒頭、「戦争ができる国」にするための「最低最悪の安倍政権」と厳しく批判し、自民党の「憲法改正草案」の国家主義、天皇元首、国防軍、人権軽視などについて取り上げた。
さらに自民党教育再生実行本部の「教科書検定のあり方」の提言が「国定教科書」と「近隣諸国条項」の見直しにあることを明らかにし、「安倍政権の教育破壊は、戦後民主主義と平和主義の否定だ。子どもたちを天皇を戴く国家に動員していくことにある。なんとしても、この流れを止めよう」と訴えた。
全国で反撃の
闘いが始まる
全国各地駆けつけた仲間たちからのリレートーク。
宮城―「日の丸・君が代」不起立の闘いと女川から未来を考えるつどい実行委の報告。
新潟―「日の丸・君が代」新潟被処分者を支える会から新潟県人事委〇七・〇八年度被処分者の不利益審査請求に「請求棄却」の不当採決を報告。
千葉―高教組に参加する仲間から「日の丸・君が代」処分者を出させていない攻防局面を紹介した。
神奈川―個人情報保護条例を活かす会から君が代斉唱時に不起立であった教職員の氏名収集が神奈川県個人情報保護条例違反認定の闘い(二〇〇六年)を通した闘いの方向性を提起。
愛知―子どもと教育を守る愛知の会は、教育委員会制度改悪反対、なくそう!子どもの貧困ネットワーク、「秘密保全法に反対する愛知の会、河村市長の「南京虐殺否定発言」を撤回させる会、朝鮮高校無償化ネット愛知の取り組みなどを報告した。
兵庫―憲法改悪に反対する元教職員兵庫ネットワーク、「日の丸・君が代」強制に反対する阪神連絡会の取り組みと連帯アピール。
広島―教科書を考える市民ネットワークで活動し、戦争に結びつく教科書、卒入学式の変質に反対し続けていることを述べた。
福岡―二・二三「教え子を戦場に送る安倍政権を倒そう 教育労働者集会」を報告し、学校・地域を貫いて反戦運動を広げていくことを強調した。
東京―近藤徹事務局長(『日の丸・君が代』不当処分撤回を求める被処分者の会)は、10・23通達(二〇〇三年)から一〇年六カ月で四六一人が処分されたが、「裁判と運動は車の両輪」だと位置づけて闘ってきたことを報告。最高裁判決などを分析・批判し、決意表明した。
大阪―「日の丸・君が代」強制反対・不起立処分を撤回させる大阪ネットワークは、@起立斉唱の職務命令と違反三回で免職を「原則」とする「職員基本条例」を批判A「不起立処分」が二〇一四年までに戒告処分五二人、減給処分三人、訓告一人、再任用取消B「口元チェック」通知撤回闘争C「君が代」不起立二度目の累積(これまで「減給」)を「戒告」どまりにしたD「君が代」不起立での「戒告」処分を取り消したことなどを報告した。
続いて大阪の辻谷博子さん(「君が代」不起立減給処分取消訴訟)、奥野泰孝さん(被処分者)、山田肇さん(戒告処分取消/再任用合格取消)、東京の田中聡さん(被処分者)から決意表明が行われた。
最後に集会アピールを採択。黒田伊彦さん(「日の丸・君が代」強制反対、不起立処分を撤回させる大阪ネットワーク代表)が閉会あいさつを行った。 (Y) |