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    かけはし2013.年12月9日号

反原発と秘密保護法反対を結ぶ


11.29 脱原発テント裁判第4回口頭弁論

権力犯罪を撃つ共同行動を

福島の被災者を利用し、切り捨てる安倍政権


原発情報隠す
秘密保護法案
 一一月二九日、国が経産省前テントひろばの撤去を求めた裁判の第四回口頭弁論が、東京地裁103号法廷で開催された。午後二時からの口頭弁論に先だって、午後一時から東京地裁前での集会。
 被告当該の淵上太郎さんは、臨時国会の最大焦点となっている特定秘密保護法案について司法はどのような判断を持つのかが問われる、と問題提起し、「原発の情報が秘匿される可能性の高い法案を許してはならない」と語った。東電株主訴訟の木村結さんは、東電のしようとしていることと国がしようとしていることは情報の隠ぺいという点で同じだ、と批判した。
 たんぽぽ舎の柳田真さんは、一二月一日に行われる伊方原発反対の愛媛集会に、東京から一〇〇人以上、大阪からも二〇〇人以上が参加する、と再稼働阻止運動の盛り上がりを語り、「SAPIO」の記事を紹介しながら原発の運転が止まったことによって、日本の海は豊かさを取り戻している、と紹介した。

収束とはほど
遠い現実を見て
 午後二時からの法廷では、淵上太郎さんと正清太一さんが福島の現状がいかに「収束」とはほど遠い現実にあるかを、高線量、汚染水問題、子どもたちの健康被害、甲状腺ガンなどの例をもって示し、経産省前テントを国有地に違法使用というのなら、なぜ自民党本部が四七年間にもわたって使用料を払わないで国有地を占有しているのを放置しているのかを追及した。
 弁護団はさらに、テントひろばの現場検証を裁判所に求め、経産省側が取った監視カメラの画像を提出させるよう要求した。
 午後四時からは参院議員会館講堂で二〇〇人が参加して報告集会。河合弘之弁護団長は、秘密保護法と情報隠匿に支えられた原発政策の密接な関連を指摘し、「原発テロ」を想定した警備情報が「特定秘密」にあたることを示しながら、脱原発とともに秘密保護法反対の闘いを進めていこうと訴えた。また「核のゴミの最終処分場」をどこにも作ることができないことを理由にした小泉元首相の「原発ゼロ」発言を、運動の側がもっと活用すべき、と強調した。佐藤典子弁護士は、弁護団が川俣町、飯舘村、浪江町などの現地調査をした報告を行い、一つの地域に二〇〇億から五〇〇億円もの費用をかけて行われている「除染」の有効性に疑問を提示した。そして多くの人から寄せられた「裁判当事者」となる陳述書をどう生かすかを検討していきたい、と語った。

東電を解体し
国有化・廃炉を
  つづいて東電株主訴訟の木村結さん、福島原発告訴団団長の武藤類子さん、FoE Japanと秘密保護法に反対する市民の会の満田夏花さんが発言。木村さんは汚染水漏れ対策として打ち出された「凍土壁」に海外をはじめとする多くの研究者から批判が集中していることを紹介し、今日の事態は東電を延命させるためにこれまで九兆円、今後さらに五兆円ものカネをつぎ込んだ政府の政策を批判し、東電を破綻処理させて解体し、原発廃炉部門を国が管理すべき、と語った。
 武藤類子さんは、一一月二六日の秘密保護法衆院強行採決の前日、二五日に福島で開催された全国唯一の地方公聴会の模様を語り、全く開かれたものではない、福島を利用したアリバイつくりの公聴会だったが、意見を述べた七人の陳述がすべて明快に秘密保全法反対の意思を語ったために、政府の思惑は破綻した、と訴えた。そして原発告訴団の検察審査会への申し立て、汚染水問題での告発への協力を呼びかけた。
 満田夏花さんは、秘密保護法が「私たちのすべての努力を水泡に帰せしめかねない法律だ」と強調し、反原発運動が秘密保護法反対に取り組むべきことを熱くアピール。そして子ども被災者支援法を実効的なものにするために、私たちがつねに被災者と一緒になって声を上げるべき、と語りかけた。
 経産省前テント裁判の次回口頭弁論は来年二月一〇日午後二時。経産省前テントの破壊を許さず、原発再稼働阻止・原発ゼロへのうねりを着実に前進させよう。        (K)
 

11.26 1000万人署名第2次提出行動

原発NО 秘密保護法NО!

署名目標早期達成し脱原発の水路開け

必ず一〇〇〇
万人達成へ
 一一月二六日、「さようなら原発」一千万人署名市民の会は 第二次の「1000万人署名」提出行動(第一次は2012年6月15日)を行った。この日の提出で署名数は八三七万八七〇一筆となった。提出行動と合わせて日比谷野外音楽堂で「とどけよう!脱原発の声を」集会が午後六時半から開催された。この時、国会では「特定秘密保護法案」採決の衆院本会議が開かれ、多くの市民が国会前で抗議行動に詰めかけていた。日比谷集会には、「秘密保護法」衆院採決と原発推進への怒りをこめて労組組合員や市民が参加した。
 日中の暖かさとは一転して寒気が押し寄せる中で、女優の木内みどりさんの司会で始まった集会では、最初にルポライターの鎌田慧さんが署名提出の報告。次に福島からの訴えとして千葉親子さん(脱原発福島県民会議)は、前日の福島での衆院特別委員会の「秘密保護法」公聴会で七人の陳述者全員が反対の意見を表明したにもかかわらず、この日の衆院本会議採決を強行する政府の姿勢は、原発事故・震災被災者を切り捨てる対応と同じだ、と厳しく批判した。

秘密保護法
反対と結び
 続いて大江健三郎さん、落合恵子さん、澤地久枝さん、佐高信さん、辛淑玉さんのリレートーク。五人はいずれも「秘密保護法」強行と原発推進・被災者切り捨てを結びつけ、安倍政権の改憲への動きを怒りを込めて批判した。
 一千万署名に署名された方からの心を撃つメッセージを林洋子さん(女優、クラムボンの会)が朗読したあと、「市民の会」事務局の藤本泰成さんから来年三月八日の福島県民集会(福島市、郡山市、いわき市の三カ所で開催)と三月一五日の「さよなら原発東京集会」(日比谷野外音楽堂)への参加を呼びかけ、東京駅までのデモを行った。参加者は一三〇〇人だった。 (K)

11.21 静岡で秘密保護法案反対行動

憲法破壊の動きを今止める

22日には孫崎亨講演会

  【静岡】一一月二一日「秘密保護法」に反対する緊急行動が取り組まれた。静岡市内の青葉公園に市民が集まり始めたのは午後五時半頃からだった。この行動を呼びかけた11月行動実行委員会のメンバーは四〇人程度の参加があればという思いだった。午後六時からミニ集会を持つ頃には七〇人を超え、キャンドルとプラカードを持ってデモに出る頃には一〇〇人近くにまでになり、安倍政権の暴走に危機感を持った人々が怒りの声をあげた。憲法破壊の秘密法反対! 廃棄に追い込め! と。
 また翌二二日にはかねてから計画していた孫崎亨さんの講演会があり、二〇〇人近い参加者は孫崎さんの話に集中し、質疑に時間が足りないほどたくさんの質問があった。
 国会の茶番劇にウンザリし、怒りだけが募る一日一日というのが実感だ。(S)

12.1 秘密保護法・改憲はゴメンだ

二三〇〇人が御堂筋パレード

暗黒社会の到来を阻止する

 【大阪】一二月一日、御堂筋パレード実行委員会主催のパレードが行われ、二三〇〇人超の市民・労働者が参加した。
呼びかけ団体は、大阪憲法会議、おおさか女性九条の会、大阪宗教者九条ネットワーク、大阪弁護士九条の会、憲法九条の会・関西、憲法を生かす会・大阪、護憲・大阪の会、しないさせない!戦争協力関西ネットワーク、止めよう改憲!おおさかネットワークの九団体。
 パレードは当初、集団的自衛権の行使を認めようとしている安倍政権の動きにストップをかけるべく準備されたが、秘密保護法をめぐる動きが急を告げるなか、秘密保護法廃案を前面に押し出したパレードとなった。
 
 NSCは戦争
の司令塔だ 
 大阪市役所横の土佐堀川河川敷の広場に集まり、簡単な集会がもたれた。司会の松岡さんが、デモはテロだと自民党石破幹事長は言っているけど、元気にパレードをやりましょうと述べ、主催者を代表して梅田章二さん(大阪憲法会議)があいさつ。「秘密保護法案は開戦を決定し戦争の司令塔となる国家安全保障会議と一体のもので、米国との軍事上の取り決めに基づくもの。これが通れば暗黒社会になる、廃案にしなければならない」と述べた。
 この後、西浦克明弁護士(大阪弁護士九条の会・大阪弁護士会副会長)、コラレス・マリアさん(おおさか女性九条の会・宗教者)、中北龍太郎さん(止めよう改憲!おおさかネットワーク)がアピールした。
 参加者は、「戦争はイヤ!」、「九条守れ!」「戦争のための法律作り反対」、「暗黒社会はごめんだ」、「戦争のための大本営はいらない」、「原発情報なぜ秘密?」、「オスプレイ情報なぜ秘密?」など、秘密保護法案の危険性を沿道の市民に訴えて、淀屋橋からなんばまでの目抜き通りをデモをした。    (T・T)


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