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    かけはし2011.9.5

8・15反『靖国』行動に向けられた
弾圧を許すな 右翼による私たち
への攻撃、暴行や傷害を糾弾する!


声 明

国家による「慰霊・追悼」を許すな!8・15反「靖国」行動 http://815action.blogspot.com/

 私たち「国家による『慰霊・追悼』を許すな!8・15反『靖国』行動」は、今年も、天皇制に反対し、靖国神社に代表されるような国家による死者の「慰霊・追悼」を批判する行動を行なうことができました。
 しかし、本年の行動は、これまでよりもさらに激しい弾圧や攻撃にさらされるものでもありました。そのことの内実を広く明らかにするとともに、こうした事態をつくりだした権力機関や団体・個人を厳しく糾弾せねばなりません。
 天皇制を批判したり、その戦争責任や侵略責任を問う行動は、これまでも公安警察や機動隊による過剰規制に加え、右翼勢力の攻撃にさらされてきました。最近は、こうした右翼勢力に、もっぱらインターネットで流布される虚言によって妄動する「ネット右翼」、そして彼らを現実の場に動員している「行動する保守」を名乗る右翼グループが加わり、私たちや友人たちの行動への妨害や嫌がらせはさらに醜悪なものとなっています。
 今回のデモのさなかに、私たちの行動に対し、襲撃する側が持ち込み、押さえられたとき落としたと思われるナイフが見つかっています。
 私たちは、これまで20数年の長きにわたり、8・15の行動を持続してきました。
 右翼たちの私たちに向けた「殺せ」「殺す」という脅迫的煽動は、「街宣右翼」や「行動する保守」「ネット右翼」たちが相互に顕示を競う中でエスカレートしてきました。しかし、今回ナイフが持ち込まれたことは、デモの参加者に対する、具体的な殺人/傷害が狙われていたと考えるしかありません。これは、右翼たちの行動の最悪の方向への転換の画期を示すものです。
 これに対する、警備・公安警察が実施した「警備」の体制はひどいものでした。それは、私たちの行動を抑え込むばかりか、「街宣右翼」「行動する保守」や「ネット右翼」たちにやりたい放題を許すものでもあり、私たちの行動に参加した人々の身体を、彼らの暴力行使による直接的な危険にさらさせるものでした。
 以下に、その具体的な実態を示します。

★右翼団体構成員による暴力
 警察は、デモコース最初の、上下4車線の白山通りを封鎖し、驚いたことに上下線の歩道寄りの車線にずらりと右翼の街宣車を配置させました。特に危険だったのは、居並ぶ右翼の街宣車の間から、ひっきりなしに右翼団体構成員が私たちを襲撃してきたことでした。
 この激しいもみ合いの直後に、白山通りから靖国通りに向かう半ばで、デモ隊の歩いている路上にナイフが落ちていたことが、多くの参加者によって確認されています。これは、襲撃者が割って入った機動隊員に取り押さられた際に、落としたものとしか考えられません。
 脇を歩いていた私服の公安警察官は、この「証拠物」を、何食わぬ顔で拾い上げ自分のバッグに収めてしまいました。このとき襲撃犯が逮捕されたのかどうかすら、現段階では不明のままです(この一部始終は、私たちにより現認され撮影されています)。
 警察は、この事件をなかったことのようにしたいのでしょうか。目前で不法な暴力行為が展開されている以上、警察は、この右翼によるテロ未遂事件の事態の一部始終を厳しく捜査し、襲撃犯の背景、その後の対応について明らかにする義務を有しています。
 右翼は、中身の入ったジュースなどの缶を私たちめがけて投擲してきました。これにより身体に打撲傷を受けた参加者も何人もいました。これが顔や頭部などにぶつけられた場合は、その被害は深刻です。これについても、警察は積極的に捜査を行う義務があります。
 右翼による襲撃により、宣伝カーは蹴られ、叩かれ、横断幕・バナーやパペットなどはデモ行進の開始直後から終了するまで攻撃を受け続け、強奪などもされました。右翼構成員は、大量の機動隊や公安警察官にほとんど規制もされずデモに併進し、暴行や罵声を浴びせ続けたのです。

★「右翼」に対する警察の優遇措置
 警察は、在特会に代表される「行動する保守」や「ネット右翼」のデモに対する妨害のための、彼らとの「ボス交渉」に積極的に応じ、わざわざ公道である歩道や車道の一部を空けて彼ら専用の区域を提供しました。彼らはこうしてしつらえられた安全な空間から、差別と排外主義にまみれた醜いヘイトスピーチを繰り広げたのです。彼らによるヘイトスピーチは、直接的な暴力をほしいままにする右翼団体と、まさに対をなし、暴力を助長するものです。
 右翼によるこうしたヘイトの行動は、多くの国や団体・個人から、国際的にも強く批判を受けているものです。民主主義を標榜する日本のような国家において、警察がむしろこれを助長するような体制を取ることは許されるべきではありません。

★警察によるデモへの弾圧態勢
 私たちのデモは、左右を街宣車と警察車両によって狭められた車線を、さらに戦闘服の右翼団体構成員と装備した機動隊の列にサンドイッチ規制される形で進ませられました。これは、私たちのアピールが右翼街宣車による圧倒的な騒音によりかき消されることを目的とするものでした。
 私たちのデモ行進が、機動隊によって強く規制される一方で、歩道や車道を並行して歩く私服の公安警察官や制服警官は、右翼団体構成員が私たちに暴行を働くのを積極的に制止しませんでした。警察は右翼に自由に行動させたため、その突進に翻弄され、ぶざまに混乱した警備体制を糊塗するため、むしろ機動隊は私たちの行動への規制を強めたのでした。その経過で、右翼や機動隊員に突き飛ばされ、転倒させられた人も多くいました。
 そして、そのような中でも、大量に動員された公安警察官は、ただただ私たちへのビデオや写真撮影などに励んでいたのです。
 私たちは、こうした日本社会における現実を、日本社会、さらに国際的にも広く知らしめることを希望します。民主主義を標榜し、日本国憲法において思想や表現の自由が保障されているにもかかわらず、現実の社会において、実質的にこれを行使することが不可能ないし困難な状況にあることに注目されねばなりません。
 また、インターネットなどにおいては、天皇制や靖国神社などへの批判、外国人やマイノリティの権利の主張を行なう意思表明すら、右翼勢力の執拗な攻撃にさらされ、発言を封じられることもたびたび起きています。
 こうした、直接的・間接的な暴力を含む攻撃が、どのような政治的・社会的立場やイシューに向けられているかは明らかです。右翼組織や「行動する保守」「ネット右翼」などのそれぞれの背景は、政治団体や暴力団、宗教団体、その他の挑発者グループ、なによりこの社会を覆っている差別・排外主義的な政治環境などさまざまですが、この間、彼らにとっての共通の「敵」をしつらえ、実質的に合流した行動をとることが繰り返されています。
 こうした状況は、社会や経済の破綻から「失われた20年」と呼ばれる最近になって、ますます明白に露呈していることです。排外主義は、人間が使い捨てにされ、生をめぐる競争に駆り立てられ、社会的に分断されるところに浸透しています。これは、社会全体が徐々に威圧的となり、軍事的色彩を強めている歴史的時間の中で、いままさに進行している事態です。
 私たちは、今回のような警察・右翼一体となった攻撃を強く糾弾します。すべての皆さんがこうした事実を認識し、右翼の暴力や、それを理
由とした警察権力の不当な規制をゆるさない声を、それぞれの場で上げていただきたいと思います。
2011年8月26日

2011山谷夏祭り

「なに 節電だ? もと
もとおらとこ電気がねぇ」



貧乏人を殺すな
命を守ろう!
 八月六日(土)、七日(日)の両日、山谷夏祭りが行われ、会場の玉姫公園には多くの労働者や支援者が集まった。
 実行委員会で決まった今年のスローガンは「なに!節電だ?もともとおらとこ電気がねえ」。サブスローガンは「貧乏人を殺すな!命を守ろう!」。
 六日、午前中から作業に汗を流す、山谷労働者福祉会館から物資を運び出し、公園では盆踊りのヤグラや、ステージなどの設営、屋台の準備が行われた。屋台は年々参加団体が増え、多彩になってきた。また、祭りに先立ってはアルミ缶の買い取りと、ワッショイ券(屋台券)との交換も行われ好評だった。
 四時半からは共同炊事が行われ祭りがスタートした。共同炊事と平行して毎年会場内に設けられている祭壇の前で追悼も行われた。昨年に続き、ひとさじの会のお坊さんがお経を上げ亡くなった仲間を追悼する。
 山谷争議団の仲間が開会の挨拶にたち、震災後の厳しい状況の中、力を合わせて闘い、生き抜いていこうと訴え、乾杯を行った。今年もウーロンハイは無料だ。七日には山谷労働者福祉会館のなすびさんが被ばく労働自己防衛マニュアルを作ったことを報告し、福島原発の現状について「とても人間が入って作業する状況にはない」として原発の仕事に行くな!と訴えた。
 ステージは一日目はカラオケ、そして今年で三回目の登場となった、真黒家ぼっくす(まっくろけぼっくす)。ホーンも入った総勢十名のバンドでアリランなどを演奏、会場内は一気に盛り上がる。続いてもう何回も夏祭りに参加してくれている岡大介さん。缶カラ三線やギターで懐メロや、復興節などを熱唱。

今年も盛りだく
さんのステージ
 翌七日のステージは盛りだくさん、最初はジンタラムータ、映画「山谷やられたらやりかえせ」の音楽も担当した大隈亘さんを中心としたグループ、東欧のロマ(ジプシー)の職人の労働歌や、相馬盆歌などの被災地の民謡などを披露した。
 つづいてマサさん、夏祭りでは常連の女性サックス奏者、ニューヨークのハーレムを拠点に演奏活動を展開している。次にさっちゃんバンド、立川テント村のビラ撒き弾圧事件の当事者でもあるさっちゃんを中心としたバンド、最近では反原発運動の現場でもおなじみだ。途中でマサさんも加わっての演奏。最後は前日に続いて岡大介さんが登場。
 ステージの後は盆踊り、今年は事前に練習会も行い、気合いも入っている。七日はさっちゃんがシャンベ(ラテン・パーカッションの一種)をたたいて盛り上げる。
 この間、山谷・浅草周辺では東京スカイツリーの建設とそれに伴う観光化によって野宿者の排除が激しさを増している。各区ではアルミ缶の持ち去り禁止条例が強化され、野宿者の生活の糧が奪われつつある。また、江東区では竪川河川敷公園の再開発に伴うテント排除との闘いが煮詰まりつつある。
 また、毎週日曜日の共同炊事は多くの人々、特に米などの食材を提供してくれる農家のカンパによって支えられているが、今回の震災によってこの秋以降の食材の確保に赤信号が灯っている。
 さらに、震災に起因する企業倒産や、非正規切りは被災地だけでなく全国で起きており、職を失う人々が今後も増えることが予想される。そのような中で生活保護法改悪の動きが現実味を帯びてきている。
 この秋以降の野宿者戦線の闘いに注目を、そして支援を。       (板)


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