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    かけはし2011.3.7号

米大使館抗議行動に不当弾圧

二人の仲間への暴行・逮捕許すな
沖縄・高江ヘリパッド建設強行
阻止へ、さらに闘いを広げよう




米大使館デモ
コース不許可
 二月二〇日、沖縄・高江ヘリパッド建設強行に対して、アメリカ大使館への抗議申し入れ行動が行われた。
 まずこの行動において仲間二人が、アメリカ大使館を防衛する赤坂警察署によって不当に逮捕されたことを断固糾弾する!
 この申し入れ行動は、あらかじめアメリカ大使館へアポイントをとっており、なんら警察に規制されることなど行っていない。この逮捕は沖縄反基地闘争自体に敵意をむき出しにした不当弾圧だ。
 次にアメリカ大使館前を通過するデモコースを、警視庁・東京都公安委員会が二日前にコースを強制的に変更するという暴挙を行ったこと。さらにこの変更の取消申立を、東京地裁が却下したことに対して、沖縄へ心を寄せる人たちとともに、怒りをもって弾劾する!

高江を救え!
の訴えを妨害
 昨年末から事態が急変した高江では、二月七日に一〇〇人の作業員が投入され、木の伐採やユンボなどの重機による米軍ヘリパッド建設工事が強行されている。今回の抗議行動を呼びかけた「沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会(新宿ど真ん中デモ)」とその仲間たちは、当初から集会を予定していた新橋駅前に集まった。ゆうに五〇人以上はいるだろう公安刑事がSL広場のあちこちに散在し、複数の警察部隊も待機している。
 広場の一角で、安次富浩さん(ヘリ基地反対協議会代表委員)をはじめとした高江ヘリパッド建設反対の意思表明が語られると、警察指揮車両から愛宕警察署長の名前で「迷惑行為を中止せよ」と大音量でがなり立て、大勢の制服警官たちによる壁がつくられた。広場では障がい者カンパも含めた古着バザーが開催されており、われわれが歩行する人たちへも最大限の配慮を行っているにもかかわらず、警察はわれわれの行動をあくまで反社会的行為だと演出していることがありありと見えた。
 しかしわれわれは、怯むことなく現地報告や、安保反対・基地反対のラップ、パフォーマンスを行った。そして主催者からは、「SL広場をタヒール広場としよう」と、高江連帯、沖縄連帯の闘いへ向けた気勢があげられた。


申し入れ書も
受け取らない
 その後約二〇〇人がアメリカ大使館にほど近い虎ノ門のJTビル前まで、歩道を移動。いつもの通り警察が阻止線を張って行く手を阻む。不当逮捕はそんな時に起きた。阻止線だけにとどまらない過剰な警備が、われわれを包囲する。当然それに抗議すると、公妨を理由に二人の身柄を拘束したのだ。
 一方申し入れを行う代表者に対しては、何ら理由を明らかにせずに通行を妨害する。一時間以上の抗議のすえ、一切の法的根拠を持たない警察は、泣く泣く代表者の通行を認めざるを得なくなった。それでも権力は腹いせに代表者六人一人ひとりへ、執拗なボディチェックを行う嫌がらせ行為を働いた。
 沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの代表世話人を務めた上原成信さんを先頭に代表者が申し入れを行っている間、待機した仲間たちは、不当逮捕を糾弾し続け、全国から寄せられた申し入れ文が読み上げられ、それに聞きいった。
 申し入れ代表が帰り、結果が報告された。するとアメリカ大使館は申し入れ文の受け取りを拒否し、後日郵送しろなどと傲慢な態度にでたというではないか。アメリカ大使館の窓口によると、大使館保安部からそうしろと命令を受けたという。大使館保安部と日本警察は、明らかに裏で連携している。何度もいうが、一連の警察・公安による沖縄反基地闘争に対する妨害・弾圧行為は、ブルジョア法にすらその根拠を見出すことができないのだ。これが「日米同盟」の実態であり、その本質は暴力的、抑圧的かつ反民主的なものだ!
 アメリカ・オバマ政権は、北アフリカ・中東での民主革命を支持するようなフェイクをとりつつ、自国大使館への抗議を許さないというお得意のダブル・スタンダードをとっている。絶対にそれを許さない!
 高江では建設工事をめぐり、非暴力でありながら体を張った阻止行動が闘われている。高江から駆けつけた支援者からの報告によれば、沖縄防衛局が発注した工事作業に従事する沖縄の青年労働者と反対派住民によって、人間的な語り合いが行われているという。そして「敵を間違えてはいけない」というメッセージによって、現地においてまさに人間性を賭けた闘いが行われているということが、参加者全員へしっかりと伝えられた。     (大望)

二・二〇アメリカ大使館前で
の弾圧に対する抗議声明

2・20アメリカ大使館前弾圧救援会

 二月二〇日一五時四五分ごろ、アメリカ大使館申し入れ行動の参加者二名を赤坂警察署が不当逮捕しました。私たち救援会は主催者から事態を以下のように把握し、強く抗議したいと思います。
 沖縄・高江では昨年末から米軍ヘリパッド建設工事が強行され、二月は連日、沖縄防衛局が押し寄せ座り込み参加者がケガをする事態にまでなりました。そこで主催者の「沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会」らは一月から三回に渡って東京のアメリカ大使館へ抗議申し入れ行動を行い、二月二〇日当日は大使館の目の前を通り申し入れするデモを計画していました。
 しかし東京都公安委員会が直前になって集合場所・デモコース・解散場所を全て変更する暴挙を行い、当日も異常なまでの警備体制をしき参加者への妨害や挑発を繰り返していました。そこで主催者は大使館への申し入れ行動のみに切り替えました。申し入れのアポイントは大使館に当日一六時で取れており、赤坂警察も「大使館手前のJTビル前まで全員行って良い」と合意したからです。
 ところがJTビル前に到着したところ、赤坂警察が参加者の行く手をふさぎ、いきなり「解散しろ」と圧力をかけてきました。そして参加者に襲いかかって二人を不当逮捕しました。

 映像を見てください。

http://www.
youtube.com/
watch?v=
OnwiaVSQ1ig

 一人目は道に押し倒され、髪の毛をつかんで引きずりまわされるなどの暴行を受けました。二人目も強引に引きずられて全身に擦り傷と打撲を負いました。その際二人目が逮捕容疑を問いただしたところ、赤坂警察は「理由なんて後で良いんだ」と法治国家を根底から否定する暴言を吐きました。市民の正当な権利である申し入れ行動を暴力で弾圧することは絶対に許されません。
 不当逮捕後も赤坂警察は差し入れと抗議に行こうとした参加者を赤坂警察署の手前で何の法的根拠もなく二時間以上も止め続けました。ここでも赤坂警察は「また持ってっても(さらに逮捕しても)いいんだぞ」と脅しをかけてきました。そして弁護士が来ても、取調べは終わっているのに「取調べ中」とウソをついて一時間近くも弁護士の接見を妨害しました。そして差し入れすらさせませんでした。
 アメリカ大使館は今回の申し入れ書の受け取りを拒否しました。これまでアメリカ大使館は赤坂警察と緊密に連携しながら、「申し入れの警備は全て赤坂警察に任せている」と発言しています。この不当逮捕の責任は赤坂警察とアメリカ大使館、ひいては沖縄に基地を押し付けて反対する全ての声を押さえつける日米両政府にあります。何が何でも沖縄・高江に注目を集めさせないための弾圧であることは明らかです。
 私たち救援会は不当逮捕に断固抗議し、二人の仲間を今すぐ釈放することを求めます。
 みなさまへの幅広い連帯を呼びかけます。

二〇一一年二月二〇日 「2・20アメリカ大使館前弾圧救援会」

★救援カンパのお願い
 弁護士費用をはじめとする諸経費のために、どうかカンパをお願いいたします。
 郵便振替用紙に「2・20アメ大Q」とお書きいただき、以下へお振り込みください。
口座番号:
00100-3-105440 「救援連絡センター」
※正式な郵便振替口座が開設しましたら、ブログにてお知らせします。

連絡先:ametaiq @ gmail.com
blog:http://d.hatena.ne.jp/ametaiQ/

不当逮捕映像:http://www.youtube.com/
watch?v=
OnwiaVSQ1ig

 

日米合同軍事演習反対

全国反基地闘争に連帯し
あいば野現地に八〇〇人


 【大阪】「日米合同軍事演習反対! 2・13あいば野集会」が高島市民会館で行われた。集会では最初に、主催者のフォーラム平和関西ブロックの山下さんから「日米合同軍事演習が二月中旬〜三月中旬に予定されており、本集会を持った。そして集会に先立ち、今津駐屯基地に中止を求める申し入れをした」との報告があった。続いて、同じく主催者の2011あいば野に平和を!近畿ネットワークの野坂さんが「一九八六年に第一回目の合同演習があり、二〇〇〇年以降は、陸軍から海兵隊へ、二〇〇九年にPAC3が配備され、強化されてきた。昨年の韓米・日米の一連の軍事演習と新『防衛計画大網』がそれを明らかにしている。日本の戦争国家化が追求されている。今回の演習はそれらの具体的な表れである。沖縄・横須賀・岩国の仲間たちと共に闘おう」と呼びかけた。
 連帯あいさつでは、平和フォーラム(東京)の藤本さんと社民党の服部議員の後、山口県岩国市「愛宕山を守る会・世話人代表」の岡村さんが発言した。
 初めに「なぜ岩国が問題になっているのか」と、米軍再編・岩国基地強化と愛宕山米軍住宅・施設建設をめぐるこの間の政府・県・市の動きと闘いについての報告があった。そして昨年九月、「守る会」のメンバーがアメリカ軍属の車にはねられ、殺された事件について(公務中の事故ということで、裁判権はアメリカにあり、日本の警察はその軍属を不起訴処分にした)「アメリカの軍事裁判での判決は四カ月間の運転自粛。ただし通勤の時は使ってよい。交通の教習を受けること。これだけだった。独立国家として、怒りを感じないだろうか」と問いかけた。
 「地位協定と安保に守られ、アメリカはやりたい放題のことをしている」「岩国市民は今、米軍再編に関わる四つの裁判(情報開示の裁判は終了、二つの行政裁判、一つの民事裁判)を闘っている」「全国の理解と支援を得ながら、ねばり強く闘っていきたい」と結んだ。この後、仲間たちからの決意表明・集会決議採択・団結がんばろう、と続いた。
 集会の後、小雪舞う高島市内を元気よくデモ行進した。        (努)


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