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                          かけはし2002.10.7号より

「人らしく生きよう」 福島県で連続上映会

各地の闘いを結びつけて

 【福島】福島県内での「人らしく生きよう―国労冬物語」上映は、郡山のメーデー集会で、六月にいわき市で、七月に福島市で、各団体によって行われてきた。そしてこの夏、教組や全国一般、国労、闘争団の有志によって「人らしく生きよう上映運動福島ネットワーク(ひとねっと福島)」が立ち上げられた。県内でさらに可能な限り多くの場所で規模の大小を問わず上映を進め、リストラ首切りが当たり前になりつつあるような状況下で苦しむ労働者同士が励ましあい、助け合うきっかけにしたいという趣旨だ。
 九月七日午後に郡山市で、八日夕に福島県の西端にある西会津町で行われた上映会は沖電気闘争の田中哲朗さんのコンサートとジョイントで行われた。郡山では、年休参加の国労組合員をはじめ、首切りや配転攻撃を受けた労働者、携帯鉄塔建設を強行しようとするNTTドコモと闘う住民など九十人が参加、映画に、田中さんの歌に、闘争団の訴えに、涙を流し闘いへの思いを新たにした。西会津町では、二十人近くが参加して夜遅くまで交流が深められた。
 またこの間の八日の朝、田中さんは、郡山市逢瀬町の携帯鉄塔基地局の移転を求める会の現地闘争本部(建設現場の向かいにある)を訪れ、三十人の住民の前で数曲を披露した。歌を聞き交流した地元の人たちは「一人で二十年も闘ってんだから、俺らももっとがんばっぺ」と語っていた。人ネット福島では上映会に参加した人たちが「タンポポの種のようにいろんな場所で上映会の花を咲かせていただく」ことを呼びかけている。(N)

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