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 労働者派遣法の抜本改正を              かけはし2010.5.24号

当事者の声を聞け!直ちに審議を
切迫した事態に緊急の国会行動


遅々として
進まぬ審議

 五月十一日昼国会前に、雨の中で労働者派遣法抜本改正を求める労働者の声が響いた。四月二十日の共同行動院内集会後、派遣法改正案国会審議をにらんだ行動が、「派遣法抜本改正 国会行動(事務局・全国一般全国協)」など、各団体で準備されてきた。しかし遅々として進まない審議にこのままにはできないと、この日は、この間の共同を土台に急遽呼びかけられた国会前集会だった。
 ほとんど準備期間のない急な行動だったが多くの労働者が駆けつけた。派遣ユニオン、全国ユニオン、首都圏青年ユニオン、全国一般全国協、東部労組、神奈川シティユニオンなど、この間抜本改正のための運動を押しあげてきた諸団体の旗が並んだ。派遣切りと闘う当事者を中心に、一向に止まらない派遣労働者の使い捨てをなおも放置するのかとの怒りの発言が、そして、当事者の声を聞け、すぐに審議に取りかかり労働者を守れる修正を、政治の責任を果たせなど、痛切な訴えが次々と続いた。
 この日は、教員引率の中高生や議員後援会主催とおぼしき団体ツアーなど、国会見学の人並みが多く、発言の間も、歩道を行き交うこれらの人たちに雨をおしてチラシが手渡された。中年世代が目立つ団体ツアーの列の中からは、がんばれの声がかかったり、手を振っての声援も。派遣法問題の一定の浸透と共感の広がりをうかがわせる光景だ。それは、国会に現場から押し寄せることがまさに重要となっていることを示す一端だ。

時間を浪費させず
波状的な闘いを

 一方で国会は、四月十六日の趣旨説明で始まったはずの委員会審議が、四月二十三日に一時間半質疑されただけでなぜか止まっている。連休明けの五月十二、十五日の厚生労働委員会定例日にも審議予定は入っていない。
 直接には自民党の妨害がある。鳩山、小沢の政治資金問題に関する予算委員会集中審議の要求を盾に審議に応じず、四月二十三日の審議が自民党欠席のまま強行されたことがさらに審議拒否の理由に使われている。しかし彼らの本音はあくまで改正案つぶし。派遣労働者の苦難を意に介せず、それにさらに塩をすり込むような彼らの行為には、徹底的な糾弾が必要だ。
 問題は、自民党のこのなりふり構わない抵抗に裏で同調するグループが民主党内にもあることだ。実質審議抜きの超特急通過という画策も一度は浮上した。原案に一切手を着けさせないとの狙いは、現実に労政審の抗議があからさまにした。実質審議は、彼らにとって確かに「危険」に違いない。実際四月二十三日の審議では、たった 一時間半の質疑だけで、専門26業務の問題や「常用雇用」定義問題に関し、政府は政府案の抜け穴を直視せざるを得ず、見直しにつながる一定の踏み込んだ答弁を迫られている。
 これらの抵抗を排除するためにも、今こそ労働者の怒りの声で国会を包むことが求められている。国会会期末が一カ月少しと迫っている今、時間をいたずらに浪費させるわけにはいかない。現場の実情に基づいた、当事者の声が届く誠実な審議を直ちに始めさせよう。そして、名に値する抜本改正を勝ち取ろう。その鍵こそ国会に現場の実態を直視させることだ。現場の声を国会へ、そこに向けさまざまな行動が呼びかけられるだろう。全力で応えよう。
         (谷)
【訂正とお詫び】
 五月三日号の関係記事中(3面)、傍聴行動が行われた日付を四月二十一日と記しましたが四月二十三日の間違いでした。お詫びして訂正します。


よびかけ
存続のためのカンパを!
模索舎から皆さまへのお願い

 今年で創立四十年を迎えた東京・新宿の「模索舎」は左翼運動や市民運動の出版物を取り扱う書店・情報センターとして貴重な役割を果たしてきた。その模索舎から存続のためのカンパの呼びかけが発せられている。本紙読者の皆さんにも支援のカンパを呼びかける。(「かけはし」編集部)

 模索舎は今年で創立40周年を迎えました。1970年に「スナックシコシコ+情報センターへの模索舎」として設立され、これまで存続してこられたのは、皆様の温かいご支援の賜物です。謹んで御礼申し上げます。
 しかしながら現在、模索舎の経営は逼迫しております。40周年にあたる今年の10月に果たして存続できているか、おぼつかない状況です。
 模索舎は通常の書店とは異なり、卸業者である取次を経由せず、出版社や制作者の方々と直接取引をしながら、一般書店で置かれることのない少部数の出版物やミニコミを、原則無審査で取り扱っています。商業的な流通システムから弾かれる出版物も貴重な民衆の財産であり、その表現の自由の保障を模索舎は理念に掲げ活動しているからです。
 オンライン通販の普及以降、出版・流通を取り巻く状況は大きく変化しました。現在は電子書籍の普及を控え、多くの書店がその存在意義を問われています。資金の潤沢な大手とは異なり、模索舎はいよいよ土俵際へと追い込まれていくことでしょう。
 この状況において、私たちは運営にかかる経費の見直しを慎重に行い、もともと高いとは言えない人件費の削減を行いました。また抜本的な改革が必要であるとの認識から、舎外にも協力を求め、有志により再建実行委員会を結成し、組織運営や活動のあり方に関して何度も協議を重ねて参りました。
 再建の嚆矢として、3 月22日に40周年イベントを開催することとなり、この告知に合わせ、模索舎が陥っている経営的な問題を公表したところ、思いがけぬ大きな反響があり、多くの方から温かい励ましの言葉や、支援を募る呼びかけをしていただきました。
 この流れを絶やさず、模索舎を再生させるため、私たち自身これまでのあり方を省み、必要な見直しを行っていく所存ですが、その取り組みのためには、皆さまによる支援がどうしても欠かせません。
 ここに私たちは、模索舎の存続と発展のため、カンパのご協力をお願い申し上げます。またお知り合いの方に一人でも多く、この話を広めていただければ幸いです。
 改めてこれまでのご愛顧に感謝申し上げますとともに、いま一度のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 模索舎員・模索舎再建実行委員会

【カンパ振込みの詳細】
個人=一口1000円、団体=一口5000円より

郵便振替 00140―2―623268
加入者名:模索舎を支援する会

※通信欄に「支援カンパ」とお書きください。また店頭でもお受けいたします。
 そして、本をお買い求めいただくことがなにより支えになります。模索舎ではミニコミ、機関紙だけでなく、人文・社会系書籍、CD、Tシャツなども取り揃えております。webページで通信販売もご利用いただけます。これまで以上に品揃えに力を入れていきますので、ご愛顧の程をお願い申し上げます。

 呼びかけ:模索舎/模索舎再建実行委員会

 連絡先:模索舎
〒160―0022
東京都新宿区新宿2―4―9
TEL:03―3352―3357/FAX:050―3505―8561
Email:
mosakusha@mosakusha.com

http://www.mosakusha.com/ 

40周年ブログ
http://www.mosakusha.com/mosakusha40/

 【訂正】本紙4月26日号4面「韓国併合100都市を考える」(上)「東北アジアの平和のために」の項最下段右から19〜20行「一九九二年」を「二〇〇二年」に訂正します。


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