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4・2辺野古実が首相官邸へ連続行動           かけはし2010.4.12号

米軍基地はどこにもいらない!

4・25沖縄県民大会と連帯しよう
普天間基地の即時無条件閉鎖へ!


「移設先」たらい
まわしをやめろ

 四月二日、「普天間基地閉鎖、県内移設反対、国外・県外移設を求める」首相官邸への連続申し入れ行動が、辺野古への基地建設を許さない実行委の呼びかけによって行われた。
 鳩山政権は「政府案を三月末までに一本化し、五月末に向けて決着する」と公言していたが、結局政府案を公表することなく、岡田外務相を訪米させた。しかし何ら前進はなく、米政府はあくまで、辺野古への新基地建設という現行案を譲らなかった。さらに、鳩山首相は「腹案がある」と国会での党首討論で発言し、その後鳩山首相は「腹案に基づきしかるべく行動が行われている」とも発言している。
 北澤防衛相が仲井真沖縄県知事と会談し、政府案なるものを説明した。結局、現在進められているのは、キャンプシュワブへ五百メートル級のヘリパッドを作り、ヘリ訓練の一部を徳之島など本土内で行う、そして、いずれは勝連沖を埋め立てて、両方の機能を集約するというものだ。これでは基地機能の縮小や県外・国外移設などではとうていなく、逆に基地機能を巨大化し、強化するものにほかならない。こうした鳩山政権の基地問題に対する対応に抗議して、申し入れ行動は行われた。
 司会者が「『沖縄の海兵隊の役割は北朝鮮の金正日体制が崩壊した時、核兵器を除去するためだ、と米太平洋海兵隊司令官のキース・スタルダーが語った』(毎日新聞4月1日)と報じている。これが本当なら、他のどこからも対応できるのだから沖縄に海兵隊を置く必要はない」と紹介した。
 沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの吉田さんが「最近、沖縄に行き辺野古のテントや勝連半島を回った。嘉手納に安保の見える丘があるが、勝連半島には腹案が見える丘もある。三月二十六日、北澤防衛相が乗った車の前に要求書を掲げて取り囲んだ。十八日、女性三百人の集会が開かれた。怒りが爆発しかけている」と報告した。立川自衛隊監視テント村の「さっちゃん」が「ポスティングで起訴された堀越さんに対して、高裁で逆転無罪判決があった。私たちの自衛隊へのポスティングと同じ二〇〇四年に行われた弾圧だ。戦争に向かう時は、必ず言論弾圧が強まる。自分たちは有罪が確定したが、今回は無罪判決を勝ち取った。極めて重要な判決だ」と発言した。

4月連続行動
に決起しよう

 沖縄の安次富浩さん(ヘリ対協)が携帯電話を通じてアピールした。
 「衆院外務委員会の十一人(委員長鈴木宗男)がキャンプシュワブを視察にきた。われわれはゲート前で出迎えエールの交換をした。下地議員(国民新党)と大田(元商工会長)が利権をねらってうごめいている。平野官房長官は知事の支持を得れば民意だと、知事を落とそうとしている。県内移設はノーだという沖縄の声はいっそう高まり、四・二五県民大会と五・一六普天間基地包囲に向けて準備を進めている」
 「鳩山首相は選挙演説で、最低でも県外移設をと訴えた。それを反故にし、沖縄を足蹴にするような決定を許さない。沖縄差別を押しつけるような政府を望んだわけではない。一方、アメリカは地元合意がなければ受け入れないと言って、現行案を押しつけようとするが、辺野古に新基地はいらないと地元は何度も態度表明している。基地をアメリカに持っていけ、それがいやなら、太平洋の海底のもくずとせよ」
 「五月の期限など私たちに関係ない。十三年間辺野古に基地は作らせないと闘ってきたように、徹底的に対決していく。沖縄は現在雨だ。厳しい条件を抱えているが、沖縄の民意を聞けと四・二五県民大会を成功させたい」。
 次に参加者の花輪伸一さん(JUCOネットワーク世話人)が「うるま市民協議会(勝連の地元)をつくって反対をしている。仲間たちが上京し、四月六日に院内集会を行う。また、日米でつくるジュゴンネットワークが四月二十五日集会に合わせて、アメリカで意見広告を行おうと準備している。協力を」と訴えた。服部良一議員(社民、衆院)の秘書の芦澤さんが「三月二十六日から二十九日まで沖縄に行ってきた。キャンプシュワブでは新しい工事をやって建物などを作っている。ここに新基地を移設するとなるとそれを全部壊して滑走路を作ることになるので、米軍は反対しているという説明があった。衆院外務委員会のメンバーがキャンプシュワブに視察に来た時、ゲート前に反対の人たち三十人が集まった。そして勝連のうるま市では七十人が抗議のエールを送った」と報告した。
 北限のジュゴンを見守る会が「いわゆる勝連半島沖埋め立て案は、とてつもない暴論です。極東最大の嘉手納米空軍基地をしのぐ巨大基地の建設が何をもたらすか、誰にも明らかではないでしょうか。…あなたは、普天間基地の移転先探しをやめ、米国政府に『世界で一番危険な』普天間基地の即時閉鎖・返還を毅然として要求すべきです。普天間問題の解決にほかに方法はありません」と、鳩山首相への申し入れを読み上げ手渡した。
 当面するスケジュールが報告された後、最後に基地はいらないとシュプレヒコールを行った。正念場にきている沖縄基地撤去闘争だ。ぜひ連続闘争に参加を。 (M)



差別をやめろ!840人がデモ
朝鮮高校生と市民が連帯 無償化排除反対の緊急行動


子どもたちの
未来をつぶすな

 三月二十七日、代々木公園で「『高校無償化』からの朝鮮学校排除に反対する」緊急行動が行われ、八四十人が参加した。集会には、神奈川と東京の朝鮮高校生二百三十人が駆けつけた。呼びかけは立川朝鮮学校支援ネットワーク・ウリの会で多くの個人、七十グループの賛同があった。
 鳩山政権は、今国会に高校無償化法案(「公立高等学校に係る授業料の不徴収及び高等学校等就学支援金の支給に関する法律案」)を提出した。しかし中井洽拉致問題担当相の朝鮮民主主義人民共和国に対する制裁措置の実施等を理由にして朝鮮学校を対象校から外せという主張などに依拠し、その判断を第三者機関に委ね、夏ごろに結論を出すというのだ。
 この判断は、法案に明記している「高等学校等における教育に係る経済的負担の軽減を図り、もって教育の機会均等に寄与する」という主旨に反し、新たな差別を作りだしていくものだ。明らかに法の下の平等(憲法第14条)に反しているだけでなく国際人権(自由権・社会権)規約、人種差別撤廃条約、子どもの権利条約が禁止する差別にあたる。すでに法案は衆院で通過し、三月中にも参院で成立する予定だ。鳩山政権は、緊急行動が掲げた「朝鮮学校の子ども達の未来をつぶしてはならない!あたりまえに朝鮮高校を『無償化』の対象に!差別をやめ、朝鮮学校への公的助成を!」の要求を受け入れろ。

第三者機関に
よる差別・選別

 集会は、立川朝鮮学校の生徒たちと地域交流を行っている「ハムケ・共に」の歌から始まった。
 主催挨拶が松野哲二さん(ウリの会)から行われ、「『高校無償化』からの朝鮮学校排除に反対するために、そして差別なく無償化を求めている全国二千名の高校生と連帯するために、ここに結集しました。政府は、私たちの要求に逆らうように第三者機関なるもので差別・選別の方向に舵を取ろうとしている。集会には針のむしろにさらされている神奈川と東京の朝鮮高校生が参加しているが、心からの連帯をしていこう。鳩山政権は、差別の固定化を行おうとしている。在日コリアンと日本人の友情と絆を分断させてはならない。第三者機関なるものを許してはならない」と訴えた。
 朝鮮高校卒業生でもある金舜植弁護士は、法案をめぐる情勢報告を行い、「朝鮮高校が日本の高校過程に類するかどうかを第三者機関で審査し判断するというが、これは朝鮮と日本の国交がないという政治問題をも持ち出して子どもの教育を受ける権利の否定だ。なぜ朝鮮学校が対象となるのか。教育課程が朝鮮高校と日本の高校と類するかをどのように判断するというのか。朝鮮学校を除外する合理的な理由が見当たらない。だから日弁連、第二東京弁護士会、大阪、京都、埼玉、福岡、神奈川の弁護士会の会長声明で『もし除外するようなことがあったら日本の憲法、諸人権条約に違反することは明らかである』と発しています。弁護士有志の会は、鳩山首相、川端文科相に申し入れをしている。。最後まで諦めないで学ぶ権利の保障を守り抜こう」と報告した。

私たちの存在を
否定するのか?

 駆けつけた朝鮮高校生からアピールが行われた。
 東京朝鮮高校の生徒は、「高校無償化から朝鮮学校から外されると聞いて、とても不安ですし、怒ってもいます。朝鮮高校の無償化除外と民族差別に反対する運動のお力をかしてください」。
 同高生徒は、「法案自体は素晴らしいと思っている。一人でも多くの子どもが学べるなら、こんなに幸せなことはないと思うからです。しかし朝鮮高校は、対象外になってしまいました。私の存在が否定されたように感じました。友達がインターネットの掲示板で『在日は朝鮮に帰れ』と書かれていて、とても悲しんでいました。私も悲しみ、怒りがこみ上げてきました。大人たちが子どもたちの学ぶ権利を奪ってはならないと思います」。
 神奈川朝鮮高校の生徒は、「この問題を知って以来、署名運動、要請運動を取り組んできた。スポーツや勉強の面からも日本学校と変わらない力を持っていると思います。しかし今回の問題は不当な差別だと思っています。学校は自分たちで守り抜き、自分たちの未来は自分たちで切り開いていかなければならないと強く思いました。皆様と共に闘っていきたい」。
 さらに神奈川朝鮮高校の教員、鳩山政権に申し入れを行った保護者から「高校無償化」からの朝鮮学校排除反対を訴えた。
 次に日本人から枝川朝鮮学校支援都民基金共同代表の中村まさ子さん(江東区議)、日朝友好促進東京議員連絡会の上杉 裕之さん(世田谷区議)、地方議会状況の報告を漢人明子さん(小金井市議)、日朝交流活動を取り組む東京教組、高校無償化措置を朝鮮学校に適応することを求める大学教員の要請運動を取り組んでいる鵜飼哲さん(一橋大教授)から発言が行われた。
 集会の最後に「集会決議」を採択し、渋谷デモに移った。
 デモでは「高校無償化をすべての学生に!教育の差別に反対!子どもは平等だ!排外主義反対!」などのシュプレヒコールを渋谷一帯に響かせた。 (Y)


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