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おおさかユニオンネットが09春闘決起集会        かけはし2009.2.23号

使い捨ては許さない! 派遣法撤廃

正規・非正規の団結で解雇を阻止し賃上げ勝ち取る闘いを

 【大阪】二月四日、エルおおさか南館ホールで、おおさかユニオンネットワーク主催による「〇九春闘決起集会」が行われ、約百人が参加し今春闘の勝利を誓い合った。集会に先立ったって現場で闘う労働者のドキュメンタリー映画四本と風刺漫画のイラストが上映された。
 まず、司会のゼネラルユニオンの労働者があいさつを行い、おおさかユニオンネットワーク代表の柿沼さんが主催者として開会のあいさつを行った。
 アメリカは経済危機に陥りヨーロッパでは一時的に税金を投入して国営化している。日本では十二月から非正規労働者が解雇され派遣村が大々的にクローズアップされた。大手製造企業は〇八年末に八万人が解雇されると言ったが実際には三月末に四十万人の雇用が失われる。大企業十六社には三十三兆円もの内部留保をしている。この内、一兆円あれば四十万人の雇用に役立たせることができる。そして大阪では橋下知事は八〇%の支持率があるが私学助成金や非正規労働者の賃金をカットしている。私たちはこれに批判を加え暴露していかなければならない。
 〇九春闘をおおさかユニオンネットワークは賃上げと首切り解雇と闘う春闘を作っていく、と今春闘への決意を述べた。

派遣切りと闘う
六人から報告

 続いて六つの企業から派遣切りと闘う非正規労働者が報告を行った。
 ヤンマーのびわ工場で働く上野さんは「月二万円だった寮費が四万円に跳ね上がり組合に加入しました。偽装請負・違法派遣と闘う中でブラジル人の派遣労働者が相談してきた。彼らは雇用保険、社会保険、有給もないという状態で休日出勤もさせられていた。私たちは外国人派遣労働者と共に連帯して闘う」と発言。
 エネゲートという企業で一方的打ち切りと人権侵害と闘う吉岡さんは「正規で仕事をさがしていたがなかった。派遣は経験がなくても夢があると言われ派遣社員として働くことにした。しかし、正社員から頭髪のことをからかわれるようになりまた作業所の照明が暗く、このことを改善するよう申し入れたが半年たっても改善されませんでした。そして苦情申し立てに嫌悪した会社によって派遣契約を一方的に打ち切られ労働組合に相談しました。派遣制度は人をモノのようにあつかう制度です。ちょっとでも文句を言うと首を切られる。でも負けません。負けたら苦情も意見も言えなくなる。絶対に負けません」と決意を表明した。
 この後、クボタ総業で働く外国人労働者の闘いの報告、松下PDP(プラズマディスプレイ)で偽装請負を告発し裁判闘争を闘う吉岡力さん、昭和設計の労働者、ゼネラルユニオンの日系ブラジル人労働者が闘いの報告と決意を表明した。
 後半は特別報告として国労近畿がこれまでの国鉄闘争の歴史を振り返りながら一〇四七人のJR職場復帰と「2・13国労大阪集会」への結集を呼びかけ、「しないさせない戦争協力ネットワーク」の川村さんは昨年末のガザ空爆に対しイスラエル製品のボイコットを呼びかけた。
 〇九春闘の行動提起を山原事務局長が行い「昨年末から非正規が一斉に首を切られ大変な年末年始になった。そのため、今春闘は従来にないたくさんの取り組みがあります。ユニオンネットの大阪総行動は三月二日、朝七時半から松下各社労働者への駅頭宣伝、ビラまきを行い、十時から守口市民会館で、パナソニック電工派遣切り抗議集会とパナソニック包囲デモを全国一般全国協の全国代表団と共に闘います。さらに三月下旬にも春闘大阪総行動が予定されています。共に闘いましょう」と提起した。最後に各組合、争議を闘う当該がアピールを行い、副代表の安山さんがまとめと団結ガンバロー三唱を行い、〇九春闘勝利に向けて闘いがスタートした。 (青木)



目的は一つ、道をつくろう
『六ケ所村ラプソディー』
東日本サミットに集う


 二月七日から八日にかけ、盛岡市内で「『六ケ所村ラプソディー』東日本サミット〜目的は一つ、道をつくろう〜」(三陸・宮城の海を放射能から守る仙台の会―通称わかめの会主催)が開かれた。暮らしの視点から六ヶ所村再処理工場に関わる人々を描いた映画『六ケ所村ラプソディー(通称六ラプ)』を各地で自主上映会を主催した東北の市民を中心に、百七十人が集まった。自主上映会は映画完成から三年弱で五百回を優に超えている。
 わかめの会の広瀬さんによる主催者あいさつに続き、鎌仲ひとみ監督が「エネルギーの問題は日本に住む一人ひとりの問題。みんなが共有したいと思う新しいビジョンを市民の手でつくろう」とあいさつ。三陸の海を放射能から守る岩手の会の永田文夫さんは再処理工場直下の活断層と、ガラス固化体製造の技術的問題などについて解説。六ヶ所再処理工場は新たに高レベル廃液漏れが発覚し、本格操業が今年二月から八月への延期が発表されたばかりだ。
 「サミット」という名称は、一人ひとりの市民が主人公と考えてつけられた。事前公募で六ヶ所再処理工場を止めるためのアクションプランを募集し、三十四のプランが寄せられた。そのうちの四つをサミットで提案者がプレゼンテーションし、全体での質疑とプランごとの分科会を行った。一日目はここから交流会に。二日目は各分科会の報告をもとに全体討論が行われ、「『六ヶ所村ラプソディー』東日本サミット・盛岡宣言」が採択された。六ラプを観てはじめて再処理工場を知った市民から、むつ小川原開発はじめ何十年も下北の問題にかかわってきた市民が同じスタートラインにたった。   (SK)

『六ヶ所村ラプソディー』東日本サミット 盛岡宣言
                          2009年2月8日


 ドキュメンタリー映画『六ヶ所村ラプソディー』は、日本各地でそれぞれに生きてきた人々を、核燃料再処理工場という「一点」で結びつけた。海、空、大地などの自然や環境、食、健康、子ども、私たちを含む生態系、未来に引き継ぐすべてのいのちを守りたいと願う素朴な私たちの心を揺さぶった。そして、エネルギーや経済政策の名の下に進められる国策という何か大きなカタマリの根底に、六ヶ所村に住む人々の生活と、それとは無関係だと思って生きていた人々とのつながりを浮かび上がらせ、一挙に私たちを目覚めさせた。
 ムリヤリ押し付けられる国家プロジェクトと放射能への不安に、何をしてよいのか分からず、目の前のできることから始めた個々人のアクションは、「STOP再処理!LOVE六ヶ所!」「海に空に放射能を捨てないで!」というムーブメントとなって日本全国へと広がり、さまざまな企画とネットワークを生み出した。それぞれの行動は、あるときは思いがけない成果を生み、あるときは苦渋をなめ、紆余曲折しながら、いつしか実際に止めることができる具体的アクション・プランを求める大きな潮流となった。
 無名な一人ひとりの自主的参加による市民サミットは、ユーモアとウィット、斬新なアイデア、それぞれの持ち味や経験を生かした提案が集まり、真剣な議論を通じて、4つのアクション・プランを決定した。
 本サミットは、日本の新しい政策提言の形、主体的な自治的市民の提言として、私たち自身の手で未来を作り上げていく、新しい民主主義の姿かもしれない。私たちの生活のことは私たちが議論し、決定し、責任を持って行動する。あたりまえのことをあたりまえに行うことの大切さと責任の重さを自覚し、皆の総意で確認する。
一、「グリーンエネルギー政策大綱(仮称)の策定」
 原子力発電からグリーンエネルギーへの転換に向けた具体的提言を創り上げ、環境への負荷が少ない持続可能な社会をめざすことを政府に求め、また広く市民に伝える。
一、『全国署名「高レベル廃液を絶対に環境へ放出させないことを求める」に取り組む』
 署名活動を通じ、再処理工場の高レベル廃液による深刻かつ甚大な環境汚染の緊急性を 広報し、早急に再処理工場の凍結を要望する多くの国民の声を政府に届ける。
一、「再処理データバンクづくり」
 再処理を止めるため、科学的知識・政治的戦略・経済的効率の試算・そして皆の活動実績などあらゆるデータを蓄積し、活動に生かせるノウハウを共有して、バンクによる自立した活動を作る。
一、「みんなでできるキャンペーン」
 身の回りで誰でも賛同できる草の根運動から国の政策転換を求める運動まで含め、広く全国各地に呼び掛け、躍動する。あなたのパッションと行動が全てだ。
 これら4つのアクション・プランは再処理工場を止めるための六ラプ市民サミット・プログラムとする。そして、相互に連携しながら、具体的かつ効果的に進めていくために、六ラプ市民サミットネットワークを作る。

 未来は、今の私たちの選択にかかっている。
 これから始まる私たちのドキュメンタリー。
 私たちは、ここに宣言する。
 目的は一つ、道を作ろう。
参加者一同


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