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WPNが「平和の手紙」アクション            かけはし2009.2.2号

戦争と占領をすぐやめろ

オバマ新大統領は世界の人びとの声を聞くべきだ

戦争政策はチェ
ンジしないのか

 一月二十日、バラク・オバマ米大統領がワシントンで就任式を行うその日、WORLD PEACE NOWは米大使館にほど近い、東京・虎ノ門のJTビル前で、「みんな集まれ オバマさんに平和の手紙を」1・20アクションを行った。
 ブッシュ政権の「対テロ」先制攻撃戦争の大失敗と泥沼化、「カジノ資本主義」の破裂がもたらした「百年に一度の金融・経済恐慌」はアメリカを第二次大戦後で最も深刻な危機に追い込んだ。「チェンジ」を掲げたオバマの大統領選での大勝利は、現状を変えなければならないという、アメリカの労働者・市民の切望によるものだった。ワシントンの大統領就任式にかけつけた史上最大の二百万人もの人びとの期待と歓喜をメディアは流し続けた。
 しかし「イラクからの撤退」を打ち出したオバマは、その一方で住民の中に反米・反占領の感情が日を追って広がり、「戦争」によって「治安」を回復することなど微塵の可能性もないアフガニスタンの戦場に米兵三万人を増派することを打ち出している。シオニスト国家・イスラエルのガザでの大虐殺に象徴される戦争犯罪を支持し続けてきた米国の政策に、オバマは「チェンジ」をもたらそうとはしていない。
 「わが国は暴力と憎悪の大規模なネットワークに対する戦争状態にある」というオバマの就任演説は、彼がブッシュの違法きわまる「対テロ」戦争からの撤退どころか、それを踏襲しようとしていることを示している。就任演説の基調もまた「建国の理想」に立ち返る「アメリカ原理主義」に貫かれ、「開拓」という名の先住民族への虐殺と人権侵害、そして無数の侵略戦争の歴史を賛美してかえりみようとはしていない。
 一月二十日のWPNの行動は、オバマ大統領に日本の民衆の「武力で平和はつくれない」という平和への意思を伝えるものとして呼びかけられた。

10団体・10個人
の手紙を届ける

 寒風が吹くJTビル前には九十人の市民、労働者が集まった。「イラク、アフガンに平和を」「パレスチナに平和を」「すべての占領軍は撤退せよ」「米軍再編反対 辺野古・高江に米軍基地をつくるな」などと訴える日本語と英語で訴える横断幕やメッセージボードが掲げられ、キャンドルやペンライトに灯がつけられる中で、集会が始まった。米大統領就任式に「戦争反対」の声をつきつける行動が、他になかったこともあり、海外のメディアをふくむ多くの報道関係者もかけつけた。
 集会では、日本山妙法寺、ふぇみん婦人民主クラブ、キリスト者平和ネット、許すな!憲法改悪・市民連絡会、憲法を生かす会、平和フォーラムなどからの発言を受け、WORLD PEACE NOWからの「オバマさんへの平和の手紙」が読み上げられた。ここで面をかぶった「オバマさん」が登場し、WORLD PEACE NOWのほかにアジア連帯講座を含む十団体・十個人からの「手紙」が手渡された。
 その後、米大使館前に代表が出向き、大使館職員に二十通の「手紙」が渡された。集会のまとめの発言の中で、司会の高田健さんは「イラク戦争以後、米大使館前での集会は警察によって阻止され、数人の代表が要請や申し入れを渡すことしか認めようとしない。これは民主主義にとって不当きわまることであり、変えさせていかなければならない」と強調した。  (K)


米第1軍団前方司令部移駐1年
この街から戦争に行くな!
侵略の中枢機能解体へ


 【神奈川】「バスストップから基地ストップの会」の月例デモは毎月第三土曜日に行われているが、米陸軍第一軍団司令部発足から一年を迎えた十二月二十日、第一軍団の移駐を歓迎しない会、基地撤去を目指す県央共闘、神奈川平和運動センターとの共催で,集会・デモが行われた。相武台第一公園では、「いらない原子力空母の会」、「厚木爆音同盟第四次訴訟」などからアピールが行われた。
 その後、チンドン屋さんが先導するデモが出発した。キャンプ座間・ゲート前では申し入れ行動も行った。
 申し入れ内容は、「第一軍団司令部が発足し、隣の相模原補給廠での戦闘指揮訓練センターはバーチャルなものだと司令官は弁解しているが、二〇〇八年八月二十五日にはその補給廠から米陸軍所属の輸送コントロールチームがクウェートに派遣されている。他にもキャンプ座間におけるハロウィンパーティーでの大騒ぎ、ゴルフ場からの球の飛び出し被害、米兵による銃口突きつけなど、周辺住民との関係は変わってきている。オバマ大統領の言うチェンジをどう考えるのか」というものだ。申し入れ書を受け取るガードマンはいつものようにそっけない応対をするばかりだが、その人はどのように対応するかのマニュアルが書かれている紙を持っている。
 その後も色とりどりの衣装で乱舞するチンドン屋さんの活躍が手伝って、この日の沿道の人のビラの受け取りはきわめて良かった。「ええじゃないか、ええじゃないか米軍司令部なくたって」など掛け声もテンポよく、三百人以上のデモ行進は公園で一旦解散したが、その後も百人以上が「バスストップから基地ストップの会」とともに座間駅まで練り歩いた。
 二〇〇八年はついに星野前市長が座間の再編強化を容認する姿勢に転じ、一人当たり五百円の再編交付金が支給されたが、第一軍団司令部配置は再編強化の前哨である。二〇一二年までに陸上自衛隊中央即応集団司令部が座間に入ると言われているが、その傘下に入る中央即応連隊(宇都宮駐屯地)の隊長は「陸上自衛隊で最初に死ぬのはわれわれ中央即応連隊員です」(下野新聞2008年9月10日)と発言している。この即応連隊・集団を中核部隊とする陸上自衛隊と米陸軍とが、朝霞駐屯地で十二月一日から十四日まで共同演習を行ったこともこの日の集会で報告されている。自衛隊員の象徴的存在となる戦争の司令部を座間に作らせてはならない。なし崩しの海外派兵を根気よく批判していこう。  (海)


呼びかけ 「天皇在位20年」を祝わない!
2.11反「紀元節」共同行動へ
─参加と協力を訴えます─

 昨年来の世界的大不況は、人びとの雇用と生存の危機の拡大を露わにした。そしてイスラエルのガザ侵攻によるパレスチナ民衆の無差別殺戮が続いている。そうしたニュースが連日報じられる中、わたしたちは新たな年を迎えた。
 ガザで起きている事態は、アフガニスタンやイラクにおいて、アメリカを中心とする軍隊によって引き起こされた事態と変わるところはない。天皇アキヒトは二年前に、インド洋やイラクに派兵された自衛隊員らを招いて、ねぎらってみせた。この侵略戦争に荷担し続けてきた日本政府の立場をはっきり支持したのだ。ソマリア沖への海自派兵がすすめられようとしている現在、天皇制が、進行する日本の一層の戦争国家化に果たす役割を軽視すべきではない。
 他方で、天皇制はまた、当事者が切実な声をあげることによって白日の下に晒された「格差・貧困」、それがもたらす社会的統合の亀裂を糊塗する役割をもち、積極的に果たそうとしている。
 アキヒトは、昨年の天皇誕生日を前に、「働きたい人々が働く機会を持ち得ないという事態に心が痛みます。これまで様々な苦難を克服してきた国民の英知を結集し、また、互いに絆を大切にして助け合うことにより、皆で、この度の困難を乗り越えることを切に願っています」と文書で述べた。まさに新自由主義において極限化された弱肉強食の現実を、美化された国民共同体へと人びとを包摂し「慰撫」することで「融和」しようとするものであり、そうした共同体のシンボルとして天皇があり続けようとする明確なメッセージなのだ。
 現在、日本会議などの民間右翼とタカ派の国会議員などが共同して、アキヒト「即位式20周年」に当たる今年11月12日に向けて、アキヒト天皇の「在位20周年奉祝行事」を盛り上げてゆこうとする動きが始まっている。それは、「次」をも見据えた天皇制の再編・強化の動きに他ならない。
 われわれは、この「在位20年」にむかう天皇制攻撃に抗し、反天皇制運動を粘り強く持続していく闘いをめざして、2・11反「紀元節」集会とデモを準備していきたい。集会・デモへの参加と協力を訴える。

b日時:2月11日(水・休)/午後1時15分開場 1時半開始/デモスタート予定 午後4時半

b講師:伊藤 晃(日本近代史)、他交渉中

b場所:恵比寿区民会館(JR・地下鉄恵比寿駅下車 徒歩5分)
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/kmkaikan/km_ebisu.html

b主催:実行委員会(呼びかけ/アジア連帯講座/国連・憲法問題研究会/立川自衛隊監視テント村/反天皇制運動連絡会/「日の丸・君が代」強制反対の意思表示の会/労働運動活動者評議会)
連絡先:東京都千代田区三崎町3│1│18 市民のひろば気付 落合BOX事務局 090-3438-0263


投書
今度の選挙を考える
          SM

 今度の選挙で自公が勝利したら、どうするべきか。自公政権には、無条件に私は反対する。連立政権(自公民政権や民公政権)については、どう考えるべきか。連立政権にも、無条件に私は反対する。
 では野党が勝利したら、どうするべきか。民主党単独政権が誕生したら、どうするべきか。野党連合政権が誕生したら、どうするべきか。どうするべきかは、その政権がいかなる政策を掲げるかによって、判断するべきだ。自衛隊の海外派兵に反対しない。憲法改悪を掲げる。格差社会と闘わない。そんな政権には、私は反対する。天皇制を廃止しない。死刑制度を廃止しない。公安警察を廃止しない。そんな政権には、私は反対する。差別を禁止しない。そんな政権には、私は反対する。
 社民党や日本共産党などは、どうしてお互いに選挙で共闘することすら出来ないのか。社民党や日本共産党などの支持者は、どうしてお互いに選挙で共闘することを目指す指導部すら選出出来ないのか。私には、そのことがどうしても理解出来ない。
 自衛隊の海外派兵・憲法改悪・格差社会に反対する。天皇制・死刑制度・公安警察に反対する。差別に反対する。革命的民主主義者は、そういう主張を掲げる統一戦線的で民主主義的な新党を作るべきだ。「革命的民主党」というような新党を作るべきだ。それが無理なら、共闘組織を作るべきだ。「反資本主義派の左翼による新党」作りという民主的トロツキストの考えに私は反対している訳ではない。それはそれ、これはこれだ。「新しい革新政党」も「新しい革命政党」も両方作れば良い。私は、そう考える。内ゲバ党派やJR総連などとの統一や共闘には、無条件に私は反対する。
 (2008年12月28日)


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