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第4回「マーチインマーチ」              かけはし2008.3.24号

外国人労働者・研修生の生活と権利のために団結を



 三月九日、春らしい穏やかな陽射しが降り注ぐ日曜日、東京・渋谷の宮下公園で「生活と権利のための外国人労働者行動」=第四回マーチインマーチが開催された。「マーチインマーチ」は、日本に働く外国人労働者の権利を守り、差別と闘い、労働条件の改善と賃上げを目指した闘いとして取り組まれている。
 この日の集会は、いつものようにアンデス音楽のバンド、ブラジルの格闘技カポエイラを取り入れたパフォーマンス、中国人労働者による歌、南米からの移住労働者による「エル・プエブロ・ウニド」や「ベンセレーモス」などのスペイン語の歌などを盛り込んだ、多彩なものになった。NOVAの外国人教員の解雇問題も集会の軸として前面に押し出された。韓国からは民主労総の代表団があいさつした。初めて参加したフリーター全般労組からは、植本さんが発言し、非正規・低賃金の仲間と外国人労働者との共同した闘いを訴えた。
 基調報告は神奈川シティユニオンの村山敏さんが行った。移住連の高谷さんに続いて発言した全統一労組の鳥井一平さんは前日からこの日にかけて行われた「外国人研修生全国フォーラム」について紹介した(同フォーラムでの権利宣言別掲)。
 渋谷を一周するデモでは「新しいNOVAはクビ切りをやめろ」「ビザのない人の逮捕をやめろ」「外国人への差別をやめろ」「不当な職務質問をやめろ」「警察はいやがらせをやめろ」「賃金未払いをやめろ」「入国の時の指紋押捺をやめろ」などのシュプレヒコールを繰り返し、休日でにぎわう渋谷の街で大きな注目を集めた。   (K)

外国人研修生権利宣言
私たちは人間です


 私たちは研修生です。
 私たちは移住労働者です。
 そして、私たちは人間です。

 私たち研修生・技能実習生の誰もが、日本で働くことに夢を抱いてやってきました。
 ある者は日本の技術を学ぶために、またある者は家族の幸せのために、期待と不安が入り交じった気持ちで、この国に足を踏み入れたのです。
 実際の日本は、来日前に抱いていたイメージとは全く違いました。日本は法律が守られる社会だと思っていましたが、本当はそうでないことが分かりました。
 私たちは日本の法律に守られていません。賃金や残業代は不当に低く抑えられ、強制貯金させられます。受け入れ機関である企業や協同組合は、私たちからパスポートや預金通帳を取り上げ、外出を制限し、携帯電話やパソコンを持つことを禁止します。こうした奴隷状態から逃げ出したいと思っても、来日前に母国の送り出し機関へ預けた多額の保証金が、私たちを萎縮させ苦しめます。女性の研修生・技能実習生に対してはしばしば、セクシャルハラスメントが起こります。すべての人間に保障されるはずの基本的人権や尊厳が、私たちから奪われています。
 私たちが働く者の声を上げることによって、強制帰国という人権侵害にさらされる場合があります。強制帰国の際に抵抗した仲間による「殺人事件」も起きました。また、ある仲間は日本の警察官によって射殺されました。
 どうしてこのようなひどいことが起きるのですか?
 私たちは、日本の「外国人研修・技能実習制度」そのものに問題があると感じています。日本経済が外国人労働者の下支えなしに成り立たないのは明らかです。「途上国への技術移転」や「国際貢献」といった大義名分を無理やり覆い被せるごまかしはもうやめてください。
 私たちに対して、人間としての権利をきちんと保障すべきです。国際人権法、憲法、労働法上の諸権利を、私たちに適用すべきです。同時に、私たち研修生・技能実習生だけでなく、この国に働くすべての外国人労働者に対しても、社会的な正義が実現されるべきです。
 私たちは研修生です。
 私たちは移住労働者です。
 そして私たちは、あなたたちとともに人間です。
2008年3月9日
外国人研修生全国フォーラム


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