| 首都圏での運動スタートへ学習集会 かけはし2002.7.1号より |
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六ケ所村再処理工場稼動中止へ百万人署名運動の成功を! |
六月十九日、東京草の根原水禁や原子力資料情報室、たんぽぽ舎などがよびかけた「百万人署名を成功させるための学習会」が行われた。「百万人署名」とは、原水禁国民会議、原子力資料情報室、止めよう再処理!青森県実行委員会の三者がこの四月から開始した「六ケ所村再処理工場の稼動中止を求める署名」のことである。
学習会の講師は広瀬隆さん。会場の渋谷勤労福祉会館には都内の地域原水禁やたんぽぽ舎のメンバーや反原発の市民活動家など、約五十人が集まり、今後の活動についての提起と確認が行われた。
六ケ所再処理工場は現在、配管に水を通しての通水試験が行われている。来年夏にはウランを使用した試験が計画されている。このウラン試験が行われると、再処理施設が放射能で汚染されることになる。プルサーマルや高速増殖炉計画が立ち止まっている現在、再処理工場を稼動させ、プルトニウムを発電用の燃料として利用できるという見通しも根拠もない。ただ、工場の施設が膨大な放射性汚染物質となるばかりだ。
広瀬さんは、アイリッシュ海に高レベルの汚染を及ぼした英セラフィールド再処理工場による汚染の状況を下北半島に重ね、「海流の状況によっては千葉県あたりまで高濃度の廃液が到達するだろう」と警告をした。原発の廃炉や再処理工場の廃止後の経費など、後処理経費が膨大になるという最近の報道の根拠を示すとともに、燃料電池やマイクロガスタービンなどの新エネルギーがコスト面でも間もなく原子力を凌駕する状況を示した。質疑では、福田官房長官の核武装発言にもおよんだ。
活動提起ではまず、原子力資料情報室の沢井正子さんが「百万人署名」開始までの経過報告、そして十月の集約まで各地で署名活動を広げようとのアピールがなされた。署名用紙は情報室のホームページからダウンロードできるようになっている。よびかけ団体のひとつであるストップ・ザ・もんじゅ東京の高木章次さんは、この八月三日と四日に、六ケ所現地で大きなアクションが計画されているとの報告があった。このアクションとは、今年のピースサイクル六ケ所ルートの日程に合わせ、再処理工場の廃液が海流でどのように拡散するか、調査用紙を放流するというもの。
現在の計画では、署名は九月末に集約され、反原子力の日の行動にリンクさせ、十月二十五日に青森県知事と内閣総理大臣に提出される。首都圏でみると署名活動の盛り上がりはまだ見られない。都内での街頭署名も市民グループによる数回にとどまる。今回の学習会でも具体的な署名活動についての提案が残念ながらなされていない。今回の署名は提出のタイミングと数が重要だ。読者のみなさんにも協力していただきたい。職場・学園で、あるいはさまざまな集会などで署名を集めていただきたい。そして十月の提出行動では青森県庁と霞ケ関を震撼させようではないか。(K・S) |