もどる

                            かけはし2006.3.27号

戦争と占領を止めよう自衛隊の即時撤退を!

WORLD PEACE NOW
ブッシュと小泉による「米軍再編」・改憲押しつけにNO!

未来を決める
平和への行動

 三月十八日、日比谷野外音楽堂で「終わらせようイラク占領、終わらせよう戦争の時代 WORLD PEACE NOW 3・18」がWORLD PEACE NOW実行委の主催で開かれた千五百人の市民が集まった。またWORLD PEACE NOWを構成するものとして野音の外のかもめ広場で、平和フォーラムの労組員が集まった集会が行われ千人が集まった。イラク侵略戦争開始三年目に当たり、全世界でイラク反戦集会が開催された。
 須黒奈緒さんが「ブッシュ政権によるイラクへの侵略戦争を真っ先に支持したのが小泉政権だ。この戦争によって十万人のイラク人が殺され、米兵も二千三百人が死んでいる。五月に自衛隊の陸上部隊の撤退が言われているが本当に撤退するのかわからない。小泉政権は、教育基本法の改悪、憲法改悪に向けた国民投票法の制定を行おうとしている。さらに、米軍基地の再編強化が日米共同で進められている。私たちは五十年後、百年後を決める平和を選ばなければならない。全占領軍の撤退を要求する」と主催者あいさつを行った。
 平和フォーラムの福山真劫さんが「イラクでは占領統治が続き、ドロ沼になっている。イラク人自身による民主化にまかせなければならない。米軍再編に伴って十三の県と四十三の市町村が影響を受ける。東京の武蔵村山市などを除いてほとんどの自治体が米軍の強化に反対している。われわれは被爆国として改めて平和の思想『人間をかえせ、平和をかえせ』を思い起こそう」と訴えた。

占領軍の撤退求
め二千人が行進

 続いて、弁護士の中島通子さんが「『自衛隊をイラクに派兵することが憲法違反である』として全国十四カ所で、五千人を超える原告が違憲訴訟を行っている。東京では百人が裁判を起こした。その中の女性十五人は『自分の体験での平和の重要性を語り、日本にも戦争の動きが近づいている。何とかそれを止めたい。武力によっては平和は作れない』と一人一人が意見陳述した」と裁判報告をした。
 さらに、中島さんは「訴訟に参加するキッカケは二年前のイラクでの日本人人質問題だ。官邸前で毎日釈放を求める行動に参加した。人質になった今井君がイラクで行おうとしたことに、十八歳の時から反戦運動に参加した自分の姿を見たからだ。五十二年前の自分たちは国内だけで活動したが、今井君のような若者が国際的な活動をしていることがすばらしい」と語った。
 次に、漫画家の石坂啓さんが「今の日本は、戦争元年・戦時だと考えるべきだ。一九四一年の太平洋戦争の開始の時、遠くで静かに人が死んでいた。国内にいた人は自分の頭に爆弾が落ちてくるなんてだれも思わなかった。『小泉さんはいくら何でもそこまではやらないだろう』と庶民は悪意を持ってみない。しかし、政権について指導者の悪意に気づき、疑ってみるべきだ」と指摘し、日本政府による戦争国家化に向かう動きを厳しく批判した。
 タレントのインリン・オブ・ジョイトイさんが「日本は過去の侵略戦争によってどれだけ悪いことを行ったか知るべきだ。『正しい戦争』などありえない。平和を作り出すために知恵を使う」と連帯のメッセージを寄せた。
 最後に、ソウル・フラワー・モノノケ・サミットがピースコンサートを行い全員で「インターナショナル」を歌い集会を終えた。銀座を通る二千人のパレードは「イラクから自衛隊の撤退、米軍の撤退」を訴えた。集会やデモに対して、右翼が執拗な妨害を繰り返した。こうした敵対行動を許すな!       (M)


戦争国家への流れを阻もう
米軍再編反対、自衛隊即時撤退を求め4千人

 【大阪】三月十七日大阪扇町公園で、「イラク開戦3周年抗議、自衛隊のイラクからの撤退、在日米軍基地再編・強化反対!3・17大阪集会」が四千人の労働者・市民を集めて開かれた。米田さん(大阪教組)の司会で進行し、議長団には岡村さん(全国一般大阪地本)と門田さん(全労働大職安)が選出され、主催者二団体を代表して、田淵直さん(大阪平和人権センター 理事長)と服部良一さん(「しない・させない戦争協力」関西ネットワーク共同代表)があいさつをした。
 田淵さんは、「大量破壊兵器の情報は間違っていたが、フセイン政権を打倒したことは正しかったというブッシュに追随している小泉政権に抗議し、日本政府は直ちに自衛隊をイラクから撤退させ、復興のための日本独自の政策に転換すべきだ」と訴え、また、「『不安定な弧』に対応すべく米軍と自衛隊の一体化をめざす在日米軍再編に伴い、基地問題を抱えてたたかっている住民の闘いは国民全体の課題だ」と訴えた。
 服部さんは、「自公の欠席のなかで三万五千人を結集した三月五日の沖縄県民大会は、知事権限を奪う特措法に反対し、辺野古沿岸案を許さない決意を示した。岩国の住民投票結果と合わせてみても、基地を押しつけられた住民の意思ははっきりしている。基地はいらないということだ。しかし、小泉政権は、国の決めたことには従えという強権政治だ。騒音も基地被害も人権侵害も我慢しろということか」と述べ、今年一月三日横須賀で起きた米兵による殺人事件にふれて政府を批判した。
 そしてさらに、「日本を中東から東アジアにかけての不安定な弧への出撃拠点にするという米軍再編は日米安保の極東条項にも違反している。9条改悪は米国の要求だと言われるが、集団的自衛権を認め、戦争する国家へ向かう流れをなんとしても止めねばならない。」と訴えた。
 この後、安次富浩さん(沖縄・ヘリ基地建設反対協議会代表委員)からのメッセージが披露された。その中で、国策の誤りを糾す地域住民運動から世直しをという訴え、今後のアジア諸国と平和・友好関係を築くには在沖米軍基地は必要ないし、琉球諸島の世界自然遺産登録にとっても邪魔な存在だというアピールがあった。

米領事館前を
通るデモ行進

 次いで、富永猛さん(平和人権センター事務局長)から四点にわたる基調提起があった。
 @米反戦運動組織UFPJが呼びかけている、全世界一斉行動の一環として今日の集会があることを確認しよう。A在日米軍再編に関係する全国四十三自治体の中で四十二自治体は反対決議をし地域ぐるみでたたかっている。これは平和・反基地の闘いであると同時に地方自治を確立する闘いであり、暮らしと自然環境を守る闘いだ。この闘いを強化しよう。
 B現通常国会後半の課題として、行革推進法案と並び、国民投票法案、共謀罪新設法案、教育基本法改悪に反対し、その行き着く先としての憲法改悪に反対しよう。これについては署名運動を行う。C三月二十三日には自衛艦三隻、四月三日には米海軍イージス艦が大阪港に入港する予定。港の軍事利用をねらうこの動きを看過せず取り組みを行う。
 基調提起の後、団体の決意表明として、自治労大阪府本部の大下さん(組織部長)からの決意の表明があり、特別アピールとして、都裕史さん(沖縄と韓国民衆の連帯をめざす会)が韓国・平澤の最近の状況を報告した。
 平澤では、米軍基地建設のためにの農地の強制収用に対し、農民は体を張ってたたかっている。全国から労働者や学生が支援に駆けつけているが、昨日(3月16日)それを阻止するための韓国国防部に雇われたゴロツキとの衝突で、三十八人が不当逮捕された。日本のマスコミでは全く報道されていない。
 都さんは、「米軍基地のレーダーにとって、国境や民族に差異はない。辺野古の闘いは韓国でもよく知られている」と述べ、日本からの支援を訴えた。
 最後に、田淵さんの音頭で団結ガンバローを行い、ふた手に分かれうち一つは米領事館前を通るデモ行進に出発した。  (T・T)


もどる

Back