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沖縄からアジアからすべての米軍基地撤去を       かけはし2005.10.31号

自衛隊はイラクからすぐ戻れ!

地球規模の日米共同作戦と自衛隊海外派兵の恒常化反対

自衛隊撤退求め首相官邸へ
「スグ、モドレ」キャンペーンの連続した展開を

泥沼化した米軍の
イラク占領政策

 WORLD PEACE NOWは、十二月十四日に期限切れとなる自衛隊イラク派兵の再延長に反対し、十二月十一日に東京・上野水上音楽堂で集会とピースパレードを呼びかけている。
 イラクの現地情勢は、十月十五日の憲法国民投票の後も米占領軍の意図した「安定化」とはほど遠い状況が続いている。米軍による「武装勢力掃討」を口実にした無差別の軍事作戦は、さらに多くのイラク一般民衆を殺戮し、市民の間に外国占領軍の即時撤退を求める意識をいっそう拡大している。
 ブッシュのアメリカはイラクという泥沼の中に首までつかってぬきさしならぬ状況に入っている。すでにイラク侵略戦争開始以後、戦死した米軍兵士は二千人に達しようとしている。息子を戦死させた母親シンディー・シーハンさんのたった一人の闘いから始まった米軍撤退を求める運動の新しい高揚は、ついに九月二十四日のワシントン三十万人デモへと結実した。
 アメリカの最も忠実な同盟軍であるイギリスやオーストラリアさえ、来年夏までの撤退を検討している中で、日本の小泉政権は、「状況を慎重に見極めながら」としながら十二月以後も自衛隊イラク派兵をこのまま延長しようとしている。十月二十二日には陸自の第8次派兵部隊の「隊旗授与式」が北熊本駐屯地で行われ、ただちに一陣が出発した。来年一月には東部方面隊(練馬)から第9次隊が派兵される計画になっている。

サマワで広がる
自衛隊撤退要求

 「人道復興支援」を名目とした自衛隊のイラクでの活動は、主任務とされたサマワ宿営地での「給水」業務が今年二月に終わって以後は、建物の修復などの工事をイラク人業者に発注して行うだけであり、いまや厳重警戒下のサマワの基地内部に閉じこもって一歩も外に出ない状況が続いている。
 サマワの市民は、いっこうに改善のきざしのない「水、電気、職」を求めて新行政当局や自衛隊への反発を強め、激しいデモが展開されている。「自衛隊=占領軍」の撤退を求める意識が一般市民の間にも広がり、自衛隊キャンプへのロケット弾による「直接攻撃」も起こっている。いまやイラクの主権と民主主義、平和と復興のためにも自衛隊の駐留は百害あって一利なしである。グローバルな米軍との共同作戦、海外での「実績」を積むことだけを目的とした自衛隊イラク派兵をやめさせ、即時撤退を求め、十二月に向けた運動を広げよう。

12月に向けて運
動をひろげよう

 十月二十日、WORLD PEACE NOWは、十二月に向けて自衛隊撤退を訴える「スグ、モドレ」キャンペーンの第一回行動を行った。参加者は四十人。午後五時四十五分から衆院議員面会所で集会が行われ、糸数慶子参院議員(無所属)、喜納昌吉参院議員(民主党)、辻元清美衆院議員(社民党)、福島瑞穂衆院議員(社民党)が参加者を激励し、イラク撤退をただちに実現しようと訴えた後、午後六時過ぎから首相官邸前に移動して路上での集会に移った。
 仲間たちはキャンドルに火をともし、ポスター、プラカードや横断幕を掲げて、小泉首相に届けとばかり、熱のこもったアピールを行う。高田健さんの訴えの後、日本消費者連盟の富山洋子さん、ATTACジャパン、労学舎、ふぇみん・婦人民主クラブ、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック、電通労組、許すな!憲法改悪・市民連絡会が次々に発言した。一坪反戦地主会・関東ブロックの吉田さんは、この日、在日米軍再編にともなう在沖米軍基地の県内たらいまわしに抗議して「基地の県内移設に反対する連絡会」の山内徳信代表など四人が急きょ上京し、内閣府への申し入れ行動などを行ったことを報告した。
 「スグ、モドレ」キャンペーンの行動は、十一月十日、十七日、二十四日、十二月一日と毎週木曜日に行われる(午後五時四十五分/衆院議員面会所で集会、その後、首相官邸前へ移動。午後七時まで要請行動)。多くの人びとに呼びかけ、連続行動に結集しよう。       (K)


5千人が「基地はいらない!」の訴え
海外からの代表を迎えて国際反戦反基地集会


 十月二十一日、東京の日比谷野外音楽堂で、同実行委員会が主催し、WORLD PEACE NOWが協力して「国際反戦反基地集会」が開催された。集会には全国からの代表をふくめて会場を埋め尽くす五千人が集まった。
 この日の集会は、沖縄・辺野古の海上基地建設が形を変えて継続されようとしていることなど、在日米軍基地再編の切迫の中で「米軍基地をなくそう! 沖縄から 日本から アジアから」「イラク占領反対! 自衛隊は撤退を」「憲法改悪・教育基本法改悪を許さない」をメインスローガンとして行われた。
 生田卍さんのオープニングコンサートのあと、平和フォーラムの福山真劫事務局長が主催者あいさつ。続いてWORLD PEACE NOWから栗原学さんが、「ベトナム反戦運動はベトナム人民の抵抗闘争と結び付いた全世界の人びとの力で勝利した。全世界の仲間とともにイラクからの占領軍撤退を実現しよう。安保も基地も靖国神社もない日本をめざし、憲法9条を本当に実現しよう」と語り、自衛隊は「スグ、モドレ」連続行動と12・11行動への参加を呼びかけた。
 民主党の那谷屋正義参院議員と社民党の福島瑞穂党首が連帯のあいさつの後、この日の集会に参加した六人の海外代表が紹介された。グアム、オーストラリア、フィリピン、韓国からだ。グアムの先住民族チャモロ人の仲間は米軍の「戦争マシーンを止めよう」と呼びかけ、オーストラリアの反基地全国連合からはイラク反戦の訴えが発せられた。フィリピンの仲間は、とりわけミンダナオでの米軍による「対テロ」を名目とした作戦行動を厳しく批判した。韓国からは三人が登壇し、平澤米軍基地拡張に反対する現地の闘いなどが報告された。
 辺野古の米軍新基地建設に反対する闘いへのカンパをヘリ基地反対協の安次富浩さんが要請した後、東京と沖縄の平和運動センターが力強い闘争報告。沖縄平和運動センターの山城さんは、「沖縄で米軍はまさにやりたい放題だ。アメリカの戦争に日本を動員する目論見を粉砕しよう。沖縄では十月二十九日に嘉手納基地に対する五千人集会、十月には那覇で一万人規模の県民大会が予定されている。米軍基地再編に関する日米協議がまとまったとしても闘いはこれからだ」と「本土」での闘いを熱烈に呼びかけた。
 再び、外国代表も壇上に上がって、チャモロ語、タガログ語、英語、韓国語でシュプレヒコールを行い、数寄屋橋、東京駅前を通るデモに出発した。  (K)


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