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投票前の日曜に渋谷で1200人が行進         かけはし2004.07.12号

VOTE for PEACE

機動隊が参加者3人に暴行を加え不当逮捕

 七月四日、東京・渋谷で「多国籍軍参加は違憲・違法だ」「平和のための投票で自衛隊撤退を実現しよう」と呼びかける行動が行われ、宮下公園に千二百人が集まって集会を開き、渋谷一周パレードを行って日曜日の街に平和へのアピールを響かせた。この行動に対して渋谷署は不当な弾圧を加え、パレード参加者三人を引きずり出して何十人もの警官隊が取り囲み、テロ・リンチを行いながら逮捕するという暴挙を行った。

米国の世界戦略を掘り崩そう!

 午後二時から開かれた集会では、「月桃の花」歌舞団のオープニングに続いて、主催者を代表して八木隆次さんが、この日の行動の目的について三点にわたって訴えた。第一は、自衛隊の多国籍軍参加に反対し、イラクからの一日も早い撤退を訴えること。第二は、七月十一日投票の参院選で、自衛隊のイラク派兵に賛成する候補を一人でも多く落選させ、平和と憲法を守る候補を一人でも多く当選させること。第三は、日本と韓国の平和運動が連携し、東北アジアからアメリカの戦争に反対する闘いを強めること。
 八木さんは訴えた。「小泉首相は『集団的自衛権』を持つべきだという。このまま首相にさせておけば、日本はアメリカが世界中で行うあらゆる戦争を一緒に戦う国になってしまう。日本も韓国も米軍基地が置かれてアメリカの世界戦略を支え、イラクに派兵している。同じ課題を抱えた日韓の平和運動が連携し、米軍基地を撤去させ、アメリカの世界戦略を掘り崩す闘いを進めよう」。
 FLEX LIFEのピースコンサートに続いて、基地はいらない女たちの全国ネットワークの芦澤礼子さんが、米軍ヘリ基地建設に反対して二カ月以上も座り込み闘争で「ボーリング調査」という名の工事着工を阻止し続けている沖縄・辺野古住民の闘いについて報告し、連帯を呼びかけた。
 漫画家の石坂啓さんは「日本は曲がり角を曲がり切ってしまった。戦争する時代になってしまった」と述べ、強く訴えた。「憲法が変えられようとし、その前段で教育基本法が変えられようとしている。教育基本法改悪の先頭に立つ一人である民主党の西村真悟は、『国のために命を捨てる子どもを作るためだ』と言った。教育基本法が変えられ、憲法が変えられたら、子どもたちも間違いなく『国際貢献』とか『人道のためのボランティア』などと言って徴用されるようになるだろう。絶対にだまされない。絶対に許さない」。

立候補予定者へのアンケートの結果

 ワールド・ピース・ナウ実行委員会の高田健さんは、参院選立候補予定者に対するイラク派兵についてのアンケート調査の結果を発表した。イラクに派兵されている自衛隊について、「すみやかに撤退すべきだ」「現時点では撤退すべきではない」のどちらかを選んでもらうというもの。六月十日までに連絡先が分かった二百七十七人に往復はがきを送り、百五十七人から回答があった。撤退に賛成は共産党六十九人、民主党三十九人、社民党十五人、緑の会議六人など、撤退に反対は自民党十人、公明党五人などであった。
 バグダッドで取材を続けるフリージャーナリストの志葉玲さんの、現地からのメッセージに続いて、韓国の民主労働党国会議員イ・ヨンスンさんからのメッセージ。この7・4行動に参加するはずだったイ・ヨンスンさんは、イラクでの韓国人人質殺害事件をめぐって緊迫する第二次派兵反対の闘いのために、参加できなくなった。
 ノ・ムヒョンの与党ウリ党はますます派兵一辺倒に突き進もうとしているが、まさに国を二分する状況になっており、民主労働党は六月二十二日から国会座り込みを始めた。台風のなか開かれた追悼集会には、一万五千人が参加した。ヨンスンさんのメッセージは、アメリカの侵略戦争に反対する韓日の連帯を強化することを強く呼びかけるものだった。
 にぎやかな渋谷の街を、「ノー・ウォー!」「小泉ノー!」「多国籍軍参加は憲法違反だ!」「自衛隊をいますぐイラクから撤退させよう!」「平和のための投票を!」と呼びかけて行進した。渋谷署は、平和を求めるこの行動に対して多数の警官隊で弾圧し、途中で二人、解散地点の宮下公園前で一人の参加者に襲いかかり、数十人で取り囲んでテロ・リンチを加えながら不当逮捕するという暴挙を働いた。行進終了後の集会では、権力のこの暴行に強く抗議し、弾圧に屈することなく平和への行動を強めることを確認した。(I)   


米軍はイラクから即時撤退せよ!
米大使館前で抗議のピースキャンドルナイト


 六月三十日、アメリカ大使館に対して米軍のイラクからの即時撤兵を求める「ピース・キャンドルナイト」が行われた。この行動は、自由法曹団などの司法関係者が呼びかけた今年二月五日の、自衛隊派兵に反対して防衛庁を包囲した「ピース・キャンドルナイト」に続くもので、法曹関係者、労働組合、市民運動など四百人(主催者発表)が集まった。
 この日の行動も、警官隊が無法な阻止線を張り、アメリカ大使館に一切近づかせない弾圧体制を敷いたため、二百メートルも離れたJTビル前で抗議の意思表示が行われることになった。
 行動参加者は平和を求めるピースキャンドルを手にリレートークを行い、国際法を踏みにじるアメリカのイラク侵略戦争や、それに追随する小泉政権を糾弾し、平和への歌声を響かせ、抗議のシュプレヒコールを繰り返した。
 さらに米大統領ブッシュに宛てて、イラクからの米軍の即時撤退、イラク民衆への謝罪と損害賠償、傷つけた人々への治療、破壊した公共財の復元、劣化ウラン弾で汚染した土地の洗浄などを求める要請文と、各国の市民運動の協力で行われている「イラク国際民衆戦犯法廷」検事団による起訴状を、大使館員に手渡した。       (I) 


辺野古の海に米軍新基地を作らせない!
防衛施設庁に毎週月曜日行動

 沖縄・名護市東海岸の辺野古沖合に、新たな海上米軍基地を作るためのボーリング調査を強行しようとする那覇防衛施設局の策動に抗議して、「命を守る会」の地元住民や名護市のヘリ基地反対協、沖縄・平和市民連絡会の人びとが座り込みを開始してから約八十日が経過した。
 東京では、六月十四日以後、毎週月曜日午後六時半から市ケ谷の防衛庁・防衛施設庁正門前で「ボーリング調査中止」を求める申し入れ行動が続いている。「辺野古への海上基地建設・ボーリング調査を許さない6・26集会」の成功を受けて、六月三十日、七月五日とそれぞれ約五十人が集まって、申し入れ行動が行われた。
 沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック、命どぅ宝ネットワーク、ジュゴン保護キャンペーンセンター、自衛隊の海外派兵と戦争協力に反対する実行委員会(反安保実[)、許すな!憲法改悪・市民連絡会、日韓民衆連帯全国ネット、戦争協力を拒否し、有事立法に反対する全国Fax通信、明治大学駿台文学会、アジア共同行動日本連絡会議などが、申し入れ行動に先立って、それぞれの立場から辺野古海上基地建設に反対するアピールを行ってきた。
 申し入れ文は、毎回持ち回りで実行委員会参加各団体が提出している。六月二十八日にはアジア共同行動日本連絡会が、七月五日にはうちなんちゅの怒りとともに!三多摩市民の会が、申し入れを行った。
 毎週月曜日行動は、辺野古の座り込み闘争が続くかぎり、欠かさず行われる。
         (K) 


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