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自衛隊と全占領軍はイラクからでていけ!       かけはし2004.04.19号

3人を殺すな!世界を結ぶ熱い思い

小泉政権は救出を妨害するな!

首相官邸前で連日連夜の抗議行動                      遅れる解放、小泉政権の妨害に怒り込め昼夜の国会前行動

 四月十二日になった。三人が拘束されてからすでに五日目、武装グループが解放の期限とした「二十四時間」も過ぎたが、まだ三人が解放されたという情報はない。この日もワールド・ピース・ナウの呼びかけで、昼と夜それぞれ六百人と千百人が集まり、国会と首相官邸前で抗議行動が行われた。
 正午、衆院議員面会所での集会が始まった。最初に、高田健さんが政府やマスコミのデマ宣伝に対して怒りの経過報告を行った。小泉政権は恥知らずにも、武装グループが三人の解放を約束したことが、「自衛隊を撤退させないという毅然たる態度」による成果であるかのように主張し、テレビや新聞でもマスコミ各社はそれを鵜呑みにして、無知で無責任な評論家や解説者が「政府の方針は正しい。余り騒がず交渉を見守るべきだ」などという許し難い論調のデマ情報を垂れ流しているからだ。
 「三人の解放を約束させたのは、私たち市民運動と世界の反戦運動、平和運動の力だ。ATTACジャパンの仲間がイラク民族民主潮流のリカービさんに連絡し、武装グループと接触が取れ、宗教指導者を通じて説明し、説得し、交渉し、『二十四時間以内に解放』ところにまでこぎつけた。ピースボートの仲間はカタールに飛び、アルジャジーラに生出演して『三人はイラクでアメリカの占領に反対する人々の仲間だ』と訴えている。これに対して政府は何もやっていないどころか、悪いことばかりやっている。川口外相がアルジャジーラに出演しで『自衛隊は撤退させない。三人を釈放せよ』と非常に高圧的な態度で述べたことが、強い反発を招いている。小泉はイラクで無差別大量殺人を続けている米軍に三人の救出を頼んだ。本当に許せない。マスコミは態度を変えるべきだ」。
 共産党の紙智子衆議院議員、社民党の福島瑞穂党首と土井たか子衆議院議員、民主党の金田誠一衆議院議員の「三人を救うために全力をあげる」という熱のこもったあいさつを受け、北海道ピースネットの七尾さんが家族の様子を報告した。
 「家族は、小牧基地から交代要員が出発するのを見て、『なぜいま自衛隊を増強するのか』と本当に怒った。北海道からも自衛隊が新たに出発しようとしている。抗議の声を強めよう。家族は七十二時間の期限切れ直前にアラブの人々に『日本国民は自衛隊の撤退を強く望んでいる。三人の無事な姿を一度でいいから見せてほしい』という声明を送った。次の声明を準備している。国はだめだけれども国民はがんばっている。家族を支えよう」。
 続いて、ピースボートのチョウ・ミスさんが、仲間が現地に飛んで続けている活動を報告し「自衛隊撤退以外に選択肢はない」と訴えた。ATTACジャパンの田中徹二さんは、「私たちも発信し、皆さんも発信し、デモや集会やハンストで家族の思いを伝え、武装グループもわかったと言って解放を約束した。それを妨害しているのが日本政府とアメリカだ。みんなの力が彼らの命を救うことに確信を持って行動しよう」。
 ふぇみん婦人民主クラブの赤石千衣子さんは、「アルジャジーラで、ファルージャで米軍の攻撃で殺されたたくさんの子どもたちの姿を見た。三人だけでなく、イラクの人たちの命も絶対に奪わせてはならない。もっともっと頑張りましょう」と訴えた。
 「政府は三人の救出を妨害するな!」「自衛隊はいますぐ日本に帰れ!」。首相官邸に向けて、六百人の怒りの声が響いた。
 夜の行動には千百人が参加し、警察機動隊のますます横暴になる違法な妨害行為をはねのけて、首相官邸に怒りを込めた抗議行動を展開した。三人の命を救うために自衛隊の即時撤退を求める署名は、全国ですでに二十万筆を超えた。状況はいま一歩のところまで来ている。     (I)


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