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米軍の総攻撃に怒りの訴え                かけはし2004.11.22号

ファルージャの人々を救え!米大使館へ抗議行動



 十一月八日から米軍はファルージャへ総攻撃を開始し、市民を虐殺したり病院やモスクを破壊した。十一日、アメリカのファルージャ攻撃を直ちに中止するように、アメリカ大使館へ緊急抗議行動を行った。戦争反対・有事をつくるな!市民緊急行動、アジア太平洋平和フォーラム、アジアンスパーク、ATTACジャパン、ふぇみん婦人民主くらぶなど二十七団体が呼びかけ、WORLD PEACE NOWが協力し三百五十人が集まった。
 大使館前は赤坂警察署により厳重な警備が敷かれ、数百メートル離れた交差点でキャンドルやプラカード、横断幕を掲げての抗議行動になった。
 WORLD PEACE NOWの高田健さんが司会を行い、この赤坂署の警備を厳しく批判し抗議集会を開始した。イラクに何度も行っているフリージャーナリストの志葉玲さんと相沢恭行さん(ピースオン)は「米軍は『国際テロ組織アルカイーダとのつながり』を今回の作戦の根拠としているが、イラクの友人たちのメールによると、『そんなものは何の根拠もない。ただ米軍に従わない人々への虐殺だ。ただちに米軍は攻撃を中止してほしい』と伝えてきた」と報告した。
 きくちゆみさん(グローバルピースキャンペーン)、福島瑞穂社民党党首、西野瑠美子さん(VAWW―NETジャパン)、柳田真さん(たんぽぽ舎)、日本山妙法寺の木津さんなどが次々に、「ファルージャの人々を救え! 米英軍はファルージャ攻撃をやめむ」と訴えた。
 ブッシュアメリカ大統領への抗議の停止を求める要求書を大使館に手渡した。今後も米軍の抗議の中止、自衛隊の撤退を要求していくことを確認して行動を終えた。 (M)


小泉は戦争支援をやめろ

領事館前で「虐殺許すな」とアピール


 【大阪】十一月十日、米軍のファルージャ攻撃が行われる中、大阪でも緊急行動が行われた。夕闇がせまる午後六時前、大阪市役所南の女性像前には、三々五々、労働者市民が集まり始めた。簡単な意志一致が行われる頃には約六十人になった。
 呼びかけ団体のしないさせない戦争協力関西ネットワーク代表の中北龍太郎さんが緊急行動の意義を説明し、関西共同行動の和田喜太郎さんと大阪全労協の能勢充希さんがそれぞれ米軍のファルージャ攻撃への怒り、即時停止の要求、自衛隊の撤退などを訴え、決意を語った。その後、約八十人でアメリカ領事館前まで移動し、直接集まっていた人たちと合流して抗議の声を上げた。
 シュプレヒコールを間にはさみながら、全港湾大阪支部など労働組合、パレスチナ連帯運動、憲法運動、婦人民主クラブなど市民運動が次々と発言した。行動のまとめとして、おおさかユニオンネットワーク代表の加来さんが、「今後とも引きつづき、イラク情勢に注目し、ファルージャ攻撃停止はもちろん、全占領軍の撤退、自衛隊の即時撤退のための闘いを強化しよう」と訴え、さらに「十一月二十三日の『基地いらん!戦争あかん!関西のつどい』の成功を勝ち取ろう」と訴えた。
 最後に、「ブッシュはファルージャ攻撃をやめろ、市民を殺すな!米軍・自衛隊は即時撤退しろ!」とシュプレヒコールをあげ四十五分におよぶ抗議行動を終えた。  (H)


陸自第4次イラク派兵反対
自衛隊はイラクへ行くな200人でピースウォーク

 【郡山】陸上自衛隊第4次イラク派兵の第一陣が、仙台空港から出発しようとする十一月十三日、郡山市で、戦争への道をゆるさない郡山のつどい実行委員会主催で「ピースウオークinこおりやま」が開かれた。午前十時から駅前広場を「平和広場」として署名コーナー、バッジやピース旗・ピースパン・書籍販売・カンパコーナー、「百万人の顔署名」「平和メッセージ書き込み」コーナーなどが設けられ、「自衛隊派兵 yes? no?」のシール投票が通行する市民に呼びかけられた。
 舞台では四つのグループから平和の歌が歌われ楽器演奏が行われた。事務局長の国分さん(県教組郡山支部書記長)の主催者あいさつの後、「オープンマイク」として各団体代表・個人二十人が次々と、派兵反対と平和の行動を訴えた。
 前日の仙台での緊急集会の帰路に参加した「市民意見広告運動」の井上澄夫さんが「ファルージャの大虐殺を強行したアメリカ、その成功を願うと語った小泉に怒りをもって立ち上がろう」と訴えた。
 十一時半からのピースウオークには二百人が参加、ジャンベを鳴り響かせ、色とりどりのバナー、プラカード、横断幕を掲げ駅前周辺部を行進した。閉会集会では、シール投票約五百票の内九割が反対であったことが報告された。集会の最後に「平和のための市民宣言」を採択した。
 集会終了後も楽器演奏や「百万人の顔署名」など平和広場が続けられた。第4次派兵の第二陣、第三陣も今月中に仙台空港から出発する。憲法・教育基本法改悪攻撃の激化と一体的に進む自衛隊派兵の拡大・恒常化に反対する共同の運動を、さらに大きくすることが求められている。 (N)                 


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