| 4.13 国鉄闘争支援大集会に結集しよう かけはし2004.045号 |
「就職斡旋」のデタラメ暴く
「首切り自由」の逆流に抗して
真冬に戻ったような冷雨が降る三月二十二日、鉄建公団訴訟第十三回口頭弁論と3・22行動が一日行動として取り組まれた。
早朝、東京地裁前では明治乳業争議団との共同で定例の宣伝行動が取り組まれ、鉄建公団訴訟原告のほか関西航業争議団、共闘会議副議長の東京清掃の星野さんや首切り自由は許さない!実行委員会の仲間から激励のあいさつを受けた。
原告闘争団員は「十七年間、国労組合員ということだけで路頭に迷わされ、どのような思いで生活し闘ってきたのかを最高裁不当判決の中で裁判所がどう考えたか問いたい」と不当判決を糾弾し「不当労働行為責任が国とJRにあることを追求していく」と力強く宣言した。
傍聴券獲得行動には約百十人の仲間が参加し、十時半から裁判が開始された。
口頭弁論では被告鉄建公団が提出した、当時の清算事業団雇用対策支所の陳述書に対する反論を音威子府闘争団の原告が陳述した。
ウソとねつ造の
「就職斡旋」暴く
「猛吹雪や零下三〇度にもなる厳寒の地で」日夜、安全輸送に専念してきたこと。難関の技術係試験を一度で突破し、技術の向上に励みながら鉄路を守り続けてきたこと。人活に「収容」された全員が国労組合員であったこと。人活からJR会社にたった一人採用されたのは国労を脱退し全施労に加入した者だったこと……。闘争団の仲間は、不採用が組合差別であったことをあらためて指摘した。
新会社の設立とともに「収容」された雇用対策支所では、「毎日が自学自習で雇用対策とは名ばかりで嫌気をさしてやめるのがねらいだった」「就職を斡旋したと言うが私には一度もなかった。あったというなら助役が便所で横に並んで『国立市役所は受けませんよね』とぼそぼそ言われたことぐらい」と述べた仲間は「所長が斡旋した」という被告側の主張のでたらめさを批判し、切って捨てた。
さらに、「半数が再就職したというが支所の態度にあきらめて自分で探したり、広域採用に応じたものだ」「『雇用対策業務と地労委命令は無関係』といっているが、それはJRの違法行為を擁護し、清算事業団とJRの不当労働行為だ」「広域採用では自分も悩んだが、寝たきりの母と介護する父が近くにおり応じることはできなかった」と続けた。
そして斡旋会社名にある音威子府モータースなどという会社は存在しないこと、管理者メモにある個人に斡旋したという事実は本人に聞いたが真っ赤なウソであったこと、「資料は破棄した」と事実を隠蔽する工作を行った上で提出した陳述書のでたらめさを明らかにした。
続けて、「吹雪と零下三〇度の厳寒の中でも毎日新聞配達で家計を助ける子どもたち、年に半分は家族と離れ出稼ぎしなければならない生活」、国鉄就職を喜んでくれた両親が復帰を望みながら亡くなったことなどを訴えた。そして「当時の駅長も雇用対策支所長も今はJR社員。私の不採用を決めたのはだれか。言葉や仮面を変えても中の人間は同じだ」「裁判所に公正な判断を求める」と締めくくった。
損害賠償を求める
闘いの先陣切って
その後、原告側弁護士が損害賠償を求める予備的主張を追加したい旨を主張、裁判所も次回口頭弁論(4月26日)で受け入れることを了解し裁判を終了した。
地裁前の報告集会で主任弁護士は「国労、全動労などが損害賠償を求める動きなど、全体が動き出した。鉄建公団訴訟もその先陣を切って新たな取り組みに踏み出す」と、その決意を語った。
不当解雇の責任を
うやむやにするな
正午過ぎには降り続く冷雨の中、JR東日本本社要請行動を全体で展開した。その後は場所を移して新橋駅前と有楽町マリオン前での宣伝行動を最後まで貫徹した。
行動の最後は「独立行政法人、鉄道建設・運輸施設整備支援機構、国鉄清算事業団本部」(旧鉄建公団)への要請行動だ。司会が「ここで、横浜人活の職場復帰した仲間が研修している」と紹介、12・22最高裁不当判決の中でも「清算事業団が使用者として不当労働行為の責任を負う」とした注目すべき対象で行動にも力が入る。「二十七兆円の負債は解消されないままうやむやにされた。名称を何度も変えて解雇責任をうやむやにすることは許せない」との発言もあった。
当日は会場を借りての報告集会はなく、ここで集約集会となり、最後に団結がんばろうで一日行動を終了した。
4・13大集会の成
功をかちとろう!
国労本部は、十二月二十二日の最高裁不当判決を受けた最初の一月三十一日の中央委員会で、「生活援助金の凍結を解除し統制処分を撤回して団結を回復せよ。訴訟を開始するとしたら地位確認を求める中身にせよ」とする発言を無視し、「国、政党、鉄建公団などに働きかけ、前進しない場合新たな訴訟に踏み切る」と決定した。しかし鉄建公団訴訟原告以外の闘争団員に意思確認のアンケートを取るばかりで無方針、無責任のまま事態を放置している。
近い時期に結審になることは間違いない。ますます鉄建公団訴訟を軸とした大衆行動が、解決に向けたイニシアチブとして重要性を増している。
四月十三日には「国鉄労働者一〇四七名の解雇撤回、ILO勧告の完全実施を求める四・一三国鉄闘争支援大集会」が、開催される。また、当日は午後から半日行動として「首切り自由は許さない!四・一三行動」も予定されている。全力で取り組もう。
(3月22日 蒲田宏)
桂睦子さん茨木市長選に立候補
市民派市長を誕生させよう
【大阪】四月十一日投票の大阪府茨木市長選挙に市民派市議の桂睦子さんが立候補宣言した。桂さんは二期目の現職市議で、「虹と緑の500人リスト」の中心的担い手として活動してきたばかりでなく、関西における平和・人権・環境運動などで重要な役割を果たしている。
その桂さんが市長に転身する決意をしたのは、茨木市でこの三十余年、市長がずっと「市役所関係者」のたらい回しで就任してきたことだった。今回も桂二人の対立候補は元助役(千葉邦英氏)と前助役(野村宣一氏)である。このままでは、市役所幹部、企業、大労組などが裏で取り仕切る市行政が続けられことに対して異議を申し立てたのである。
桂さんは「市民参加のまちづくり」「参加型福祉で自己決定と安心を作る」「市行政の国・府からの独立」「あらゆる国籍、言語の住民の人権の保障」「安威川ダム計画の見直し」「平和・非暴力の社会」などをかかげて市長選を闘っていこうとしている。
この桂さんを、新社会党、共産党、社民党などが独自の立場で応援し、民主党の市議は二つに割れて、一部が桂さんを応援することになりそうだ。
告示日は四月四日にせまっている。桂さんの当選のために応援を集中しよう。(H)
7月参院選に派兵に反対し憲法生かす共同候補を
「戦争国家」への流れを押し戻そう
三月二十九日、東京の中野ZEROホールで「7月の参院選でイラク派兵に反対し憲法を生かす候補を共同で当選させよう 3・29集会」が開催された。主催は「イラク派兵に反対し憲法を生かす共同候補擁立を求める懇談会」で約四百人が集まった。
同懇談会は、自衛隊のイラク派兵、有事法制定、憲法・教育基本法の改悪など「戦争国家体制」づくりが進行する中で、護憲・平和勢力の危機を突破するために、七月の参院選挙で「自衛隊のイラクからの撤退、平和憲法を生かすこと」に賛同する政党・グループが、とりわけ比例区で「平和憲法の会」という確認団体を共同で作り、この確認団体の候補者に投票を呼びかける、という趣旨で準備されたもの。対象となる政党・グループには共産党、社民党、みどりの会議、新社会党がふくまれている。二百一人の学者・知識人、元国会議員、自治体議員、労働組合・市民運動活動家、宗教者などが呼びかけて、この日の集会が取り組まれた。
キリスト者平和ネットの糸井玲子さんの開会あいさつの後、主催者を代表して「懇談会」代表の前田知克弁護士が、「いまこそ政党の枠組みを超えた十人以上の確認団体を作り、護憲・平和の共同候補を」と訴えた。国弘正雄元参院議員、伊藤成彦中大名誉教授のあいさつの後、布施哲也前清瀬市議が経過報告を行った。
つづいて大阪全労協議長の前田裕晤さん、兵庫・9+25改憲阻止市民の会の松枝佳宏さん、CHANCE・pono2の小林一朗さんと星野ゆかさん、日本キリスト教協議会議長の鈴木伶子さん、女性から政治を変えようキャンペーンの松本さん、たんぽぽ舎の柳田真さん、沖縄社大党委員長で参院議員の島袋宗康さん、みどりの会議選対の橋本久雄さん、新社会党委員長の小森龍邦さん、前社民党衆院議員の保坂展人さんらが、それぞれの立場から発言した。星野ゆかさんは、若い人たちの政治を変えようという意思を体現し、一人一人が主人公になることをめざそう、とアピールした。
「懇談会」の内田雅敏事務局長(弁護士)が「行動提起」。内田さんは、早急に各政党などとの会議のテーブルを設定し、「平和憲法の会」としての確認団体を作って「護憲・平和」の候補者を当選させるための大きな流れを作りだそう、と訴えた。
グループ・多摩じまんが、この日のために構成した「ぼくは殺さないぞ」を上演した後、島田清作さん(ACT新聞社)が閉会のあいさつ。「護憲・平和」の「確認団体」作りは各政党のそれぞれの利害や選挙準備のテンポなどから、きわめて難しい状況に直面していることは間違いないが、憲法改悪や「戦争国家」への流れを押し戻すための共同の努力が必要だということが、それぞれの発言者から熱意をこめて語られる集会だった。(K)
|