かけはし重要記事

frame01b.html

もどる

韓国はいま                      かけはし2002.4.1号より

民主労総、4月2日全面ゼネスト突入!


 民主労総は三月二十六日、緊急非常代議員大会を開き、「国家基幹産業の私有化阻止と労働運動弾圧粉砕のためのゼネスト闘争」を決議した。
1、民主労総は四月二日午後一時に全面ゼネスト闘争に突入する。それ以前に、発電労組未復帰組合員の大量解雇、明洞聖堂への公権力投入(明洞聖堂に圧力をかけて強制退去と連行)が強行されれば、闘争本部代表者会議の論議をつうじて民主労総委員長職務代行(※ホ・ヨング職務代行。タン・ビョンホ委員長は現在、実刑判決を受け獄中闘争中)の命令でゼネスト闘争に突入する。
2、総連盟(※民主労総のこと)と連盟(※民主労総傘下の各単産のこと)は、全単位労組にゼネスト決議指針を送り、全単位労組はこれを受けてゼネスト闘争を決議する。
3、総連盟は交渉権の委任を受け、対政府交渉を推進する(大統領面談、両党代表面談を同時に推進する)。
4、ゼネスト闘争までは、次のように闘争を展開する。
 1)あらゆる単位労組は、三月二十七日から幹部徹夜籠城闘争に突入する。発電所売却と労組弾圧の糾弾、およびゼネストの組織
 2)三月二十七日から、地域本部は発電所周辺で展開される発電労組家族対策委員会の集会に結集する。
 3)三月二十八、二十九日、全職場で残業を拒否し、地域別集会と行事に最大限結集する。
 4)三月二十九日、すべての地域で退勤後、街頭宣伝戦および夜間文化祭を開催する。
 5)三月三十日、全職場は特別勤務(※土曜の勤務時間は現在、正午までの会社がほとんど。特別勤務は、それ以降の勤務をいう)を拒否し、午後二時に全国同時多発民衆大会(ソウル、京畿、仁川はソウルへ集中)に最大限参加する。
 6)四月一日、全単位労組は組合員広報戦を展開する(広報物十万部配布)
 7)闘争基金として、総連盟役員と産別連盟役員は五万ウォン、単位労組代表者と支部長までは三万ウォンを納付する。



金大中政権が発電労組三千人に解雇通告

 韓国政府は、発電労組がストに突入して一カ月になる三月二十五日を期して、この日までに職場復帰しない労働者は全員解雇の方針を打ち出していましたが、民営化撤回を要求する発電労組側と、民営化は労使交渉事項ではないとする韓国政府・会社側との主張が平行線をたどり、ついに昨日職場復帰しない三千余人に対して解雇通告が出されました。
 また、二十四日夕刻、延世大学の野外劇場に結集した発電労組組合員二千余人と支援の労働者・学生に対して機動隊が突入し、大量の連行者・負傷者が出た模様です。
 民主労総は、今日二十六日、緊急の代議員大会を召集し、先月二十六日の連帯スト(十万人参加)に続き、第二次連帯ストに突入する方針を決定する模様です。
 いま韓国では、サッチャー政権の英国炭鉱労組、レーガン政権の航空労組、中曽根政権の国労大弾圧のように、発電労組に対して大量解雇の攻撃を仕掛けています。
 皆さん。韓国政府に抗議の声を集中して下さい! 韓国発電産業労組の闘いに激励を送って下さい!
ストライキ支援メッセージを送ろう
次の宛先に届けられます。
BASE21(進歩ネットの英文ニュース) - patcha@patcha.jinbo.net - base21@base21.org
発電労組ストライキ闘争本部 - gong2@jinbo.net - kpsu@jinbo.net
(レイバーネット日本のホームページよりwww.labornetjp.org)

【訂正】3月25号、8頁下から3段目「討論は、いまだなしだ」を「討論は、いまだしだ」に訂正します。


もどる

Back