| 韓国はいま「社会主義政治運動の現況と課題」討論会からかけはし2003.6.30号より |
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現状をどのようにとらえ、今後をどのように展望するのか(下) |
イ・ソンミン社会主義政治連合(準):「社会主義政治運動の座標設定のために」
社会主義政治連合(準)は、新自由主義・世界秩序との闘争は一国の闘争だけでは実現できず、一国でさえそれぞれ躍進する運動形態を克服できないのなら、社会主義政治運動の未来はもちろん、現在性さえ支えきれないだろうとの問題意識と、官僚化した民主労総の限界を克服するための評議会建設を具体的に苦悩するために提起したのだ。
提案:「社会主義政治フォーラム」を定例化しよう。
評議会運動とマルクス主義の理念思想の大衆化のためのサイバー(オフライン)前進基地「イスクラ・ネット」を構成しよう。
ヤン・ジュンソク/オ・ミンギュ:「韓国社会主義運動の統一と前進のための提案(社会主義大衆政党の発展戦略について、修正増補版)
なぜ社会主義大衆政党なのか?:
韓国の社会主義運動は、この10年の苦難の時代に終わりを告げ、歴史的なチャンスをつかまなければならない時点に立っている。韓国の社会主義運動は、それぞれ別個の展望にとらわれたまま孤立分散して、それぞれに躍進している社会主義の運動力量を「総体的な展望」の下に統一させていくことによって、力量のある前衛を渇望している大衆運動の強力な要求に応えるべき時点、新たな前進の時代を必ずや開かなければならないし、また開くことのできる時点にある。その対案が「社会主義大衆政党」だ。
@社会主義大衆政党は資本主義を克服する思想的対案として社会主義を鮮明にかかげる政党だA社会主義大衆政党は社会主義活動家をはじめ、社会主義に同意する大衆を幅広く包括する政党だB社会主義大衆政党は執権を目標とするが、より遠大な目標に向けた中間過程として位置づける政党だC社会主義大衆政党は自ら政治闘争の主体であると同時に、資本の支配に抵抗するあらゆる大衆運動の前衛としての役割を担う政党だD社会主義大衆政党は大衆運動の成長発展に徹底して服務し、大衆運動の成長・発展から自らの成長・発展の動力を獲得する政党だE社会主義大衆政党は選挙闘争や議会活動をはじめとした制度政治闘争を大衆運動の成長・発展および指導力強化のための全体的な企画の中で適切に駆使していく政党だ。
社会主義大衆政党の発展戦略要約:
労働階級・大衆運動の新たな爆発的高揚を総体的に準備し扇動していくことによって、新たに成長・発展する労働階級・大衆運動に対する実質的な指導力を構築し、そのような力を制度政治の領域に拡張し、執権の可能性を持った現実政治の実体としての位置を確立する。
社会主義大衆政党と制度政治闘争:
選挙闘争や議会活動をはじめとした制度政治の領域での政治闘争は社会主義大衆闘争が担っていくべき基本的な実践のひとつの軸だ。制度政治の領域は社会主義大衆政党が数百万大衆の生き方と公々然とまみえる多様な機会を提供するとともに、正しく組織された制度政治闘争は大衆運動を成長・発展させていくことにおいても重要な役割をはたせるからだ。
社会主義大衆党の発展戦略のための主要方案:
@解放と連帯の思想の広がりA全国的政治新聞B大衆闘争の扇動力強化C現場活動家の養成D民主労組運動の総体的革新E進歩的社会運動の再構成F典型創出のための戦略地域への力量集中。
どこから始めるのか?:
@「全国的政治新聞」の共同発刊A「地域政治闘争委員会」の共同建設B「社会主義綱領制定委員会」の共同建設。
イ・ジョンタク労働運動家:「社会主義運動の現況と課題」
いま、われわれは労働者の政治権力掌握を図る時期なのか? そうではない。いまは労働者の階級形成、すなわちファシズム以後、到来したブルジョア民主主義の時代に、組合運動の限界にとらわれ新自由主義の構造の中で呻吟している労働者を階級として形成することから始めなければならない。
社会主義は敗北した。これを認めなければならない。社会主義運動の復元は左派の結集ではなく「大衆運動の急進化」の中で模索されなければならない。公開的かつ大衆的な政治活動の中で社会主義運動は復元されなければならない。
社会的、歴史的に社会主義は、すでに古いものとして取り扱われている。それを蘇生させようとするならスローガンの提唱、概念の宣言ではダメだ。新自由主義によって苦痛を受け呻吟している労働者大衆の生き方と暮らしの中で「感じることができ、認識することのできる」実物的内容によって社会主義を具体化しなければならない。公開的大衆的政党の建設や、その活動は時代の必然的要請だ。
チョン・ソンフン社会党事務総長候補:「『社会主義政治運動の現況と課題』公開討論会発題文」
ノ・ムヒョン政権は超国籍資本が要求しているすべてのことを受けいれざるをえないという点で根本的な限界を持つが、前近代的、非常識的慣行を打破していくという点において労働者・民衆の政治的、経済的要求闘争が可能な空間を開いている。左派は、このように開かれている空間に積極的に介入して根本的な限界まで押し切っていかなければならない。特に非正規職労働者の政治闘争は左派が最も能動的に着目すべき闘争だ。
03年初盤、社会党内部のあり方を変えた革新の論議は、党外にも4つの成果を生んだ。
第1、党外の左派の同志たちが深い関心を示し、一部は論議に直接かかわった。第2、閉鎖的に見えていた社会党が多様な見解が疎通できる開かれた党へと変わっていっているとの信念を与えた。第3、綱領と政治方針を中心に社会党のまっとうな主張が何であるか確認された。第4、新たな時代の左派運動の有力な形式として社会主義大衆政党が合意されている。
社会主義大衆政党を実現しよう:
左派統一社会主義政党の建設のために共同の綱領準備のための綱領基礎委員会を推進している。労働者・民衆闘争連帯会議を実質的な地域別左派共同闘争構築として発展させていく。左派共同の政治新聞やウェブジンなど左派言論は推進していく。
討論会をどのように評価するか
現実社会主義(歴史的社会主義)の失敗の原因、どう評価するのか? 現情勢や闘争の方向、移行戦略の問題(政治革命と社会革命、執権と代替権力)、組織路線(政党組織、政治組織)、社会主義的政治活動、市民主義、民族主義左派に対する政治的態度、労働組合と評議会、民衆連帯、80〜90年代の社会主義政治組織運動についての評価、現時期の左派政治組織運動についての評価、左派連帯のための方案など、多様なテーマが論議された。
討論は多少、混乱ぎみに進められ、当然にもハッキリした合意を導き出すだとか、理論を深化させたとは言い難かった。互いの考えを確認し、似た点、異なった点を確認するというレベルだった。
討論会で参加者たちが共有しているのは以下の程度と判断される。世界的水準で資本主義の危機が激化し、それが新自由主義や戦争などとして表れていること。90年代後半以後、反グローバル化反戦闘争として表現されている労働者民衆の闘争が世界的水準で高揚し、急進化していること。韓国社会では民主労総に代表される労働運動が官僚化し、労使協調主義に陥っていること。民主労働党が改良主義の政治的代弁者だということ。資本の新自由主義攻勢に抵抗して労働者大衆は下から急進化しているけれども、これを受けとめるべき社会主義政治運動陣営の力量は依然としてサークル的レベルを超えられずにいるということ。ソ連の没落以後、10年間、苦難の中で前進してきたすべての社会主義政治運動陣営の各自の成果をもって連帯しなければならないこと、などだ。
討論会で確認した社会主義陣営の団結についての当為性に基づいて、発題者の大部分が共通して提起した、思想的統一を実現するための定例討論会(左派フォーラムなど)について、討論会を準備した責任者たちが「討論会の評価」の場で、より具体的に論議していくことを期待したい。(「労働者の力」第31号、03年5月20日付、イ・ジョンイル/「労働者の力」会員)
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