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                          かけはし2003.5.12号より

アルゼンチン政府はブルクマン繊維工場争議への弾圧をやめよ

第四インターナショナル執行ビューロー



 四月二十一日、アルゼンチン政府は、連帯と占拠への支援のためにブルクマン繊維工場の包囲に結集した五十三人の繊維労働者と約七千人の民衆を激しく弾圧した。
 ブルクマンの労働者は経営者が会社経営を放棄する中で、十七カ月前から工場を占拠していた。それ以来、彼らは工場を自らの管理下に置き、顧客たちの支援を勝ち取り、経営者が支払わなかった公共サービスへの債務を支払い、機械を修理し、作動させた。一年半と少しの期間、彼らは尊厳の象徴となり、労働者たちが取り戻した約百五十の企業とともに、雇用の手段を獲得した。
 立ち退きを命令した裁判所の見解は次のように述べている。「経済的利益に対して生活と物質的保全が優位に立つなどということはない」。
 アルゼンチンにおける資本主義の危機の深刻さによって脅かされている労働手段を労働者が防衛し、ついには私有財産の聖なる原理に反対するに至ったことが、これほど厳しい弾圧が行われた真の理由なのだ。工場を奪還したアルゼンチンの労働者たちは、資本家は労働者なしで作業できないが、企業は資本家なしで作動できるということを、日々明らかに示している。
 第四インターナショナルは、アルゼンチンのブルクマン繊維工場の労働者に対する立ち退き・排除と弾圧を非難する。
 第四インターナショナルは、さまざまな諸国のすべての労組が、階級的連帯を表明し、アルゼンチンのブルクマン繊維工場労働者を支援する活動を展開するよう呼びかける。
 ブルクマン繊維労働者の闘い万歳!
 取り戻されたアルゼンチンの工場への連帯を!
二〇〇三年四月二十四日
                                        

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