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                          かけはし2003.4.21号より

止めようイラク攻撃!世界中がピースアクション

米英軍のイラク占領に抗議

 四月十二日、東京・坂本町公園で「止めようイラク攻撃 4・12世界中がピースアクション」(主催・実行委 協賛・ワールドピースナウ実行委)が行われ、二千人が参加した。
 この日、アメリカの反戦団体・ANSWERやイギリスのSTOP戦争連合が米英軍によるイラク全土の占領と民衆虐殺に抗議する国際統一行動を呼びかけた。ワシントンで数万人、ロンドンで二十万人以上、ローマで五十万人、スペインのマドリードとバルセロナで五十万人が参加した。さらにフランス、ドイツ、イラン、パキスタン、バングラデシュ、バーレーン、韓国、メキシコ、グアテマラなどでも大規模な反戦集会とデモが行われた。日本でも東京、大阪、広島など各地で反戦集会が取り組まれた。
 このような世界的な反戦のうねりに対して米・ブッシュは、フセイン政権が崩壊しても戦争を継続し、イラク全土を軍事支配し続けると宣言している。米英軍のイラクからの即時撤退と民衆虐殺をやめさせる闘いを広げなければならない。
 集会は、高田健さんの開催あいさつから始まった。高田さんは、「米ブッシュ政権は、『自由と民主主義』の旗を掲げて多くの人々を殺りくし、傷つけ、物を壊した。そのうえでできる政権というものは、本当にどういうものか。私たちは、このようなアメリカのやり方を絶対に認めることはできない。もしアメリカのやり方が今後も許されるとしたら、無法者の世界になってしまう。小泉首相は、イラク占領に対して人員を派遣することを言い始めた。憲法違反だ。ブッシュに追随する小泉政権を絶対に認めない」と糾弾した。
 次に、米軍のイラク開戦直後の三月二十二日から「人間の盾」としてバグダッドに滞在していた志葉玲さん(ジャーナリスト)が発言し、現地活動と民衆被害状況を報告し、米軍の無差別攻撃を厳しく批判した(発言要旨別掲)。
 日本山妙法寺の武田上人は、「イラク戦争に便乗して小泉政府は、有事法制を強行制定しようとしている。宗教者ネット、陸・海・空・港湾二十労組、有事法案廃案へ!市民緊急行動の呼びかけで十五日から十八日にかけて正午から国会前でイラク攻撃反対と有事法案の廃案をめざして行動を行う。五月二十三日、明治公園で午後六時から大集会を開催します。ぜひ参加を」とアピールした。
 続いて富山洋子さん(日本消費者連盟)、「人間の盾」に参加していたジャミーラ高橋千代さん(「アラブイスラーム文化協会」代表)から決意の表明が行われた。
 集会終了後、参加者全体で銀座パレードに出発し、「米英軍は、イラク攻撃をやめろ!即時撤退しろ!小泉政府は、戦争協力するな!有事立法反対!」とシュプレヒコールを繰り返し、沿道の人々に訴えた。(Y)



志葉玲さんが「人間の盾」活動報告

 私がこうやって生き残ることができたのは、皆さんのおかげです。多くのイラク民衆が亡くなり、悲しいことが起こっているが、世界的な反戦運動によって助かった人々もいることは確かだ。
 湾岸戦争時は、浄水場などライフラインが破壊されて数千人の人々が死傷した。だから少しでも犠牲者を出さないためにライフラインにいた。私は、ハグダッド南部のドゥーラ浄水場にいたが、現地の運動と世界的な運動が結びついて浄水場に対する攻撃を止めることができた。
 戦争は続いている。アメリカは調子に乗っていろんなとこに戦争をしかけようとする。しかし、傷ついて殺されていくのは市民です。イラク中部の都市、ヒーバに行きました。ここではクラスター爆弾が使われました。病院では小学生ぐらいの男の子が片足を爆弾で吹き飛ばされた。彼の家族は、父親を除いて全員犠牲になった。さらに十才ぐらいの男の子は、爆弾の細かい無数の破片によって手足が切り刻まれ、非常に痛みに苦しんでいた。このようなことが果たして正義だと言えるでしょうか。
 今、バグダッドは、解放されて人々が喜んでいるような映像が流れているが、大多数の人々は、今も続く爆撃に怯えながら自分の家に隠っていると思います。このような戦争は一刻も早く終わらせなければいけません。また、マスコミがアメリカのプロパガンダに利用されまくっている今だからこそ、私たちが戦争反対を言っていくことが重要なのです。
 私たちは大規模なデモを組織するたけではなく、そもそも戦争が起こる構造とは何なのか、アメリカはなぜ戦争を続けられるのか、そういったことに対して一緒に考えて行動していこうとするネットワークです。皆さん、これからが本番です。一緒に頑張りましょう。


世界の行動に合流しピースウォーク
市民ネット・静岡が訴え

 【静岡】統一地方選のさ中、四月十二日、雨模様の午後、静岡市内をゆっくり、楽器を手に約六十人がピースウォークを行った。
 イラク戦争は、武力攻撃としては、米英軍がイラクを制圧しつつある。しかし、市民ネット・静岡は訴えた。「おびただしい数の傷ついたイラクの人々の命や生活を失った人々は自分の不注意や何かの間違いでそうなったのではない!」「新しい爆弾投下の一つひとつ、戦車のワダチの後ろに前に、アラブの怒りと悲しみが刻まれ、それが全世界に連なり、これらの爆弾はわれわれの胸、身体に投下されたのだ」と。
 一時間余りの街頭宣伝の後、思い思いのプラカードや横断幕を掲げ、「イラク戦争反対」を訴え全世界の声に合流した。
 また、この行動では「統一地方選で、イラクを無視したり、小泉を支持したりする人には投票しないように」と訴えた。  (S)


静岡各地で連続してイラク反戦行動
多くの「デモ初参加者」も

 【静岡】静岡市内では、三月十五日(百七十人)、三月二十日(百五十人)、三月二十九日(百七十人)、三月三十日(八十人)と毎週のようにイラク反戦行動が取り組まれた。また、浜松、三島、伊東、下田などの各市でも多くの市民行動があり、イラク戦争に反対する声は三月二十日以後も続いている。
 連日のメディア報道によってはイラク民衆の真の姿、現実の戦争被害を知ることができないなかで、「戦争屋」とその共犯者が「カネもうけ」や「利権分取り」の相談を始めたという事実を前にしているわれわれは、いっそう大きくあるいは静かに、しかし力強く訴え、主張しなければならない。
 ただちに戦争をやめろ!米英軍は即時撤退しろ!イラク民衆に国際的救援を!共犯者小泉の戦争支援をやめさせよう!「北朝鮮脅威」論で、イラク戦争を正当化するな!……日米安保同盟の現実を徹底的に批判しよう!
 三月行動には実に多くの「デモ初参加」という市民がいた。日本中がそうだったように。
 戦争に反対する市民ネットワーク(静岡)は統一地方選前半の四月十二日、宣伝活動と静岡市内デモを行う。四月以降も世界中で反戦デモがあるだろう。市民が新しく踏み出した一歩、ひとり一人の思いがいっそう大きく結集するように行動しよう。    (S)


STOPイラク戦争有事法案を廃案に!
今国会での成立阻止へ院内集会

 四月八日正午から、衆院第二議員会館で「有事法案を廃案に、STOPイラク戦争 4・8緊急院内集会」が開かれた。主催は、昨年の有事3法案反対運動の中心を担ってきた、陸海空港湾労組二十団体、平和をつくり出す宗教者ネット、平和を実現するキリスト者ネット、「戦争反対、有事法案を廃案へ!市民緊急行動」の四団体。連日のイラク戦争反対運動の中での緊急の呼びかけで、平日の昼間だったにもかかわらず野党の国会議員をふくめて二百人が集まった。
 小泉政権は、労働者・市民のねばり強い闘いによって昨年、ついに「継続審議」に追い込まれた有事3法案を四月中にも衆院で可決し、今国会で成立させようとしている。こうした緊迫した状況の中で、ふたたび戦争法案=有事法制3法案の廃案をめざす広範な運動を組織していくためにこの集会が準備された。
 最初に平和をつくり出す宗教者ネットの石川勇吉さんが主催者あいさつ。仏教徒である石川さんは「剣を持った者は剣によって滅びる」という聖書の言葉を引きながら、アメリカの非道なイラク戦争を批判するとともに、イラクでの米軍の作戦への「後方支援」を実質的に担い、いままた有事法制制定を策動する小泉政権を糾弾し「日本もまた剣によって滅びる国になろうとしている」と語りかけた。
 続いてこの日の集会にかけつけた民主党の生方幸夫衆院議員、共産党の赤嶺政賢衆院議員、社民党の保坂直人衆院議員からイラク反戦の訴えとともに、有事法案成立の目論見を阻止する決意が表明された。
 次に主催団体からキリスト者平和ネットの糸井さん、陸海空港湾労組二十団体を代表して航空連の村中さん、市民緊急行動の富山洋子さんが発言。富山さんは「自治体のイラク反戦決議を背景に、地域から平和のための準備を急ごう」と訴えた。また日本婦人有権者同盟の紀平俤子さんからのアピールも紹介された。
 集会に参加した労働組合・市民団体から全労協の藤崎議長、全労連の西川副議長、平和フォーラムの五十川事務局次長、NGO非戦ネットの半田さん、草の実会の島田信子さんがともに行動を、と訴えた。またこの間のイラク反戦運動の中で、駅や電車の中などで平和のポスターを掲げて訴えを続けているラミス・マヤさんのアピールも行われた。
 主催四団体は、四月十五日から十八日までの昼休み国会行動、二十四日の国会前集会、さらに五月二十三日の明治公園での大集会を準備している。イラク侵略戦争を全面支持した小泉政権は、「復興支援」という名目での米英による「暫定統治機構」という名のカイライ政権樹立に自衛隊をふくむ人員を派遣しようとしている。そしてその中で「北朝鮮の脅威」をあおりながら有事法制3法案を一挙に成立させようとしているのだ。そうした戦争・侵略国家への道を阻むために、有事法案を廃案にする闘いに全力をあげよう。(K)


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