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声明                        かけはし2003.3.31号より

イラク人民に対する戦争を中止させるための動員を!

第四インターナショナル執行ビューロー



 三月二十日、米国および英国政府はイラクに対する大規模な攻撃を開始した。この戦争は当初から米国の政策と米国の軍事的関心によって決定されていた。第四インターナショナルはこの帝国主義的冒険を全面的に非難し、これを中止させるためにかつてない規模の世界的な反戦運動を最大限に動員することを呼びかける。
 英国と米国は、さまざまな口実に隠れ込もうとしている。イラクとアルカイダとの結びつき、イラクの大量破壊兵器、イラク民衆のサダム・フセインからの解放。しかし、そもそも彼らこそがフセインを権力につけ、武器を供給し、保護してきたのである。その彼らがイラクに対して残忍な制裁を課し、何百万人ものイラク人たちの生命を奪いながらも、サダムに翻弄されてきた。彼らの本当の目的は誰が見ても明らかだ。つまり、石油であり、湾岸アラブ地域の支配であり、世界をアメリカ帝国主義とその多国籍企業の利益のために再編することである。

 戦争のために国連のイチジクの葉を得ようとした試みは惨めに失敗した。戦争屋たちの頂点に立つブッシュとブレアは、国連安保理での形式的な多数を得ようとしなかった。二月十五日の全世界における人々の決起の圧力の下で、米国とEUの盟主たるフランス、ドイツとの間の帝国主義間の矛盾は前代未聞のクライマックスへと至った。
 このような条件の下で、数週間にわたる脅迫と、ごり押しと、買収工作によっても戦争のために国連安保理における多数派を形成することができず、フランスが拒否権の行使に踏み切った。ブッシュはパレスチナの新しい、実現可能な国家を樹立するという全く不誠実な提案を行ったが、それはこの失敗から人々の関心をそらせるための試みにすぎなかった。
 最終的に、決議は撤回された。これは米国の外交にとって壊滅的な敗北につながった。国連における大混乱は戦争のための軍事的準備には影響を及ぼさなかったが、戦争が行われる政治的条件を変化させた。戦争は国連の同意があるか否かに関わりなく、明らかに支持されていない。
 この戦争に向う過程は、その最終的結末に関わらず、短期的および長期的な政治情勢に深い変化をもたらすだろう。米国の絶対的優位がどの程度のものかが試されている。軍事的な優位と政治支配の限界との間の大きな矛盾が示された。国連は取り残され、NATOは迂回された。国際的な機構の枠組み全体が崩壊した。帝国主義世界体制の支柱であった米欧関係が緊張状態にある。EU内で重要な勢力の再編が進行している。その現在の麻痺状態は、重大な政治的危機を公然化させており、それによってヨーロッパの支配階級はその戦略を明確化することを迫られている。
 多くの国で反戦運動は政府や議会や政党に大きな影響を与えるだろう。労働運動・社会運動の根本的な再編が始まっており、英国労働党内のかつてない分裂状態はこの最も先鋭な表現である。
 第四インターナショナルは反戦運動が持続的かつ最大限の抵抗を巻き起こし、新しい大規模な世界行動デーを準備することを呼びかける。われわれはヨーロッパおよび国際的労働組合と各国の労働組合がストライキを行い、街頭デモに参加することを支持する。高校生、大学生が校舎を占拠し、戦争について議論し、街頭デモに参加し、広範な人々に働きかけることを支持する。
 ブッシュとブレアは「最良のシナリオ」に依拠して行動している。迅速な軍事的勝利と歓呼の中でのバグダッドへの凱旋に賭けている。しかし、戦争は予想通りには進まない。彼らは脆弱な政治的基盤の上で行動している。彼らは孤立している。われわれが孤立しているのではない!
 われわれの目標は変わらない。戦争をやめろ! 米国・英国・オーストラリアの帝国主義軍隊は湾岸から撤退せよ!
 この戦争の根拠として、二十年に及ぶ新自由主義の波と、グローバル資本主義の台頭がある。新自由主義が戦争に導いたのである。そして、われわれが反撃しなければ、戦争は一層の新自由主義政策につながるだろう。支配階級はわれわれにこの戦争と、これからの戦争の費用を支払わせるだろう。これらの問題において、支配階級は、ブッシュとブレアも、シラクとシュレーダーも、現在の戦争を率いている者も「平和」を語っている者も、完全に一致している。
 だからこそ、われわれの戦争反対の闘争は、搾取され抑圧されている人々の資本主義と帝国主義に対する巨大な運動と密接に結合しているのである。
 戦争は一方で、反グローバリゼーション、反資本主義の運動の新しい高揚を生み出しつつあり、世界および地域社会フォーラムに新たな緊急性を与えている。ここにこそ未来がある。左翼と反帝国主義勢力の再編と統一が課題に上っている。可能なところでは、社会民主主義の左に、新しい反資本主義的政党を建設しなければならない。
 もう一つの世界は可能だ、新しい左翼が求められている!
(03年3月20日)


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