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イラク反戦 in 埼玉                 かけはし2003.3.17号より

この力で戦争を止めよう!

予想を超える500人の参加で浦和市内をにぎやかにデモ


 埼玉でも、多くの団体・グループが、イラク反戦の講演会、学習会、宣伝、デモを繰り広げてきた。二月十五日を中心とする、日本と世界の大きく盛り上がった反戦行動をまのあたりにして、「埼玉でも統一行動やろう」という声があがり、二十日に準備会を持ち、急きょ三月二日に浦和でのデモが決まった。
 わずか十日しかない。実行委員会は作らず、「アメリカのイラク攻撃に反対する」ということの一点で、あとはそれぞれが工夫して、できるだけ多くの人たちが参加できるように、「また参加したくなるようなデモ」にしようということだけを確認して取り組みが始められた。各グループで足し算すれば百五十人、「これを二百人、三百人にしよう」を合言葉に。
 三月二日、浦和駅前広場では、昼過ぎからさまざまな団体が「イラク攻撃反対」の宣伝を繰り広げるなか、続々と参加者が集まってくる。JRからは、「乗客の通路を開けてください」との苦情も。
 午後二時、浦和市民連合の司会でリレートークが始められる。「トルコの国会で、アメリカ軍の駐留提案が否決されました。トルコ国民と世界の反戦運動がブッシュを追い詰めています。さらに、戦争をするな!、殺すな!の声を大きくして、イラク攻撃を止めさせましょう」と呼びかけられ、駅前の乗客や買い物客の注目を集める。
 「イラク攻撃反対」・「有事法制反対」に取り組んできた各団体の報告、六十五人の県内議員の「イラク攻撃反対」声明に取り組んできた山下入間市議、片山春日部市議のあいさつ、アメリカのデモに参加してきた学生の報告。バンドの演奏。社民党系、共産党系の参加者の発言も。はじめて政治的な集会・デモに参加した学習塾の講師たち、おやこ劇場のお母さんたちには、とりわけ大きな拍手が送られた。
 午後三時。色とりどりの風船を持ち、さまざまなふん装をした「おやこ劇場」の父母・子どもたちを先頭にデモが出発。宣伝カーから「デモの参加者は四百人を超えました。このデモは、戦争と、イラクの子どもたち、民衆を殺すことに反対する、誰でも入れるパレードです。いっしょに歩きましょう」と呼びかけられる。自転車に乗った人が、そのまま自転車を引いて参加するなど、少なくない人たちがデモに加わっていった。ほとんどの人が、思い思いのプラカードを持ち、プロの「ちんどん屋さん」のにぎやかな演奏は、多くの市民の注目を集めた。
 市街を一周して、また駅前に戻って、デモは終了。宣伝カーは「みなさん ごくろうさまでした。参加者は五百人になりました。三月八日、さらに大きな反戦行動が東京・日比谷公園で行われます。さらに、多くの人を誘って参加し、本当に戦争を止めさせましょう」と締めくくった。(S・K)


反イラク戦争かかげ荒川で恒例の企画展

 【東京東部】三月八日・九日の二日間、荒川で恒例の「荒川国際平和展」が開催された。五十八年前の「東京大空襲」を風化させまいとする催しは、毎年この時期に各地で行われるが、とりわけ、多くの犠牲者を出した東京東部地区では墨田、江戸川、江東と全域で軒並み開催され、新聞にも連日報道されている。
 荒川では大空襲の惨禍の再確認はもちろん、日本初の本土空襲が荒川・尾久地区だったことも大きく意識され、反戦企画継続の原動力になっている。
 さて毎年、展示内容をめぐって会場の貸与元である区教委と一悶着あるのだが、今年は会場を変えたため、内容に関する不当な干渉はなかった。時おりしも、米軍によるイラク侵略攻撃が緊迫し、いやがうえにも反戦気分が高まる「追い風」だ。
 毎年写真を提供してくれている豊田直巳さんのイラク現地の写真と、広河隆一さんのパレスチナの写真、国内の市民運動を取材した区民の写真、さらに数々の公募作品が展示され内容は盛りだくさん。限りあるスペースをいかに有効に使うかがポイントだ。実行委は会議を重ね、寒風のなかの駅ビラ・ポスター貼りなど、地道な宣伝活動を続けてきた。
 一日目は恒例の地元東京朝鮮第一初中級学校舞踊部の女子生徒による「扇の舞」。そして、戦争体験をした婦人らによるコーラスで幕を開けた。続いてメインイベントの講談「戦争と女たち」。区民で女性初の真打・宝井琴桜さんが壇上にあがる。
 二日目は区内でボランティア活動をしている女性による語りと、マンドリン演奏団のコンサート。プログラムの最後は、「すいとん試食会」。参加者は賑やかに舌鼓をうった。三里塚現地から提供された野菜を使ったこのすいとん、スタッフは「わざと戦争中のまずい味に仕立てた」というが、それでも「三里塚の野菜はうまい」と好評で、思わぬオチがついて幕を閉じた。
 初日八日には、日比谷公園で四万人の「イラク戦争反対」大集会が開催された。スタッフは午前中は会場に詰め、午後から日比谷で再会した。その時撮影した写真を引き伸ばし、大きく取り上げた新聞とともに翌日会場に展示した。こうした速報性も全体の説得力を増した。ただ一つの大きなミスは、会場(駅ビルのギャラリー)へのアクセスが前宣伝でまったく意識されず、案内が不十分だったことだ。こうした反省も生かし、来年度は準備していきたい。      (S)

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