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                          かけはし2003.2.24号より

「殺すな!」- 世界六百カ所以上で一千万人余が街頭に

ブッシュ・ブレア・小泉をさらに追いつめよう

 ロンドン二百万、ローマ百万、ベルリン五十万、マドリードでも数十万。二月十五日、イギリスのストップ戦争連合が全世界に呼びかけたイラク反戦デモは、ヨーロッパの主要都市でかつてない大規模な反戦運動の波を解き放った。1・5平方キロの敷地を持つハイドパークを主要会場としたロンドンのデモでは、次々にやってくる参加者の波によって広大な公園がたちまち埋め尽くされ、デモが出発すると新しい参加者によって再び会場が埋まっていくといった状況が繰り返された。ロンドンの都市機能は反戦デモの波によって一日マヒした。
 ブッシュと並ぶ「戦争屋」ブレアは、イラクとの戦争は「人道のため」と強弁しているが、イギリスの世論調査では戦争を支持する率がついに一割を切った。
 アメリカでも一月十八日に続き、二月十五日に全米百五十の都市でデモ・集会が行われ、ニューヨークでは三十八万人というかつてない規模となった。二月十六日には西海岸のサンフランシスコでも二十五万人のデモが行われた。この参加者数は実にサンフランシスコの人口の三分の一が参加した計算となる。
 二月十五日、十六日の反戦デモは西ヨーロッパと北米に限らない。ロシア、ウクライナからエジプト、南アフリカ、イラク、パキスタン、インド、タイ、香港、韓国、日本、オーストラリアと地球をかけめぐったブッシュの戦争NO!の訴えは、初めてデモに参加する若者や老人をふくめて優に一千万人を超え、一九六〇年代のベトナム反戦運動時を上回る、歴史的な闘いとなったのである。
 戦争が始まる前に戦争を止めよう!という切実な危機感に基づいた反戦運動は、確実に全世界の人びとの心をとらえている。アメリカの暴虐を許すな、これ以上の虐殺を止めよう!という平和のうねりは、雪だるま式に拡大している。それは、資本の新自由主義的グローバリゼーションに対する闘いと結びつき、帝国主義の攻撃に立ちはだかっている。「もう一つの世界」を求める全世界の人びとの多様で重層的なつながりが、「ストップ戦争」を凝縮点として、国際的な反帝国主義の思想と運動を確実に再生しつつある。
 ブッシュもブレアも、そして小泉も、この反戦運動のグローバルな時代を画する展開に危機感をつのらせている。
 小泉首相は、反戦運動が「イラクに間違ったメッセージを送ることになる」と世界の人びとの意思を批判した。二月十八日の国連安保理公開討論での原口国連大使の発言は、「これ以上査察を続けても効果的ではない」「(武力行使のための)新しい国連決議を」というものだった。
 追いつめられたブッシュが、戦争開始の時期を早めることも考えられる。今こそ彼らの暴走を止めよう。そして、それは可能なのだ。(K)


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