かけはし重要記事

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2003年を国鉄闘争の勝利への飛躍の年に       かけはし2003.1.13号より

「四党合意」は崩壊した――主役に踊り出た鉄建公団訴訟

第3回口頭弁論とJR総行動を闘う

 政府与党が「四党合意」離脱を表明した後の十二月十六日、鉄建公団訴訟第三回口頭弁論とJR総行動の全一日行動が取り組まれた。東京地裁前のビラまき行動から始まった行動は百五十人を集め、十時半からは口頭弁論前のミニ集会が行われた。原告団団長の酒井さんは「ついに四党合意は息を引き取った。闘う方針を確立し最高裁に公正判決を求めていく。納得いく解決に向けて政府交渉ができる体制を作り勝利をつかみとりたい」と決意を語った。
 三十分という短い口頭弁論の後、全体で国土交通省前に移動、政府の責任を追及する要請行動を行った。その後は厚生労働省、JR東日本本社、鉄建公団清算事業団本部、最高裁に対する要請行動を展開した。
 JR東日本本社前では、大勢の当局やガードマンによる二重三重のバリケードがしかれたが、歌と抗議行動を元気一杯貫徹、要請団を送り出した。会社も真正面に相手にしなければならないのは国労本部ではなく鉄建公団訴訟の取り組みだと認めざるを得ないような対応だ。

五百人で全国連鎖中央集会

 夜は一日行動の総括と全国連鎖集会の締めくくりとして、社会文化会館で原告団と勝利させる共闘会議の主催で「戦争・リストラ反対、国鉄闘争勝利12・16全国連鎖中央集会」が開催され、約五百人が結集した。
 主催者のあいさつに立った共闘会議議長の二瓶さんは「『四党合意』は破棄された。国労本部は辞任すべきだし、解決能力はない。来年は勝負の年だ。大衆運動を強化して政府に責任を求める。窓口を大衆運動でこじ開け、共闘会議の中に交渉団を形成し本丸に迫るため攻勢をかける」と檄を飛ばした。
 次に立った弁護団の加藤弁護士は、今日の口頭弁論で公団側代理人が先の全動労高裁判決を引き合いに出して「採用差別を問う意味はない」と発言すると裁判官が「それは国労の判決ではないでしょう」とたしなめたことを紹介、また公団側の時効論や再就職斡旋法が三年間で消滅すると解雇理由の主張を法的に突き崩していると発言した。
 当日、一分間と指定された陳述を行った三人を代表して仙台闘争団の佐藤さんは、かつての演壇占拠から四党合意承認など、繰り返された国労全国大会の会場だったこの社文会館に皮肉を込めて「今日はわれわれが会場を占拠している」と発言を始めた。解雇された翌日、新聞やテレビニュースで大きく取り上げられ子どもたちが学校でつらい目にあったこと、当日泣いた妻が翌日赤飯を炊いて迎え闘いの門出を祝ってくれたこと、JR東日本は五千人の欠員があったにもかかわらず不採用にしたことなど、簡潔な陳述を再現、「勝利を祝う赤飯にしたい。この闘いに勝利する」と力強く決意を語った。
 その後、全国三十カ所以上の連鎖集会の報告が記録映像を写しながら札幌集会、東京西部集会、京都集会、四国高知集会、東大集会から行われた。札幌集会は「四党合意」賛成派の拠点で成功を収めたこと。東大集会は駒場寮廃止反対闘争と国鉄闘争を「国策に反対する共通の闘い」と結びつけ「不当なことに声をあげていかなければならない」と報告、会場全体の拍手で確認しあった。
 第二部に入り、共闘会議内田事務局長から行動方針の提起があった。「全体で共有していることは人らしく生きようということ」と述べ、全動労争議団や千葉動労争議団も参加していることを紹介、「今の国労執行部には解決能力も信頼する相手もいない。二〇〇三年は解決の条件作りの年」と決意を述べた。そのうえで闘いの基調として、@最高裁に公正判決を求める署名運動を一月から始めるA裁判闘争と大衆行動を盛り上げるB六月のJR東日本株主総会を全国運動で焦点化するC共闘会議、「守る会」を拡大して財政と物販を支える。と基調提案を行った。

自信と確信に満ちた明るい勇気

 第三部は集会を盛り上げる生田卍とSO―SOバンドのミニライブだ。その途中、闘争団員が演歌の替え歌でカンパの要請をする中、サンタクロースのいでたちの闘争団員約十人が会場を回るというパフォーマンス。笑いが沸き起こった。終わりの曲では事前にプレゼントされたペンライトで会場全体がウエィブ、集会を終えた。
 常に常識破りとパワフルでユニークな闘争団のパフォーマンスに参加者は驚かされ、また険しい道を確信と勇気で明るく切り開いていこうとする決意に会場全体は大きな拍手に包まれた。 (12月19日 蒲田宏)


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