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                         かけはし2003.1.13号より

イラク民衆を殺すな! ブッシュの侵略戦争を止める闘いに全力を

もう戦争はいらない! WORLD  PEACE  NOW 1・18へ

 アメリカ帝国主義ブッシュ政権によるイラクへの全面的侵略戦争の開始が迫っている。一月二日、ブッシュはテキサス州にある自らの牧場で記者団を前に、イラク・フセイン大統領に対して「最後の審判の時が迫っていることを理解し、自発的に武装解除せよ」と警告した。翌三日にはテキサス州フォートフッド基地で四千人の陸軍兵士を前に演説し、「われわれの国の安全を守り平和を維持するために軍隊が必要となるなら、米国は慎重にかつ断固として行動し、そして打ち勝つ。われわれは世界で最高の軍隊を持っている。準備はできている」と叫んだ。
 各米軍基地の部隊に対して、次々にペルシャ湾岸地域への展開命令が出されており、すでに約六万人に達している湾岸地域の米軍部隊は今月末には十万人前後に達すると見られている。米海軍は空母ワシントン、リンカーン、コンステレーション、トルーマンの四つの空母機動部隊を配置し、二百五十機の攻撃機と二千発の巡航ミサイル・トマホークがイラクを射程内に納める位置に集結を終えた。
 一月四日の英紙「デイリー・テレグラフ」は、空母アーク・ロイヤルを中心にした二万人以上の英軍部隊を湾岸に派遣し、予備役七千人を動員すると報じている。この数年間、イラクに対して毎年三十〜五十回もの無法な空爆を繰り返してきた英両軍は、今年に入ってほぼ連日、イラク領内で大規模な空爆を行っている。戦争は事実上、すでに開始されていると言っても過言ではない。
 そして小泉政権は憲法を踏みにじり、インド洋に海上自衛隊護衛艦「ひえい」「さみだれ」「はるさめ」の三隻と補給艦「とわだ」「ときわ」の計五隻を張りつけ、パキスタンにまで無法な爆撃を加える米英両軍の戦争に燃料などの物資補給を行って、事実上の参戦を行っている。それに加え、十二月十六日に抗議の中を横須賀から出港したイージス艦「きりしま」がインド洋に向かい、イラク侵略戦争に向けた参戦体制を飛躍的にエスカレートさせている。派兵された自衛艦隊の乗員数は千二百三十人に達している。
 しかし、ブッシュ政権が計画するフセイン政権打倒の全面的侵略戦争はまだ始まってはいない。一月二十七日には、国連監視査察委員会のハンス・ブリクス主席がこの二カ月間のイラクでの査察の報告を行うことになっている。ブッシュ政権の高官は、この日が彼らの戦争計画最終決定の期限だと見ていると述べている。
 国連憲章と国際法を踏みにじるこの侵略戦争を、何としても止めなければならない。全面戦争が開始されれば、何千何万のイラク市民や兵士が、米英軍の文字通り圧倒的な軍事力によって虐殺されることになるからだ。湾岸戦争から十余年、経済制裁や劣化ウラン弾の被曝によって苦しめられ、多数の命を奪われ続けてきたイラク民衆の頭上に、トマホークや気化爆弾やクラスター爆弾の雨を降らせてはならない。
 この非道、無法な侵略戦争を止めるために、アメリカでは昨年十月二十六日のワシントンDCとサンフランシスコを中心にした反戦行動に続いて、一月十八日にワシントンDCを中心に百万人以上を結集する反戦行動が呼びかけられている。この呼びかけに答え、イタリア、スペイン、ドイツ、フランス、ベルギー、オーストリアをはじめとするヨーロッパ、エジプトなどの中東、インドネシア、日本などアジア各国で、一月十八日と十九日に、少なくとも十二カ国で反戦デモが計画されている。
 日本では、東京、大阪、京都、福岡で反戦行動が計画されている。ブッシュ政権が戦争計画最終決定の期限とするブリクスによる査察報告の直前に行われるこの国際反戦行動は、全面戦争を止めるために極めて重要な意義を持っている。東京では午後一時、日比谷野外音楽堂、野外小音楽堂を中心にした日比谷公園に集まり、反戦集会やピースコンサートやデモが行われる。
 国際的に連帯した反戦闘争の力でイラク侵略戦争を止めよう! 小泉政権の侵略戦争参戦をやめさせよう! WORLD PEACE NOW1・18に全力で結集しよう! 
(龍)

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