| 戦争屋ブッシュの訪日を許さない! かけはし2002.1.28号より |
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ブッシュ・小泉の「グローバル戦争」に反対する2・17行動へ |
空爆下のアフガン復興会議
一月二十一日、二十二日の両日、六十一カ国と二十二の国際機関から、アナン国連事務総長、アフガニスタンのカルザイ議長、アメリカのパウエル国務長官、日本の小泉首相などが出席してアフガニスタン復興支援会議が開催された。
テロ作戦に対するアメリカの「報復戦争」によって、タリバン政権が打倒され、いよいよ二十数年にわたる戦乱によって破壊されつくしたアフガニスタンの「復興」が日程に上ることになったというキャンペーンが展開されている。しかしクラスター爆弾や気化爆弾(デージーカッター)、バンカーバスターなどの大量殺人兵器を駆使してアフガニスタンの一般市民を殺戮し続けたアメリカの侵略戦争は、タリバン政権崩壊後の今も継続されている。「テロ組織の根絶」は長期にわたる困難な戦争だと公言するブッシュ政権は、アフガニスタンの国土の破壊と、民衆虐殺を大規模に展開している。
一月十四日にも米軍は、「残存アルカイーダ部隊掃討」を口実にアフガニスタン東部の山岳地帯ザワル・キリでこれまでで最大規模の空爆を実施した。AP通信はこの日の爆撃について「三十五キロ離れたコストでも震動が感じられるほどだった」とし、「地元住民をふくむ多数が死亡している」と報じた。われわれは、破壊と殺戮を今も積み重ねながら「復興支援」を語ることの欺瞞性を糾弾し、「援助」をするのであれば侵略戦争をただちに止めよという声をさらに大きくしていかなければならない。
しかしアメリカは、アフガニスタンだけではなくキルギス、ウズベキスタンなど中央アジア諸国にも米軍を長期駐留させ、地政学的に戦略的重要性を持つこの地域への軍事的支配を強化しようとしている。それは民衆にとって、平和と復興への最大の脅威として立ち現れている。
アメリカ帝国主義は、拘束したアルカイーダの兵士たちを続々とキューバ国内で不当に占拠しているグアンタナモ基地に移送している。アルカイーダのメンバーは移送の機内では手足を縛られ、テープをかぶせたスキー用のゴーグルで目隠しされ、鎮静剤を打たれるという非人道的な処遇を受け、グアンタナモ基地内の収容所内では、縦1・8メートル、横2・4メートルの狭い独房に鎖で壁につながれる、という。この残虐な処置に対するアムネスティ・インターナショナルなど人権団体の批判に対して、ブッシュ政権は「彼らは捕虜ではなく拘束者だ。したがってジュネーブ条約に基づく権利はない」と居直っている。
ボーダレス戦争が始まった
アメリカは、アフガニスタンでの破壊的戦争を継続しつつ、フィリピン、イエメン、ソマリアなどにもその「ボーダレス戦争」を拡大しつつある。すでにフィリピン・ミンダナオ島ではイスラム主義組織アブサヤフの壊滅を狙った米比合同軍事演習「バリカタン02―1」が開始され、特殊部隊をふくむ米軍六百六十人がこの作戦に加わっている。
この「米比合同軍事演習」は「演習」という体裁を取ってはいるものの実際には公然たる軍事作戦である。もともとアブサヤフは、米CIAの肝煎りでアフガニスタンの対ソ戦争に動員されたミンダナオ島のイスラム原理主義グループから形成されたものであった。CIAによって訓練され、サウジアラビア王政の資金によって支えられてきたアブサヤフは、この点でアルカイーダと同様の反動的性格を持っている。
しかも彼らはフィリピン国軍の上層部とも密接な関係を持っており、ミンダナオのムスリム人民(モロ)の自治・自決をめざす闘争をかく乱する誘拐・住民虐殺などの犯罪的テロを行ってきた組織なのである。「アブサヤフ壊滅」を口実としたアメリカの軍事介入は、MILF(モロ・イスラム解放戦線)を先頭とするモロ民衆の自治・自決に基づく和平のための交渉を一挙に解体し、その闘いを暴力的に弾圧するものにほかならない。
フィリピンでは、米軍を引き入れたアロヨ政権に対する抗議の闘いが始まっている。ミンダナオのモロ民衆を先頭とするフィリピンの闘いに連帯し、アメリカ帝国主義のグローバル戦争にストップをかけよう。
戦争屋の会談に反対しよう
ブッシュ政権は一月九日の「核配備見直し報告」の中で、核実験全面禁止条約(CTBT)の批准を拒否し、地下核実験の再開をも射程に入れた新たな核軍拡の姿勢を鮮明にしている。ABM(弾道弾迎撃ミサイル)制限条約からの一方的脱退、ミサイル防衛(MD)構想の推進、「削減」された核弾頭を将来に備えた「貯蔵」というアメリカ帝国主義の大軍拡は、前年度比二六〇億ドル、九%の増という冷戦終結後最大の増額となった02会計年度国防予算(一月十日成立)にも示されている。
二月十七日にこの戦争屋ブッシュが訪日する。ブッシュ訪日に抗議し、ブッシュ・小泉のグローバル戦争遂行に反対する行動(2月17日午後1時半、恵比寿公園予定)に全力で結集しよう。 (平井純一) |