かけはし重要記事

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山谷で越年越冬闘争                  かけはし2002.1.14号より

炊き出し、餅つき、パトロールと医療相談

排除に抗し対策拡充めざして

 十二月二十八日から年明けの一月四日の朝まで、山谷では越年越冬闘争が今年も闘われた。
 東京都城北福祉センター前の路上に二十四時間常駐し、朝夕の炊き出しを行い、新宿にも山谷から炊いた米を運び、上野でも炊き出しの配食を行った。夜はセンター横のスペースや路上にパレットを敷き、その上に布団を敷いて寝る。三里塚の野菜や、と場労組からの肉など、カンパの物資も積み上げられる。
 全国的な野宿者の増大の中で、支援の広がりとともに野宿者自身の運動も各地で力強く形成されている。東京でも山谷、新宿、渋谷、池袋に続いて、今秋、足立でも「足立野宿者支援の会さくら」が立ち上げられ、今回初めての越冬を行った。
 センター前を拠点として隅田川や上野、浅草などでパトロールを行い、三十日は隅田川、一日はなぎさ寮及びセンター前、二日は上野公園、三日は新宿で、それぞれ餅つきを行った。
 隅田川の餅つきでは同時に医療相談会も行った。これは昨年十二月十六日に隅田川で、山谷労働者福祉会館、山谷争議団、ほしのいえ、国境なき医師団、足立野宿者支援の会さくら、の各団体で構成される実行委員会が行った医療相談会に続いて二回目。
 簡単なテントを建て、血圧や体重の測定、尿検査のほか、医師による問診などが行われた。医療相談会は今後継続して取り組まれる予定。
 「さすらい姉妹」と「山谷の玉三郎」の路上芝居も越冬ではお馴染みとなった。今年の演目は「忠治旅日記」、三十一日のセンター前を皮切りに寿町、上野公園、新宿で公演を行った。
 東京都はこの時期、緊急一時保護施設として大田区にプレハブの宿泊施設なぎさ寮を設けているが、二千人の定員はほぼいっぱいに埋まってしまったようだ。
 この施設は山谷の日雇労働者を対象とする施設であるという建て前であるため、十二月の二十九日から三十一日までの三日間、台東リバーサイドスポーツセンターで行われる受付では、これまでも「どこに泊まっているか」などの質問によって選別するやりかたが行われてきたが、今年は「ドヤの名前を言え」「センターはどんな施設で、中はどうなっているか」などかなり意地の悪い質問が出され、かなり多くの仲間が入寮を断られ、閉め出された。
 次の国会では与党三党案の公共地からの排除をもりこんだ「ホームレス支援法案」が提出されようとしている。
 六月に開催されるワールドカップの開催なども口実に、各地の公園などからの野宿者排除の動きが強まることが予想される。排除に抗し、対策の拡大拡充を勝ち取る闘い強化しなければならない。野宿労働者の闘いに注目と支援を! (板)

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