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    かけはし2019年6月3日号

安倍・トランプ戦争会談許すな!


5.25

辺野古新基地建設させないぞ

5000人が国会包囲行動

沖縄の思いと結び安倍政権倒せ

 五月二五日、「真夏」のような太陽が照りつけ、午前中から気温が三〇℃を超えた東京の国会議事堂前で、「示そう 辺野古NO!の民意を」全国総行動が午後一時半から行われた。行動には五〇〇〇人の労働者、市民、学生が集まった。
 この日の集会は、何よりも沖縄県民の度重なる「辺野古新基地NO!」の意思表明(県知事選、県民投票、衆院補選など)に追い詰められながらも、あくまで強行姿勢で基地建設に突き進む安倍政権を倒し、憲法九条改悪を完膚なきまでに葬り去る人びとの意思を示すために準備された。
 オープニングは川口真由美さんの歌と、おなじみ菱山南帆子さんの元気いっぱいの歯切れのよいシュプレヒコール。
 松平真澄さん(ピースボート)の司会で始まった集会では、まず初めに野平晋作さん(「止めよう辺野古埋め立て」国会包囲実行委)の主催者あいさつに続いて、落合恵子さん(作家)が最初の発言。落合さんは「安倍首相は、辺野古新基地反対が圧勝した県民投票の結果を受けて、『沖縄には沖縄の民主主義があるかもしれないが本土にも本土の民主主義がある』、と居直った。これはある意味では正しい。堂々と安倍政権を私たちが打倒しよう」と呼びかけた。
 続いて、沖縄からの訴えをヘリ基地反対協共同代表の安次富浩さんが行った。安次富さんは、昨年の県知事選から始まる各市長選での勝利、県民投票の圧勝、そして衆院三区補選でのダメ押し的勝利を受けて、堂々と基地のない沖縄に向けて闘う決意を表明した。
 政党のあいさつは立憲民主党の石橋通宏参院議員、国民民主党の森裕子参院議員、日本共産党の小池晃参院議員、社会民主党の福島みずほ参院議員が行った。
 自治体議員からは東京都武蔵野市議の内山さと子さん、「市議会で、賛成一六、反対七で辺野古新基地建設を見直すと議決された」、と発言。公明党議員三人も「辺野古見直し」決議に賛成したという。学者・文化人の公開質問状について紹介した藤本泰成さん(戦争させない一〇〇〇人委員会)は、「自衛隊を災害対応部隊に編成替えしよう。この国を変えるのは主権者としての国民だ」と語った。
 第一部のまとめとして発言した高田健さん(憲法9条を壊すな実行委)は日本国憲法九五条(「一の地方公共団体のみに適用される特別法は、法律の定めるところにより、その地方公共団体の住民の投票においてその過半数の同意を得なければ、国会はこれを制定することはできない」)を紹介しつつ、その意味を強調した。

自衛隊先島配備
に怒りがつのる
集会の第二部は、A、B.Cと三つのエリアに分けて、違ったプログラムで進行した。正門前のAエリアでは、満田夏花さん(FoEジャパン)が、「一〇〇万種もの動植物が絶滅の危機に瀕している。サンゴの保護という国際約束に反して埋め立てを強行することは許されない」と訴えた。さらに辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会首都圏グループの若槻武行さん、官邸前で一人で抗議の意思表示をしている沖縄県出身の加藤朋子さん、「島ぐるみ会議と神奈川を結ぶ会」の高梨晃嘉さん、宮古島への自衛隊配備に抗議している宮古島出身の鈴木登美子さんが、それぞれの思いを発言した。
国会前では、最後に青信号を使って横断歩道を渡り、国会正門前で横断幕を広げ意思表示するパフォーマンスを繰り返し、沖縄とともに闘う意思を表明した。        (K)

5.25

トランプ・天皇会談に反対

韓国・アジアの民衆と共に
戦争国家への道を断て

 五月二五日午前一〇時から東京・新橋のニュー新ホールで、「トランプ来日・天皇会談反対! 沖縄に米軍・自衛隊基地はいらない! 戒厳体制の日常化NO! 沖縄・韓国の民衆と連帯して闘うぞ!5・25集会」が行われた。集会には八五人が集まった。
 実行委員会を代表して池田五律さんが、トランプ・安倍会談、安倍・トランプのゴルフと大相撲観戦、トランプ・天皇会談、そして横須賀訪問と空母型護衛艦「かが」への乗船という一連のスケジュールが、まさに「戦争会談」そのものであることを示している、と明らかにした。
 沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの大仲尊さんは「自衛隊や米軍基地の周辺がドローンによる撮影禁止区域となる状況は、事実上、自衛隊や米軍基地にテロが発生する可能性をつくり出す」として沖縄全体でドローンを飛ばすことができない事態を意味している。それは沖縄だけの問題ではない、と注意を喚起した。
 「おわりにしよう天皇制ネットワーク」の井上森さんは、「ナルヒト天皇制」に反対する最初の取り組みとして、天皇・トランプ会談に反対する取り組みを、翌二六日の新宿デモとして行うことを紹介。「新天皇が最初に迎える国賓は中国の習近平主席ではないか、という意向が当初はあったと聞いているが、やはり米国を差し置いて中国のトップと最初に顔見世するのはまずいということで、トランプとの会見が設定された」、との話を紹介。つまり徳仁が天皇になる前から「皇室外交」の骨格は決まっており、天皇として最初に「国賓」として迎えるのがトランプとの会談になった、と語った。
 井上さんは、世界中のどこでもトランプに反対する大規模なデモが起きているのに日本はなぜ? というツイートがいたるところから寄せられていることを紹介し、「トランプ―新天皇徳仁会談」に反対の意思を表明しよう」と呼びかけた。

一〇〇人のデモ
に外国人も合流
次に韓統連の代表が発言。彼は、南北、そして朝米の首脳会談で明らかにされた朝鮮半島の非核化とは、核兵器が朝鮮半島の南北から完全に撤去され、米国による朝鮮半島への核の脅威をなくすことであり、七〇年近くになる「休戦協定」を「平和協定」に転換していく必要がある、と説明した。
しかし先ほどのトランプ・金正恩会談では「北」の側の「先行的核廃棄」が持ち出され、段階的な相互の同時行動ではなく、トランプの側近であるポンペオ国務長官は、北朝鮮との緊張緩和それ自体に反対している、と批判した。彼は米朝ハノイ会談以後の停滞はアメリカに責任があり、「非核ワン・コリア」の実現に向けて奮闘しよう、と呼びかけた。
続いて「安倍を倒せ・反戦実」、破防法・組対法に反対する共同行動、立川自衛隊監視テント村、ジグザグ会などからの発言、大阪で開催されるG20に反対する行動の呼びかけが行われ、アメリカ、フィリピンからのトランプ・安倍会談に反対するアピールが紹介された。
新橋駅SL広場から日比谷公園までのデモでは、外国人の飛び入り参加もあり、集会参加者より多い一〇〇人のデモとなった。        (K)


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